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ブルー・ライト 新宿
全員集合.jpg


夜半にJR新宿駅南口前をご通行の皆さま、お勤め帰りのお疲れのところ、毎週駅前でドンチキ騒いでご迷惑をお掛けしまして申し訳ございません。

タエ姐と2ショット.jpg
前々回の路上演奏から急接近して応援くださっている タエ姐さん(右)

若者たちが連日爽やかな音楽を奏でる区域にて、それに逆らうかの泥臭いブルースを聴かせる我々親爺組にご興味を抱いてくださったそのご婦人にお話を伺うと、既に他界された彼女のお父上は元プロのドラマー。で現在の彼氏はロックベーシストだそうで、本寸法の筋金入り音楽漬けの姐さんです。

我々に…と言うより、ブルースマン Mr.テキサスのギターと唄声に魅了されたタエ姐さん、今やすっかりメンバー同様レギュラー参加となり、またバンド友達も多く路上演奏活動には精通していらっしゃるが為に、力強い援護をしてくださいます。


昨夜も、ご持参のタンバリンと可愛らしい太鼓でブルース演奏に加わってくださり、踊りながらも聴衆管理係を引き受けてくださったりと。
仕事の疲れで今回急遽不参加となったカホン奏者 ドラマーF氏の穴埋めを充分に担って頂きました。

テキ&タエ.jpg
サングラスと赤パンツがトレードマークのMr.テキサス(右)とタエ姐さん


ドカドカドンチャンやらかして、ふと気付けば午前0時も回って、本日のステージ終演。

主役のMr.テキサスは、荷物を片付け終電目指して慌ただしく駅へと向かいます。
タエ姐さんと私は、飲み食い散らかした空き缶やお菓子の袋をきちんとまとめて、それを捨てに近くのコンビニへと。

ついでに二人ともそこでお手洗いを拝借。
…なんてことやってるうちに、私は迂闊にも既に西武新宿線の終電を確実に逃してしまいました。

さて…。
タクシーで帰還に及ぶ程の豪傑でも私はありません。


「それじゃ…朝まで居酒屋コースならお付き合いするわよ。
ホテルはイヤよ~ん!」
なんて生粋のロッケンローラー姐御との、背徳の一夜が始まります。

新宿東口近辺には、24時間営業の居酒屋はあちこちにあります。
その一軒へと。

いつもならば、長時間の鑑賞にはとても耐え難い面相のオッサン同士での始発まで時間潰し居酒屋耐久惰性滞在でありますが、ご婦人とのシッポリひと晩であれば大いに歓迎です。

居酒屋の個室席に落ち着き、改めて乾杯。
タエ姐さんとお目に掛かるのは今回で確か三回目。それも夜空の下のみの交際でした。

“テキちゃん、Fちゃん、ザマ~見れ!
俺はタエ姐と青春しちまってるぜBaby!Oh Yeah~!”

と、胸の内でブルージーに唄い、密かに勝ち誇ります。

無論、私の卑小なロッケンローラー魂では、ここまでが精一杯。
不衛生なオ○ニーから金玉を腫らせるまでに至った例の好色爺でもあるまいし、今更ご婦人を口説いて淫猥なる快楽を求めようなどとは全く考えません。本当です。


しかし始発までの時間潰し…の筈が、何故かあれやこれやと会話は盛り上がり、いつの間にやら下界はすっかり早朝も過ぎた朝の時刻。
こんな時間帯で居酒屋に次々と客数も増えて繁盛するのですから、都会の街は不思議なものです。

新宿駅東口JR入り口まで彼女を見送り、また次週の路上活動での再会を約束して別れます。

ベースにアンプと、クソ重い荷物を引き摺ってヘトヘトになっての生還。
こうして懲りずに不埒な生活を続けております。


音楽同好仲間及び浮かばれない漫画家連中には、
「路上ライブでよォ、寄ってきたナオンが俺っちにゾッコンときちまってよォ。しょうがねぇから、それから新宿でひと晩シケ込んじまったぜっ、ヘヘヘッ…。
あ~?それ以上ヤボは聞くなよな!ガキじゃねぇんだからよォ…」

と適当に息巻いておくとします。
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晩秋T先生祭
数々の想像を絶する卑猥な戦歴をお持ちの本格エロ漫画家 T先生。

そのT先生から先日お誘いを賜り、毎年恒例の出版業界パーティーに顔を出してきました。


淫王T先生.jpg

「笑う紙の会」。
日に日に肌寒さを覚えゆく昨夜、新宿の某会場にての立食による宴でありました。


初めてこの会に参加すると我々にお声を掛けてくださったのは、フリーライターのM女史。

早速T先生は下腹部の血流を活性させて、彼女に穏やかに語り始めます。

語るT先生.jpg

そこは喧騒のパーティー会場。
飲み食いに専念し、先生のお話もなかなか聞き取れませんでしたが、断片的に耳に入る言葉は…、案の定いつもの通りでした。

「そやねん、そのワシの愛人はそれまでほんの数分の挿入しか知らなかったんやがな…」

先生は初対面のご婦人相手に、また例の逸話を始めております。

この何年もの間…先生の “愛人日記 九日間風呂に入らせない身体での凌辱性行為一代記” を何度拝聴したことでありましょう。

私はあまり関わり合いになりたくもなかったので、先生のテーブルからは身を引いてビールをグイグイ流し込みカレーライスに取り組みます。

「えぇ~!?
そんなに長く入れてられたら…どうにかなっちゃいませんかぁ~?」

「グワハハハッ…、そこはワシの腕の見せどころやねん!
たまに抜いてはオーラルで責めてやな…昼から夕方まで目一杯…」

背中ごしにも先生の低音声が嫌でも時折耳に入ってしまいます。
一体どこまで性行為のことばかり考えていらっしゃるのでしょうか、この先生は…。


T先生とライター女史.jpg


その後、我々が連れションに臨むトイレにて、M女史がちょうどレディースルームからお出になるところと重なり、私がほんのサービスタイムとして先生の放尿姿を彼女に披露してから、M女史は一切こちらには近寄ってはいらっしゃいませんでした。
余談ながらこれは実話です。



敢えてお名前を伏字には致しません。
かねてより敬愛する漫画家の岩田和久先生。
先生のその巧みな描写力には、三流絵師たる私はただただ圧倒され畏敬の念を惜しみません。
岩田先生の手腕こそ、まさにキング・オブ・アーティスト。

今まで幾度か、漫画家衆の宴にてその岩田先生のお姿を拝してはおりましたが、今回フランクに会話をさせて頂いたことが私にとって何より光栄なひと時でありました。

岩田先生&T先生.jpg
両巨匠、尊敬する岩田先生(左)と、尊敬していたT先生


「立食は却って腹減んねんなぁー!
…いや、それより今のワシの欲するのは女や!オナゴやオナゴ!
ワシ、オナゴのいる店に行きたいねん!!ガウッ…ガウゥッ…!!」

結局その夜はT先生のお相手をするしかない…と現状を受け入れ腹を括った私。
しつこくガボガボ呑んでは甘味まで平らげ居座ったパーティー会場を後にして、先生と共にタクシーにて練馬の繁華街へと向かいます。

先生とは長年の馴染みのホステス M嬢お勤めのスナック 花○○へと。

ここでもT先生の勢いは留まりません。
ホステスに囲まれた先生は、アルコールもだいぶ進み、猥談を繰り広げるだけでは治まらず今にも陰茎を露出させて暴れ回らんかの騒ぎです。

先生とは初対面のホステス嬢は、練馬で噂の淫獣大王との遭遇に内心驚愕の面持ちながら、それでも不思議と女性を惹きつける先生の話術でしょうか、赤裸々な話題にも職務熱心なのか興味深げに応えます。

「グワハハハッ、あの時は参ったねん!
何しろ左の金玉から太腿まで腫れ上がってもうてやな、痛ぅて痛ぅて歩けなくなってもたね~ん!!」

「えぇ~!?
それって…お一人で…その、やってらしたんですよね?
どんな風にやったんですかぁ?」

その質問に、先生は待ってましたとばかりに生唾を飲んで舌なめずりをします。

「それはな、ワシのオ○ニーは凄いんやで!
あれはな……」

先生は濁った目を爛々と輝かせては例の “自慰行為左金玉バイ菌事件” の詳細を、妙齢のご婦人衆相手に喜々として語ろうとします。
常に変態性欲を溢れさせる先生としては、これこそ極上の瞬間でありましょう。

しかし、私にも正義感はあります。

「まっ、待てっ!待ちなさい君たち!聞くんじゃない!
その話はそこまでっ!これ以上掘り下げてこんな男の不潔な話を聞いてしまったら、ショックで一生トラウマになるぞっ!
やめやめッ、やめぇッ!!
オイいい加減にしろっ、エロジジィ!」

T先生の漫画家としてのご活躍には到底及ばぬ不肖の後輩ではありますが、それ以前に一人の常識人として、私はそこで先生の世にも穢れた悍ましい話題を強引に中断させた次第であります。

“こんなオ○ニーをしたら、尿道からバイ菌が入って金玉が腫れて歩けなくなる”
その様な通常の生活上絶対に有り得ない医学知識と禍々しい情報を、一体何処の誰が求め役立てるでありましょう!?
これは人として正しい選択であったと、自負しております。


花樹林にて.jpg



酔い心地好くスナックを去り、最後にシメの腹ごしらえ。
居酒屋にてクールダウンです。

庄やでシメ.jpg
暴れ回った挙句 漸く落ち着いた先生


それにしても深夜にまたコッテリ食うわ食うわ、オッサン二人。

庄やの料理.jpg
この通り、焼きそばにモツ煮込み,牛タン,チャーハン!

綺麗に腹に収めては、賑わう街中で遠慮会釈なしに豪快な放屁を連発するT先生。

「やっぱ(ブゥ~)人と会って語らい遊ぶのは(ブゥゥ~)良ぇなぁ~!
Mちゃんとも久々(ブリリッ)に会ぅたんやが、元気そう(ブボォッ)で良かったねん!
ほなミツマロ君、年内には皆で集ま(ブブゥゥ~~ッ)ろやないか!」

「ゴホッ、ゲホッ、ゴフッ……
は、はい先生…。お気をつけて。
おやすみなさい」
満足げにタクシーで去る先生を見送ります。


こうして、覚悟の上とは言えどT先生とのとんだ一夜でありました。
浮世の義理,また先輩作家へのご奉公ながら毎度先生の生命力旺盛なお姿には辟易しつつ、心底感服致します。人としてはさておき、その点だけは先生のバイタリティーを見習いたいものです。

本日は折角の晴天なれど、一切の活動を中止にしておとなしく自室で静養に徹すると致します。
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君よ路上の河を渉れ
木曜夜、またもや路上演奏に挑み、ベースを背負い電池式アンプを引いて新宿へと。

数寄者仲間と合流し、かっぱえびせんを摘んでカルピスを飲んだら仲好く演奏発表会を…なんて小学生のお誕生日会みたいな真似で哀愁のブルースはできません。
怪しい髭面のオジサンたちが揃えば、当然 景気付けにはビールです。

その夜ふと思い立ち音楽仲間を案内した居酒屋は、お馴染み「大小原」。
大将にはブルース衆面々を紹介し、彼等には大将を紹介。

大小原ブルース.jpg

音楽にも一家言をお持ちの大小原大将、座敷席でビールを注入してウォーミングアップを計る我々に早々食いついてきます。

濃~いブルースマン Mr.テキサスと濃~い大小原大将、お互いにかつては寿司屋勤務だったとの共通項もあり、意気投合。


大将からはグレープフルーツ山盛りの餞別を有り難く頂戴し、燃料投入も程々に、それぞれの楽器を担いで、いざ新宿駅南口へと。

路上トリオ.jpg

さぁ、ブルースナイトの開幕です。

何と、歩いて結構な距離だと思いますが、暫くしてわざわざちょっと見学に来てくれた大小原大将。
せっかくなので記念撮影。

南口大将.jpg
左よりMr.テキサス,Mr.大小原大将,カホン担当ドラマーF氏

ベース大将南口.jpg
左より私,大将,F氏


この夜は、会社帰りに一杯呑ってきた風情のお父さんお二人が長々と居座って聴いてくださり、そこに平成育ちの若者も加わり、面白いもので誰かが数人立ち止まって聴いてると次々とオーディエンスが…。

それは何も私の暑苦しい風貌と鈍臭いベースプレイが魅力的な訳では勿論なく、Mr.テキサスの巧みなスライドギター&ヴォーカルによる圧倒的な存在感と彼の人々を惹きつけるオーラの賜物でありましょう。

そしてまた、お巡りさんからの警告数回。
オッサン&お兄ちゃん連中が、喧騒の駅前で和気藹々と過ごしているのですから、そこは少しは大目に見て頂ける…時もあるみたいです。

哀しいことにこの夜は我々含め全てお父さんと息子たちの父兄参観大会。
男臭過ぎて怖いのか、終始ご婦人は近寄ってはくれませんでした。


ふと立ち寄ってくれた若者、後から聞いたら彼はプロのカメラマンだそうで、見るからに立派そうなビデオカメラを構えて演奏中の我々にそれを向けておりました。
「画になるバンドの人達なので撮らせてもらいました」

ってさ!聞いた?ちょっと奥さん! “画になる” だってさ!
その場で彼のPCを開いて今撮った動画を再生してもらうと、成程、流石はプロのカメラワークで、カッコイイんだからっ!

その奇跡のプロモーションビデオは近々YouTubeにアップされるかもしれませんが、当HPでは主旨が異なるのでお伝えしません。


盛り上がり記念.jpg



翌日。昨夜もまた新宿にて、馴染みの編集者二人と久しぶりに顔を合わせて一杯。
S氏とG氏のベテラン編集者です。

今夜はこのお二方とで、二軒目にまたもや大小原へと。

大将の振る舞いで、マムシエキス酒!?
何だか強烈なのをご馳走に。

まむし酒.jpg

いやホントこりゃ激烈!

「これ一杯呑んだら当分は大変よ!夜はもう…!」
との、大将の触れ込み。

何が大変なんだか…最早私にはどうでも宜しい効能ですが、さてこの方はマムシエキスでどうなったのやら…。

まむし酒とG氏.jpg


精力&勢力共に人並外れ旺盛なG氏、編集業で蓄えた莫大な私財を活用し、近い将来には東京の人気ある一等地に趣味と実益を兼ねたマニアックなバー『○ーダ Bar』オープン予定!
この夜、大小原にて後半の話題はもっぱら『○ーダ Bar』プロジェクトで、上手く話に乗っかり甘い汁を吸おうと、辛口ヘビ酒の影響か赤い舌をチロチロ出し入れしてはネチっこく好き勝手に策略するS氏と私。

G氏のライフワークたる専門守備範囲、“落語・甘味・ウイスキー” 並びにS氏担当 “将棋” 部門を網羅したマニアの為のマニアの店、K坂にて近年開店!現在物件探し中。乞うご期待!


数年前に我々を震撼させた、晩節汚して消えたAV監督 オッペケペ浅太郎の、大失敗に終わった鶯谷インチキデリヘル店開業顛末記とは、根底から雲泥の差のある、堅実堅牢なG氏の『○ーダ Bar』開店プロジェクト。

いつになるかわかりませんが、開店から一ヶ月の期間「ミツマロのHP見た」と、バーテンの私に言ってくだされば、開店記念としてドリンク1杯 or どら焼き1個 オーナーに内緒でサービス致します。
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あゝ路上
いけません。
人生、このままではいけません。


私も、遥か昔…漫画界に身を投じる以前の二十歳頃までは、まだ日々様々な変化や成長があり、夢と頭髪にも恵まれ、この先の我が人生に多大なる期待を抱いておりました。

それがどうでしょう。
夢多きあの頃から幾星霜…。
身も心も砕かれ幸薄く世から蔑まれ、今や不貞腐れた小汚い独り身の老体に他なりません。


そこで、自己の存在を今こそ確認すべく、また新たなる自身の発見を臨み、路上ライブ敢行です。

LUMINE2.jpg


新宿南口の名物ブルースマン、Mr.テキサスの演奏サポートを名乗り出た私は、知人のドラマーF氏をも誘い入れての、路上ライブ初体験に挑んだ次第です。

この為に私は電池駆動のベースアンプを、そしてF氏は初めて扱うカホンを購入しての参戦。
昨夜のこと、新宿で合流した我々オヤジ組。
まずは景気付けに居酒屋で軽く一杯引っ掛けます。
軽く…と言ってまたいつの間にやらヘベレケになるまでアルコールを浴びてしまっては、今回ばかりは話になりません。クソ重い荷物を腰痛覚悟で運んできた意味がありません。

程よく酩酊気分になったところで、更にコンビニで缶ビールを買い込み、今宵のステージ、新宿駅南口前のガード脇一角を陣取ります。


Mr.テキサスから概略は伺っておりましたが、お話の通りで早々にその “敵” は我々に目をつけ絡んで参りました。

そう、お巡りさんです。

「コラコラ、君たち、わかってるよね?ここでの禁止事項は」

たとえ人様から怪しまれようと職種を訝られようと婦女子から煙たがられようと、清廉潔白に日本の法律に従って慎ましく生きてきた私であります。
それが人生後半に来て、まさか警察のご厄介になろうとは思いもよりませんでしたが、しかしここで怯んではいられません。
こう見えても、反逆のロッケンローラー人生を歩んできた荒くれ者です。

向こうでもお巡りさんが、熱唱するご婦人を咎めております。
あっちでも、フォークギター一本をお供に涙ぐんで歌っていたお兄さんが国家権力から注意を受けて止められています。

こっちもまたしょうもないバンド連中が悪びれもせずおっ始めやがって…と近寄って来た若い警官、我々を間近にすると「ありゃ?結構なオッサンたちでやんの!」とお感じになったことと思われます。

「とにかくね、ここで変な騒ぎは始めないって誓約書にね、代表者はここに住所を書いて署名して」
と威圧的に来る警官に、
「それ、拒否したらどうなんの?書かなきゃいけない訳じゃないよね?」
なんて、ドラマーF氏は警察官相手に軽く否します。さすが年配者は伊達に苦労を積んではいません。
「ま、まぁね…その…、いいから早く片付けて帰るようにねっ」
そう言い残すと若い警官は去って行きました。

「フンッ、口ほどでもねぇ小僧だ!」
警官の姿が見えなくなるや急に強気になる私。これが、権力には逆らえぬ荒くれ者の本領です。

たしかに、マイクや楽器セットさえ傍らに従えてなければ、我々は路上で哀愁漂わせ缶ビール片手に酒盛りしてる気ままなオッサンたちにしか見えません。その点が、若い連中には決して出せない深い味と申せましょう。

何も私は酔った勢いから鬱憤解消にとこの場で下半身を丸出しにして踊り回り、都会の夜を澄まして闊歩する妙齢のご婦人衆に陰部を振り回し襲いかかって新聞沙汰になる予定など微塵もないのです。
ただ、喧騒の駅前で拙い道楽を披露するだけなのです。
善良なカタギ衆にご迷惑とあらば、すぐにでも詫びて立ち去りましょう。


お巡りさんの洗礼も受け、しばしおとなしく過ごし頃合いを見計らったら、さぁ開演です!

ラザー&ボス.jpg
カホン担当F氏(右)と私


熟れたMr.テキサスのスライドギターと熱いヴォーカルに合わせ、リズム隊もブルースを奏でます。う~ん、bluesy!

なんてね。
こんなのは初体験で、不思議な気分です。
何しろそこは都会の夜の賑わう駅前、それも台風や大雪の時によくテレビに出てくるお馴染みの東京を象徴する現場なのですから。
せいぜい通りがかりに注目する人がいても、あのオッチャン下手なベース弾いとんで、くらいのもんでしょうが…。

それでも狭いスタジオを借りて仲間内でチマチマ練習するのとは大違い。
寄ってくるのは宿敵たるお巡りさんだけの筈はありません。
日本への観光旅行中との外国人が親しげにやって来たり…

外国人と記念撮影.jpg
私だけ不器用に仏頂面なのはたまたま


飛入外人.jpg

またもや外人の青年が話し掛けて来て、Mr.テキサス愛用の昭和GS全盛時代製造と思しきレアな骨董ギターを手にして弾き始めたりと。

さすが路上ミュージシャンの人気者。早くも海の向こう出身の彼を友達にして、アドレス交換なんぞしています。
スマホの画像でハリウッド女優みたいなカノジョを見せびらかしやがったこの異国青年、今度自前のストラト持参で遊びに来るなんて約束も。

こうして路上活動は、色々なハプニングの連続です。
他にも、訊けばライブ帰りとのベース背負ったベロンベロン状態の兄ちゃんが寄り付いて、演奏に乗ってしっかり歌って踊ってくれたり。

何の物好きか、肝試し自慢か?…若いお嬢さんが演奏中の私の傍に寄ってきて、友達にベースを抱えた私との記念撮影をさせたりと、人生経験初の意外な思いができて、妙な昂揚感を得た次第であります。

無論、大半の人々は普段の私自身がそうであるように、街中でガチャガチャやってる連中がいれば、「うっせーな、馬鹿垂れ共が…」と目を背けて足早に通り過ぎるだけですが。


さて、我々揃って余りの刺激的なひと時にすっかり時を忘れ、気がつけば終電時間オーバー!
いっそ夜通し!?…なんて不埒な勢いながらも、そりゃ人通りも少なくなったしそろそろガソリン切れだと、とりあえず大荷物を片してその場を去り、また居酒屋へと。
眠らない街 新宿となると、24時間営業の安酒場が点在していて、そこは困りません。

朝まで居酒屋.jpg
左より私,F氏,ブルースマン Mr.テキサス


…で、結局ガソリン注入過多でそのまま演奏復帰不可能。
今後の路上活動を熱く語り、朝まで談笑しての時間潰しコース。
この夜のライブ収益金、合計1,685円。有り難く居酒屋代に活用させて頂きました。
大金千円札を惜しげもなく集金箱に入れてくださったのは、一体どなただったのか…?
遠目で聴いてくださっていた地味な服装の綺麗なお姐さんだったのか…、異国からの観光客だったのか?
五百円玉だって、立派な大盤振る舞いだよね。感謝の気持ちで一杯であります。

また次週、このメンバーで木曜夜の再会を約束し、早朝清く別れヘトヘトで帰還。今度からは終電までに帰るかんねっ!


夜の新宿駅南口前で、泥臭いブルースに興じるオヤジ組がお目に留まりましたら、そこでボロいベースを弾いているのが私です。
くれぐれも、物を投げたり酔って絡んだりしないでください。
お巡りさんに言いつけます。
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初秋の憂鬱
スカーフ.jpg
発掘された出前嬢の置き忘れ品



連日の猛暑が嘘のように去り 時に肌寒くもなり、ふと外出するに際して「たしかこの奥のどっかにある筈…」と目当ての長袖シャツを捜索。
当家の魔境地帯 衣装棚内部に山積みにされたままの衣類を、無雑作に引っ張り出してしまい、床一面を大量の服だらけにしてしまった始末。
さすがにまたそのまま滅茶苦茶に押し込むのも忍びなく、しかたなく久々にしっかり衣替え作業に挑もうと思い立っております。

衣類の山から用途不明の妙な衣が出てきた…と記憶を辿ってみれば、それはコスプレ衣装、セーラー服セットの断片でした。

私も叩けばホコリの出る体です。


世の役に立ちもせず、可もなく不可もなく好き勝手に生息しております。

性懲りもない趣味活動のバンド練習を明日に控え、曲の復習を…と夜半に楽器を手にしているところ、我がアイフォンのLINE機能での着信。
それは練馬のシングルマザーホステス嬢、M姐さんからでした。
勿論既に気分好くお酔いのご様子で…。
「何となく掛けちゃったぁ~!何してたんですかぁ~?
今誰といると思う?ウフフ…」

アンニュイな雰囲気漂う “練馬のメーテル” M姐御を、この時刻にお相手しているのは、それは親分Kちゃんに他なりません。

たまには急なお誘いにも応えなければ…と、ここは浮世の義理を優先させ急遽外出に及び、夜道を愛車で飛ばして一路練馬の繁華街へと。

親分より出動令を下された現場は、小洒落た洋食屋さんでありました。
洋食と言っても、イタリアンだか何だか、日本国内から脱けた経験のない私にはよくわかりません。

レッドにて.jpg


ここのマスター夫婦は、親分Kちゃんとは長年の交友関係。
お喋り好きのマスターも終始同席させてのプチ宴を開催させてしまうのですから、親分の人望たるや大したものです。
清く賑やかなひと時でありました。


翌日は、秋葉原方面、末広町駅前まで重い荷物を抱えて足を運び、トリオでのバンド練習。

それからその足で夕刻は池袋へと。
その宵ちょっと食事でも…とのお誘いで向かった先は、だだっ広く賑わったファミレス。

奥から私に手を振り待ち受けていたのは、当HP制作&管理者である お馴染みデザイナーT氏。
…と、何と隣に同席しているのは、彼の愛娘!
T氏ご友人バンドの、親娘揃ってのライヴ鑑賞帰りだそうです。

つまり、T親娘との食事会でありました。
お嬢様とお目に掛かるのは実に何年ぶりでしょう。
ピーピー騒いでピョンピョン跳ねてたお子様が、思春期の淑やかな今時娘に健やかに成長しているのですから、実に感慨無量なものです。

私ひとり生ビールを失敬して、居心地悪く話題と言葉を選びに選んでギコチなく談笑します。

T親娘と.jpg
私はビール、お父さんはソフトドリンク

そりゃT親娘の記念撮影なんぞ、とてもご紹介できません。
この穢れた不埒なブログはTデザイン管理であるかもしれませんが、T家ご家族まで巻き込んでは倫理に反します。


何を隠しましょう、かつては、女の子の双子もしくは姉妹の父親になる…何となくそんな願望からむしろ予感までしていた私ですが、成れの果てはご存知の通り、結果は大ハズレ。このザマです。
姉妹の命名にまでも至り、行く末ひとりはグラビアアイドル、もうひとりは若くして大御曹子の玉の輿に乗ってのセレブ若妻!…と娘の進路まで考えていたものが、とんだ妄想も甚だしく、父親になるどころか、それ以前に伴侶にすら縁のないままに、自らの進路が危うい有様の私です。

日頃は、しょーもねー怪しいドクロ親爺めが!…なんて密かに罵っていたT氏に羨望の眼差しを向け、ご令嬢には “優しいミツマロおじちゃん” を無事に演じ切って、睦まじいT親娘と改札口で別れます。

総重量8㎏にもなるベースケースを背に、身も心もヘトヘトになって帰宅。


人生、こんな筈じゃあなかった…
なんて、今更嘆くのも馬鹿らしい昨今です。

あ~あ~。もういいや。
金魚とハムスターを慈しみ、浮かばれなくも画業に身を捧げつつ…衣替えに勤しむと致します。

散乱衣類.jpg
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