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気まぐれ日記
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スイート・ホーム・ネリマ
クリスマスと掛けましてぇ~…

2010 X’mas.jpg


ちんちんの皮、と解く。

その心はぁ~!

大人になったら邪魔なだけ…。


結構真面目に働いておりました。
年内〆切の仕事を無事に遂行させ、翌日は溜まった疲れが出て半日睡眠。そして昨日は、池袋にてお道楽のバンド活動。

ドラマーY子姐さん,ギタリスト青年二人と一緒に、ブルース・ブラザーズの「スイート・ホーム・シカゴ」の真似事を中心に、3時間のスタジオ遊戯をば。
私の拙い腕前はさておき、かつては人前での演奏を生業としていたとの凄腕ギター、Y氏のお陰で立派にバンドらしい合奏稽古でありました。


アフタースタジオは恒例の居酒屋に落ち着くも、案の定の忘年会真っ盛りにて、時間制限2時間。

清く音楽談義に、こだわりの楽器談話、そして男性陣相手に日々暴走するY子姐さんの下ネタでスタジオ内より盛り上がり、バンドの部はお開き。


彼等と別れ、年内に呑みましょうと約束を交していた練馬繁華街のボス、Kちゃんに電話をしたら、奇しくも彼も今ちょうど池袋から練馬に帰還するところとの事。
駅傍でKちゃんと合流し、まずは共に練馬へと到着すると、ホームで出くわしたのは、練馬の今はなきスナック“W”の元ホステス嬢でありました。

さすがは練馬のボスKちゃん。顔が恐いだけではなく広いので、偶然の再会を機に、彼女がこれからヘルプで出勤すると言う練馬の次の駅、中村橋のスナックへと中年男二人、ワンワンッと尻尾を振って彼女について行ったのでありました。

改めて酒席に落ち着き、既にアルコールが脳内を心地好く刺激していた私は調子に乗って、まだ未婚のKちゃんと、三十路前半,熟れ頃未婚のホステスN嬢の余りの偶然の再会をネタに焼酎の盃を進め、「キミたちの運命の赤い糸が俺には見える!付き合っちゃえよキミたち!」に始まり、無責任に二人の仲を取り持ちデートの約束をさせ、「結婚しちまえ!子作りに励んで少子化食い止めろ!食い止めちまえ!一杯作れ畜生!憎いね憎いねこのォ~!」等と、無節操に煽り立てる始末。

すると意外にも私の幇間が功を奏したのか、二人とも満更でもない雰囲気になってしまい、次第に私の酒はマズくなる一方でありました。


それからKちゃんと練馬に戻り、毎度のスナック「ぶんぶん」へと。

深い仲になったご婦人には強制的に十日間お風呂に入らせない体に熟成させて、その肉体を隅々まで味わうのがご性癖でいらっしゃるエロ漫画界の重鎮、生憎先輩作家である魔のT先生をもお呼びして、老練ママ相手に更にバーボンソーダで酩酊したのでありました。

決してシラフでは聞くに堪えない、T先生ご自身の勃起伝説を有り難く我慢して拝聴させて頂き、最後には先生と、もうベロベロ状態でラーメン屋へと。

スナック帰りのオヤジ定番メニュー、「ラーメン,餃子,ビール1本」と注文して、クールダウン。
十日間風呂に入らせない女性の酸い肉体がお好みのT先生は毎度ながら、握りこぶし大ものとてつもなく大量の擦りおろしニンニクをチャーシューメン上にトッピングし、恐らくはキャバクラでのお勤め帰りとおぼしき前の席の三名の若い女性衆に聞こえよがしに、「これで明日は物凄いえぇ~香りのウ○コが出るねん!グワハハハッ…」と仰りつつ、豪快にラーメン風味のニンニクを美味しそうに召し上がっておりました。

いつもながらもT先生の精力的なお姿には感服し、不肖の弟子として何某かのパワーを授かった気分であります。


そんな訳でして、昨日は夕方から呑んで、呑み続けての朝帰り。

二日酔ダウン.jpg

だもんで今日はもう半日以上このザマ。寝ながらポカリスエット飲んで、倒れておりました。
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熟デート in 川越
思えば長年、架空の“人妻,熟女”を描き生計を立てている私ではありますが、実際に実在の熟したお姐さまと、官能漫画になる様な淫靡なる関係に陥ったことなどございません。エロ漫画家の実態なんて、そんなものです。

そんな未熟者の私とて、たまには熟したご婦人と、ささやかなるランデブーを楽しむ機会もありましたので、これはこの戯れ言日記でご報告しない訳には参りません。

お相手のご婦人は誰ありましょう、バンド仲間のファンク姐さん、ドラマーY子さんです。

無論、大人同士の節度ある潔白なる清いデート…に、なりましたでしょうか。
果たしてその顛末や如何に!?


川越の塔.jpg


川越が、Y子姐さんのホームタウン。
その川越には、私も以前に何度か行ったことはあるのですが、それは西武新宿線本川越駅から東武東上線川越駅間の商店街を往復しただけでありました。
「小江戸川越」たる蔵の町並みを、私は以前から探訪したいと思っておりましたので、今回たまたま、川越セレブY子姐さんのご案内を賜り、川越デートの実現と相成ったのでありました。

晴天の昨日、川越商店街の老舗の手作り桶屋前にて、Y子さんと待ち合わせ。
彼女のエスコートで歩き進んで、私同様日帰り観光客で賑わう、蔵の町を散策。
なるほど、確かに日本情緒溢れる旧家が建ち並び、見応えのある景色でありました。


川越町並み.jpg


目の前の車通りが些か残念ではありますが、それがなければ昔々訪れた、長野県の妻籠(つまご)や馬籠(まごめ)の、宿が並ぶ中山道の町並みを思い出し、ひと時の小旅行気分であります。

陶磁器,漆器屋さんと隣接する小洒落た喫茶店で、似合わぬおしるこなどを優雅に頂き、土産の品も購入し、早くも冬の陽は翳ったので、「そんじゃーまたね~!」

…で、許される筈もありません。私は申すまでもなく、彼女も呑むクチです。
いいのか川越おっ母さん!?
いいなら、軽く行きましょう、と居酒屋へ。

何しろ我々は、酸いも甘いも噛み分けた大人の男女です。
酔いに任せて話題が下方向に移ろうとも、決して取り乱したりは致しません。
極めて高尚な下ネタです。

例によって、酩酊の果てに記憶が定かではありませんが…
「やっぱりオッパイが好きなんでしょ!?」
「ああ好きだね!脚が好き、って言っても、それはあくまでも“オッパイが綺麗な女の脚”が好きなんだいッ!ベラボーめ!!お尻が好き、って言っても、あくまでも“オッパイが綺麗な女の尻”が好きなんでぇいッ!!うぅ~~、ガウガウッ!ガウッ!!」

熟女酒席.jpg

と…この通り、そこらの洟垂れ小僧どもには決して語れぬ様な、感慨深い問答です。


そんなホロ酔い気分のまま、すんなり帰りゃ私もスマートなものを、制動が利かないのが酔っ払いの浅ましさ。
お茶でも飲んで頭を冷やして帰るつもりが、何故か調子に乗って、商店街沿いのカラオケボックスへと突入。
私の十八番「唐獅子牡丹」に「一番星ブルース」,「ひょっこりひょうたん島」と、Y子姐さんに渋い喉を聞かせてしまったのでありました。


久々に歌いまくって騒ぎまくって発散してサッパリして、本川越駅に行くと…、ありゃりゃ…!?
えぇ~~~ッ!?
とっくに終電行ってやんの!!

わははっ!
凍死もせずに、よくぞ帰還できたもので…、相も変わらずオバカな呑兵衛ライフであります。


だから仕事しますってば、今晩から!
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多忙前にオッペケペ~!
「ブログ見てますよっ」…などと、編集者諸氏から直々に仰って頂くのは大変有り難き光栄でありますが、心持ち口吻に嘲笑の意を表し私を蔑む様に感じるのは、思い過ごしでありましょうか…。


この不況のご時世、こんな不埒な私でも、幸いにして仕事は途切れず、年末進行へ向けての嵐の様な原稿作業を控えたところであります。
その前にストレス発散…と、ここ数日は財布の紐も緩く、遊び尽くしの呑み尽くしでありました。

だからと申しまして、敢えてご報告致すような新項目やドラマチックな出来事も破廉恥な体験談もなく、相も変わらずの陳腐な話題でありますが…。


昨日はまたベース担いで、えっちら池袋のスタジオへと。
ドラマーY子姐さん,ギターNクンに、もう一人は初対面のギタリストY氏と、バンドごっこお遊戯。

それが、やたらに巧いんだY氏のギター!
それもその筈、現在四十歳前の年齢の彼、若い頃にはしっかりギター演奏で“メシを食って”いた経歴の持ち主とな!
そりゃあ人に聴かせる,見せるだけの力量の持ち主で、こちとらスタジオお遊戯組の我々は正にタジタジとなるばかりで、私より相当若いY氏に、すっかり先導されての演奏練習会でありました。

Y氏inマザー.jpg

可愛いギター持参で流暢な音を奏でるY氏と、右方の奇抜なヘッドデザインのギターはNクン。


アフタースタジオは、恒例の居酒屋へ。
しかし酒を嗜みながら、クソ真面目にコード進行だのアドリブだのペンタトニックがどうしたの長3度と短3度だ裏コードだ、ドミナントだサブドミナントだかドッペルゲンガーだかゾ~ンブロゾォ~だか…よく判らない話では、酔い心地も今一つ。

やはりここは健全な男の子らしく、オッパイだのうんこだのちんちんだの金玉の裏だのと自然な姿勢で語らねば気が済まず、練馬に帰還してから、雨宿りがてらスナックに顔を出す始末。
老練ママ相手に、改めて呑んだくれた私であります。

スナック「ぶんぶん」では、夏まで勤めていたホステスが結婚を機に郷里へ帰るという何とも嘆かわしい事態に陥り、今は寂しく、色香の発酵した熟成ママ一人での切り盛り。
それでは幾ら何でも我が下腹部方面への血行が滞り、健康上好ましくありません。
そこで別のスナックでのお勤めを終えた、C姐さんを呼び入れて更に呑み続けて、揚げ句にはこの有り様。


ちあきinぶんぶん.jpg



音楽活動も記憶の彼方に飛んで、またしてもヘロヘロでの朝帰りでありました。
あれ…酔っ払って、C姐さんの胸軽く揉みしだいたりしちゃったような、してないような…。
だとしたら、平身低頭であります。


と、アルコール漬けになってしまい、今日はもう駄目。
頭は痛いし、首も凝って腰も辛いし、ひたすら寝るだけだもんね。
こうしてとんだ腐敗生活を歩む次第であります。

明日から真面目に仕事しますから、「ブログ見ましたよ」…と、また軽蔑の眼差しで私を見透かしたように仰らない様、業界関係者各位には切に願う次第であります。
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凡平先生と落語三昧
末広亭.jpg

落語や寄席,江戸文化等の研究にご熱心で、落語書籍をシリーズで発表されている凡平先生とは、昨年拙作落語漫画のコラム執筆を担当して頂いてから、僭越ながら時折メールで情報交換をさせて頂いております。

もちろんお互いに落語好き…などと申しては、おこがましい。当然ながら凡平先生は、私如きと並べては失礼な程に落語を知り尽くした研究者でありますから、その先生から、新宿末廣亭の寄席鑑賞をお誘い頂くとは、光栄至極でありました。

晴天ながら風の強い昨日昼過ぎ、私は新宿三丁目へと足を運び、昨年末以来の末廣亭へと突入。桟敷席で凡平先生と落ち合い肩を並べ、ゆったりと寄席鑑賞を満喫致しました。

落語著作本をお持ちの先生との寄席鑑賞。密かながら、何とも言えぬ優越感です。
AV女優と同席してストリップを鑑賞する様なものと申したら、判り易いでしょうか。
…全然違いますか。違いますね。


昼の部トリは、私は初めて実物を見た昔昔亭桃太郎。
トボケた味わいの存在感だけでも私は笑いがこみ上げ、新作落語の「金満家族」を堪能しました。
ふてぶてしくご飯を“食べる”芸は、さりげないながら感嘆の見応え。
優雅なひと時でした。


昼夜入替なし…とは言えど、流石に二人共もう“お腹一杯”。夜の部にまで寄席鑑賞に挑もうとの気力も体力もなく、昭和時代にタイムスリップしたかの末廣亭を後にしました。
まだ夕刻も早いながらも初冬の陽の短さで夕暮れ空に包まれれば、「あんみつ食って帰りましょう」になる筈もなく、「ちょいと一杯」の心持ち。

それではせっかく落語に浸ったことだしと、親爺さんの落語好きが高じて毎月店内にて寄席を催す居酒屋「大小原」へと、凡平先生をお連れしました。

生ビールで喉を潤し、熱燗でほろ酔い心地になり、落語の著作本をお持ちの凡平先生を大小原大将に紹介したら、案の定、店が落ち着いてきた頃合いに、絡んで来ました絡んで来ました親爺さん!

客が落語好きだと知るや、大小原大将の独演会開演!
一旦話し始めると、長い長い!
寿司屋の修業時代から青春の思い出話を繰り広げ、十代目桂文治師匠との出会い、そして師匠から学んだ礼儀作法談話と一代記を延々語りに語り、話が途切れないんだ大将!

「搗屋幸兵衛」で、長屋の大家幸兵衛に部屋の賃借を尋ねに来た搗き米屋が、幸兵衛の延々続く昔話に辟易し、その揚げ句にゃ「…それで、どうなりました?」と諦めて本腰入れて聞き入ってしまう、あの心境です。
濃いぞ大小原大将!

凡平in大小原.jpg

凡平先生にお酌をする大小原大将。
酔ってピンボケっちまって面目ない。


たまたま、手前の席に何故かNASAの連中(あのNASAよ!NASA!早く宇宙人の秘密出しゃあがれッ!)が来ていて、…って西洋人が居酒屋で焼き鳥食って、上司の悪口を肴にビール呑んでんでしょうか?…私も酔ったついでに何故か紹介して貰い、凡平先生と共に頂いた戦利品が、コレ!

NASAバッジ.jpg

「凄いですね凡平先生!これ非売品だそうですよ!貴重ですよっ!我々が日本の文化を研究する作家だからこそ、こんな友好の証を頂けたんですよォ!」

…なんて感涙に咽んでいたら、向こうの席から、
「すごォ~い、NASAのバッジなんてぇ~!!」
との若いご婦人たちの声。

何だッ、ただの配り物かよっ!?幾つ持って来てんだメリケン人!


で、酔いから醒めてよくよく見れば、袋にゃ“MADE IN CHINA”の文字。

彼等西洋人衆の正体が、実はNASAのロビー脇にあるお土産物売り場の店員たちだったかどうかの疑惑は、UFOの存在同様に謎に包まれたままであります。
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お道楽新道具ご到着~!
皆さ~ん、元気に衝動買いしてますかァ~!?

衝動買いは明日への活力,血行促進,健康維持,精力増進,不老長寿の源ですよー!!


…んなワケはございませんが、またしても私は悪い虫が騒ぎ、ヤッチまいました。買っちまいました。

っつったって、何もウン十万だかウン百万だかの書画骨董の類いに目が眩み、定期預金下ろして女房を騙くらかして…ってんじゃありませんし、私には養うべく女房子供もいない天涯孤独の身分ですので、温かい目で見守って頂ければ幸いです。

なに、可愛いお買い物です。値段ったって、敬愛する先輩肉食獣作家T先生がひと晩にスナック数軒にバラ撒いて練馬の繁華街を活性化させる額に比べれば、ほんの鼻クソ程度です。

こんなんね。正面の赤いの。

赤HOHNER.jpg


そう、バンドごっこ趣味のお道楽道具、ベースをば、数年ぶりに、また止せばいいのに…。

衝動買いとは申しましても、人里散策中に楽器店で見掛けて、ってんでも、ネットショップで発見して即注文、ってんでもなく、例の百戦錬磨の強敵蔓延る、魔境のヤフオクであります。

出品終了3時間前に何となくコッソリ入札してみて、どうせ何処ぞの愛好家に高値更新をされるだろうけど、それならそれで決して無節操に熱くならず、争わずに諦めるってつもりでいたのです。
ところが結果は、私の他誰一人入札のないまま、出品者提示の最安値での落札!
間違いなくマニア垂涎でありながら決して法外な開始価格でもない品だったにも拘らず、オークションでもこういう事があるとは、おそらく私はかなりの幸運でありました。熟練者が狙いを定めてて、終了1分前にでも、いやら~しく500円の高値更新で持ってかれたら、覚悟の上とは言えど、やっぱり癪だもんね。
まぁ出品者は面白くなかったかもしれませんが。


そんな衝動入札から運良く落札の栄冠を得て、翌日きっちり落札金額プラス送料を振り込み、その出品者、遥か大阪の中古ギター屋さんより私の手元に昨夜届いたのが、画像の一品であります。
ハーモニカで名高いHOHNER(ホーナー)社製の、B2Aってモデルね。
ベースなのに必要最小限で軽くて持ち運びに便利!との魅力で、高級品の本家スタインバーガーは別格として、同型のお手軽廉価版コピーモデルはギターと並んで今でも巷で根強い人気機種。


実はコレ、全く同じ物で黒いのを、私はだいぶ以前に所有していたのです。

当時、たしか御茶ノ水の中古楽器店で購入したのですが、ところがそのベースをいざスタジオに持って行くと、なんか“負けた”気になる。
やはり重くてデカい王道のフェンダーで、アンプに重低音を轟かせ、ベースのボディーから我がボテ腹に響く体感には敵わない。拙い演奏技量のクセに…と言うよりむしろ拙いだけに、カタチと気分だけには拘る私としては、腹部へのフィット感も乏しく、程なくしてそのホーナーは持ち出さなくなってしまったのでした。

そうなりゃもう勝手なもので、その黒いHOHNERベースは何を血迷ったか自分でフレットを引っこ抜き、指板の隙間にエポキシパテを埋めて下手な自作フレットレスベースに改造した上、ボディー部にしみじみオツムの弱そうなシール類をベタベタ貼り付けるわ、己の欲望のまま凌辱の限りを尽くす始末。揚げ句は改造手術の目的を果たしたら益々飽きて、友人宅に遊びに持って行って酒を呑み、持って帰るのが億劫になり、酔って忘れたフリをしてそのまま置き去りにしてしまうと言う、愛情の欠片もない非道な扱いをしてしまったのでありました。
…あの頃は俺もまだ若かったぜ。


では何故また今、バンドごっこ趣味を再開させたからとは言え、同じ品を入手してしまったのか?

だって、『稀少レッド』だってんだもん!

このスタインバーガー系の廉価コピーのベースやギター、黒いのは定番でよく見るし白いのもたまに見掛けるけど、赤い色のは確かに稀少!?

何を隠しましょう、私は「限定版」だの「限定カラー」だの「レアアイテム」だの「シークレットアイテム」だの、稀少性を謳われる品にすこぶる弱い、謂わば市場の策略に惑わされ易い性質であります。
そして何故か、前にも告白致しましたが、赤色の品に惹かれてしまう単純な習性。


もう何年も前の話になりますが、缶コーヒーのオマケの、激レアな赤いサンダーバード2号をゲットする為に、どれだけ苦労をしたことか…!
たかだか小指の先程のプラスチックの塊を求め、どれ程苦汁を舐めさせられたか…この際語りましょうか?
冷蔵庫の中は缶コーヒーだらけ!「また3号かよッ!」「もういらねぇよペネロープ号!!」なんて地団太踏んで泣きながらまたコンビニ行って……ってそんな話聞きたくもない?
じゃあいいや。私も思い出したくございません。

あとはポケモンの赤ギャラドスも貴重なレアカラーで、生け捕るのは苦労したなぁー…なんて興味ないすか。へい。


昔まだ体力の余っていた頃とは打って変わって老い先短い今となっては、スタジオ遊戯の翌日は腰痛が怖く、肩に背負って持ち運ぶ楽器は軽いに越したことはありません。
況してや、この前みたいに台風到来とスタジオ行きが重なってしまった時には、やはり荷物は手軽の方が良いに決まっています。
ボテ腹に響く体感がどうしたか知りませんが、どうせ誰が喜ぶ訳でもない稚拙な騒音演奏中での安定性よりも、スタジオ後に居酒屋で呑んだくれて酔っ払った帰り道での安定性を重視した方が、現在の私にとっては賢明と言えましょう。
そう考えると、立派に安い買い物を致しました。

これでもう、呑み足りないスタジオ帰りでも重くてデカい荷物を気にすることなく、身軽にスナックに立ち寄れると言うものです。
上手く安価で入手できた小柄なベースのお陰で呑み代は嵩み、その結果、みるみる散財に及び……。

なるほどね…、そこに落とし穴があったか。
やはり恐るべし、魔のオークション…!!


赤2号.jpg

結局、中野ブロードウェイのマニア屋にて大枚叩いて購入してしまった、激レアな赤2号。
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