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歌舞伎町エレジー
親愛なる男性諸氏の皆さんは、のぞき部屋に行ってイカ臭い個室に入り、マジックミラーから部屋を覗いたら、女の子が登場する前のウォーミングアップ用にとモニター画面に流れる禁断の裏映像に本気で発情してしまい、まだ本物の女の子が出て来ないと言うのに矢も楯も堪らず慌ただしくパンツを下ろすや一人行為を始めたら、「手だと3千円、お口は5千円、胸お触り8千円…」とひと部屋ごとにセールスに来訪するヌキ係のお姉さんに、自分の部屋の扉をコンコンとノックをされドアを開けられ「手だと3千円、お口…あっ、ゴメ~ン!もうやってたぁ!?」と、男らしさこの上ない行為最中の後姿を見つかってしまった、…そんなご経験はおありでしょうか?



私には、あります。


そんな若き日の甘酸っぱい思い出が詰まった、私にとっては大人の妖しい魅惑の世界であった新宿歌舞伎町の奥地が、寂しいことに現在はこの通り、実に閑散としてしまっております。


歌舞伎町.jpg


中学生の時に大センセーショナルであった最初の「スターウォーズ」から全作品を観て、「エイリアン」を観て「インディージョーンズ」を観て「ターミネーター」を観て、「タイタニック」に圧倒され…そんな思い出の、物心ついてから夢と頭髪ありし若き日々、そして夢も希望も毛根と共に失い腐った親爺へと変貌するに至るまで、私にとっては新宿の目的地と言っても大袈裟ではない活動写真館、『新宿プラザ』が閉館されて、もう丸二年近くにもなりましょうか。

コマ劇場と共に新宿プラザまでもが閉鎖されたと知った時は、結構なショックで呆然とその場に立ち竦んでしまったほどです。朝イチ映画鑑賞から新宿ぶらり彷徨お買い物コース…が、暇な時の私の定番メニューだったものですから。

今や遂にはジョイシネマもなくなり、妖しく華やかなイメージだった歌舞伎町の奥地を、スポーツジムの帰りに買い物散策へと通り過ぎる度に、寂しげな心持ちになります。

これからあの一帯は、どの様な新たな顔に移り変わるのでしょうか。



娑婆の世界は日に日に寒くなり、我が幸薄い人生が益々骨身に沁みて参りました。

前回の戯言から取り立ててご報告申し上げるような事柄もなく、YouTubeで発見したファンキー中村なる御仁の、山ほどあるおっかねぇ~奇異な体験談を眠気覚ましに延々流しつつ机に向かい、平穏無事に時間に追われ、原稿に取り組み部屋に閉じ籠もっているうちに、下界は残暑から秋を通り越して急激に冬が到来したかのようであります。

任務遂行に至り、何も面白くもない孤独な生活から無事解放され、次なる仕事に取り掛かるまでに今はひと息ついて、不潔な生活から一変し、足繁くジムに通っては汗を掻きお風呂で身を清めております。清潔になっても孤独には変わりありませんが。


ひと仕事上げたら、渓流釣りへと出掛けるでなく蕎麦を打つでもなく球技に興じるでもなく俳句を捻り出すでもなく、せいぜいスポーツジムで筋トレの真似事をして、サウナで更にオヤジ汁を絞り出して、サッパリしたら裸で長椅子に寝転がってタオルの隙から横チンに風通しをするくらいが、せめてもの慰めです。

ジム会員になってもう丸6年にもなりますが、フィットネスジムで行き交うフェロモンムンムンのお姐さんたちは、いつまで経っても全然お友達になってはくれないどころか、太腿ひとつ撫でさせてもくれません。
あの汗で透けた薄い衣の中には果たしてどんな具材が詰まっているのか?…ムチムチの肢体を横目に不埒な猥想に耽りつつの筋力トレーニングは、格別の趣と申せましょう。
鞠の如きたわわな乳房を上下に揺さぶらせつつ、丸い臀部を愛くるしく前後に震わせつつ運動に精を出す妙齢のご婦人の姿を密かに堪能しつつ、男連中、絶対私と同様の淫猥な事を考えているに違いありません。
とぼけたって駄目だッ!!



その他の趣味と言えば、最近はもっぱらバンドごっこ活動ではありますが、それとて筋トレ同様“真似事”レベルなのは申すまでもありません。
しかもそちらは、紆余曲折,曖昧模糊,暗中模索,前途多難,無理難題,うんこちんちんの様相を呈しておりまして、実は本日の夕刻には、ブルース姐御Y子さんと共に、新たなギタリスト氏とスタジオに入る計画です。


…だってのに、折悪しく台風到来ですとさ。
重たいベース担いで傘さしてスタジオまで行くのかよ…。
荷物も重いし何だか胸も重いし五十肩だし寒くて関節痛だしご飯も不味くて食欲もないし…、バンド活動から離れて、早く一人になって自室で暢気に漫画でも描きたいなー。

ってそれじゃ趣味じゃないじゃん!?
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ヤブ白蛇の巻
秋の香りに誘われ気の赴くまま、私はしばしの憩いを求め、仕事の取材も兼ねて喧騒の都会を離れ、ボストンバッグ片手に温泉一人旅へと向かったのでありました…。


嘘れす。

ちょっと暇になれば油断してしまい、練馬のスナックを何軒も襲撃し、娘と言ってもいいような新人ホステスからワケありシングルマザーホステスや熟練のママ相手に、長年エロ本で培った歪んだ知識を基に下ネタ爆弾を投下しまくり、アルコール漬けの退廃した日々を送り、哀しく寿命を縮めておりました。


ちあき姐御.jpg

すみません、相変わらずこのザマです。
T先生お気に入りのCお姐さまに、ゴロニャ~~ンと失敬!

と、また酔っ払った話も、ホステスと良い仲になりテイクアウトしちゃって…なんてエロ本みたいな夢の様な出来事も起きませんでしたし、数少ない私の持ちネタから今回は、また毎度馬鹿馬鹿しいオヤジバンドの話題。


数寄者同士スタジオでドカドカガチャガチャ楽器を鳴らした後、居酒屋で音楽談義から不幸自慢に縺れ込む酒席でのことでありました。

「次回はいっそ、Nさんの好きなホワイトスネイク演ってみましょーよ!」
と、山田錦に酔った勢いで安易な発言をしてしまった私の、自業自得と申せましょう。
正に薮蛇でした。

ホワイトスネイク「フール・フォー・ユア・ラヴィング」。
今からちょうど三十年も遥か昔の、今でも名曲に数えられるロックです。
知ってるか若者!?

三十年昔、美少年時代の私に特に思い入れや馴染みがあった曲でもなかったのですが、たまたまスタジオで、ギタリストのN氏がそのメインリフを奏でた時に、何と申しましょうか…、我々熟年世代のハートに響くものがあったのです。
熟女ドラマーY子姐さんも乗り気とあっちゃあ、もう逃れられません。

そうは言っても、コード進行だけでテキトーに合わせて演奏…だなんて小洒落た器用な真似など決してできぬ凡才の私は、1曲のコピーとなると、それは大変な労力。
今さら…と申しますか今だからこそ?ホワイトスネイクの曲をスタジオ練習で演ってみようなんていう浮き世の義理で、仕方がない、わざわざ新宿の中古CD屋で安いベスト盤を発見し購入。それ位はいいけど、お安く済まないのがバンドスコア本。立呑屋で焼き鳥ともつ煮込みを肴に充分酩酊できる額もするので、ミミッチく躊躇しましたが、耳コピする労力の方がよっぽど馬鹿らしいやと、立呑屋に一回行ったつもりになり、泣く泣く楽器屋で購入に及んだのでありました。

で、必死になって三十年前の名曲ロックのベースパートを練習してます。あー恥ずかしい。


今から三十年も昔々、ニキビ華やか毛根豊富な我が思春期の頃。
邦楽には疎い私でして、当時の洋楽ヒット曲ならまざまざと記憶にあります。
今でも時折何かの拍子(?)で流れ、耳にするのは、バグルス「ラジオスターの悲劇」や、シーナ・イーストン「モダン・ガール」とか。
ホール&オーツも全盛でしたね。ブロンディーとか、REOスピードワゴンにスティックスにELO(エロじゃないよ、エレクトリック・ライト・オーケストラ),クリストファー・クロス,カーズにトーキング・ヘッズやスペシャルズとか…。今聴いたら、やっぱり吸い込まれそうに懐かしいだろうなー。
邦楽では「ルビーの指環」の大ヒットの頃でしたっけ。

私にとっては男子校で日々柔道に明け暮れ、毎日毎日「ファイトファイトォー!」だの柔道なのに何故か外来語を叫びつつ汗臭い坊主頭と抱き合っていたという、当時は武道に精進していた面白くもヘッタクレもない青春時代でして、今となっては益々不愉快な思い出ばかりです。

『柔道を身につければ、将来女を押し倒して手籠めにするのに役立つ』という不純極まりない遠大な計画を胸に秘めて柔道部に入ったのですから、まったく私は我ながら信じ難いほど大馬鹿なエロ小僧でした。

結局それから三十年もの年月が流れ、未だ女性一人押さえ込み成功にも及ばず逃げられてばかりなのですから、私はよっぽど柔道の才能にも恵まれていなかったのでしょう。


今はどうだか知りませんが、当時は柔道部員なんて、モテなかったな~!
バレンタインデーとやらの日には、夕暮れ時に校門前に並んでた他校の女子高生たちが、稽古を終えて下校する我々の影に色めき身を乗り出したものの、その正体が我等ジャガ芋の様な柔道部連中だと判明するや、彼女等からあからさまに残念そうな顔色を見せられたり。

夏の合宿で、過酷な稽古の日々に私は遂に体力が尽き熱を出してダウン。皆が地獄のような稽古に耐える最中、私は病人の待遇でエアコン完備の個室をあてがわれ、手厚くスイカやブドウを振る舞われ、私の体調を気遣う同級生に少しでも元気な姿を見せようと、宿の若いおかみさんの色香に堪らず密かに昼間からオナニーしちゃったと何気なく告白したら、同級生全員から本気で殺されそうになったっけなぁー。懐かし~いなー。

稽古で足首を骨折して重いギブス生活を余儀なくされたり、教室で教壇に乗り裸踊り単独ライブを公演してたら余りの大盛況で先生に見つかってビッタンビッタン張り倒され、放課後延々職員室の外で正座させられ晒し者にされたり…今となっては遠い遠い過去の、クソ忌まわしい記憶のみです。


…ちょうどその頃の、海の向こうの洋楽ヒット曲を、当時の悲哀に満ちた思い出と共に胸クソ悪く練習しています。
えぇ~、何もかも不愉快だッ!!
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古物カメラ談話
しばらく飾り棚でホコリをかぶったまま放置されていた愛玩用銀塩カメラを、思い出したように久々に手に取りシコシコ磨いてみました。

ようやく悪夢の様な多忙の日々から、そろそろ解放されそうな気配なので、久しぶりに愛機にモノクロフィルムを装填し鞄に忍ばせ、秋の逃避行にでも出掛けようかと目論んでいる次第であります。


端くれながらも絵描き商売を営む私にとって、カメラは必需品のひとつ。

デジカメ活用の目的でパソコンを購入し、プリントまでできるようになってみればその便利さに感動はしたものの、何故か一抹の味気なさを感じたからか、その頃たまたま嵌まってしまったのが、時代に逆行するかのクラシックカメラでした。
それが今から七~八年前でしたか、世の成金物欲オヤジ衆を虜にした、“ライカブーム”の、それでも既に末期の頃でした。

ご多聞に漏れず…とは言えども、私は物欲旺盛ながらも成金ならぬ清貧愛好者。ウン十万だかもする高級機種の中古品を物色する程ではないにしろ、それでもそこそこのコンパクトデジカメが購入できる位の額を出して、古物カメラやレンズを清水の舞台から飛び降りる意気込みで入手し、愛欲の限りを尽くしては呆気なく売り払って、また別の品に惚れては買って、またまた売って…の醜い悪癖を、当時身に付けてしまいました。

半分腐ったような錆びた金属、レンズフードやらに、「安い!」なんつって1万円もの大金を払って入手しては夜な夜なほくそ笑んでいたのですから、めでたさこの上ありません。
その筋では有名な、頑固親爺の修理屋やら、カメラの色を職人技術で塗り替えてくれるという店にも足を運び、今考えれば身震いするかのとんだ金額を惜し気もなくバラ撒いたりもしての道楽三昧でありました。


そして現在、手元に残して一応大事に時折愛撫をしているのがコレ。


ライカDⅢ.jpg

“ライカDⅢブラック”に、装着したレンズは“ニッケルエルマー35mm f3.5”。1933年製のカメラに、1934年製のレンズであります。
昭和8~9年。私の親と同年代の古物。
些か大袈裟な表現ながらも「ライカ一台、家一軒」と謳われた頃の、正にその品であります。
現在は私の穢れた手で玩ばれるこの金属製カメラには、どんな遍歴が刻まれているのでしょうか。
今でも立派に撮影可能な現役写真機であります。

考えてみれば、買って売ってまた買って…を何度か繰り返した末に、中でも一番旧い品に落ち着いて、私の悪しき「クラカメ熱」も冷めたようであります。


『自宅で写真ができる!』…なんて、私のような昭和の時代にピンクレディーで夢精を果たしアグネス・ラムで一心不乱にせんずりを掻いた世代の古い者からすると、デジカメこそは感無量に値する文明の利器に他なりません。

しかしながら、それはそれで重宝に活用しながら、まったく逆の手間隙かかる面倒くさい作業に、却って魅惑を覚えてしまうのですから、やはり私は根っからのアナログ人種なのでしょう。
果てには、いっそフィルムの現像作業に挑戦してみようと思い立ち、文献を紐解きネットの情報で勉強に至り、その為の品々を買い揃えてみた始末であります。

当然ながら電池不要の古物カメラ、絞りとシャッタースピードを勘で調整しピントを合わせ撮影に及び、撮り終えたフィルムを、ダークバッグなる完全遮光をする袋内で手探りでフィルムタンクに装填し、薬品を使って現像作業に及ぶのですから、今時かなりの物好きと言えるでしょうか。
もちろん、撮影にも現像にも、素人作業でちょっとでも失敗したら、せっかくの写真は台無しに。
そこがまた緊張感を強いられ、趣味志向が強まるのでありましょう。


もっとも、不甲斐ないことにアナログ作業を堪能するのは私の場合ここまで。
自宅に暗室を作って大仰な引伸機だかまで買い揃え、印画紙にプリントしようとまで、流石に酔狂な真似はできません。
無事に現像まで漕ぎ着けたフィルムのそこから先は、涙を飲んでコンピュータ風情に魂を売って、フィルムスキャナでパソコンにスキャンして、画像データを保存。たまに写真用紙にプリントしてみたりして、悦に入ってます。


銀塩浅草.jpg


それがどうした?と言われれば…、どうって話でもございません。
そうして苦労に及んで形となった写真が、デジカメ画像とは比べ物にならない程の秀逸な芸術的作品か…と言われりゃ、全然そんなことはないのが、所詮私如きの手腕です。


危険極まりないコレクター欲に火が点いて、銀座,新宿,中野等に点在するマニアックな中古カメラ店を日夜徘徊し、散財に次ぐ散財を繰り返し、ライカならずとも古物金属カメラコレクションの泥沼に入り込む…ことはないまま、一時はその沼に片足を突っ込んだ程度で、幸いにも深入りするだけの経済的余裕のない身分の私は、自然と熱も治まりました。


今時、写真なんて携帯電話のカメラで誰でも簡単に撮れて、通信で画像を知人とやり取りはできるわで、液晶画面で充分に満足できるものでしょうから、敢えて興味のない堅実な方にはどうでも宜しいでしょうが、ご存知なければ試しに「ライカM9」なんてキーワードで、情報検索してご覧なさいましよ奥さん!
最新のライカのデジカメですけど、たかが写真を撮る為だけのカメラ1台が、一体幾らする品物なのか!
まぁ「家一軒」の額とは言わずとも、一体どこにどんなお金持ちの風流人がいるのか知りませんが、密かに売れている様子で、品薄状態だってんですから。

しかも、笑わずにはいられないのが、そのとてつもない金額の代物で、カメラって言っても、写真を撮影できないんでござぁーますのよ奥さま!

だって、レンズは別売だもの!レンズが付いてなけりゃ、どんな高性能のカメラでも写真は撮れないざましょ?
で、レンズ1本、これまた目の飛び出るような額ざんすのよ!
その1本ウン十万円ものレンズを、標準,広角,望遠と揃えて、至福の悦びを噛み締めようってぇ、懐にお金の唸ってらっしゃる数寄者が、世の中にはいるんざぁーますのよ!

お肉が特売日の向こうのスーパーまで、わざわざ自転車で汗水垂らして15分かけて行ってるアタシら庶民の金銭感覚が、情けなくなるわよね~え!


まぁそんな話題で、今回は小粋な下ネタじゃなくて、失敬したざんすね。

言っとくけど、私がせんずり掻いたのはアグネス・ラムで、アグネス・チャンじゃないわよ!
そこんとこ大事だから、お間違えないようにね奥さん!
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ちょっくら義太夫?
怠け者の私にしてみれば…ではありますが、見事に仕事が重なり多忙に見舞われ、焦って原稿に取り組んでおります。

「彼の逞しい、太くて熱いものが私を貫いて…蕩けちゃうぅ~~」

…だかなんだか、太くて熱いのか酸っぱいのか辛いのか知らんが、そんな物騒なものを体内に挿入されたことのない私の知った事じゃないわいッ!
と半ば不貞腐れながらも、月々の家賃を納めて米と味噌を買う為に、全力で職務に全うしております。


下描.jpg

コイツをこれからペン入れしろってか!?


忙しくなればなる程、体は遊びを求めてしまいまして、現在の仕事の担当編集者には胸を張って申すことは決してできませんが、昨日はコッソリと休業して、お道楽で池袋まで息抜きへと。

いえいえ、遊びったって、泡の国だのキャバクラだのではござんせんよ。
ベース背負って音楽スタジオへ、“旦那の義太夫”の如きバンドごっこをば少々…。


ブルース熟女ドラマーY子姐さんに、ハイテク変人ギタリストN氏,そして私との熟年組に、もう一人ギターは若人Nクンの4人でのブルースお遊戯で、ささやかな大人の嗜み。

しかしせっかく再始動した趣味でも、ひと月ぶりのスタジオともなると、生ドラムとアンプの大音量が体に入って来ず、指はモツレるわ残尿は漏れ出すわでガタガタ。


「どうした?定吉、そうかそうか、Aブルース、ツー・ファイブのラインがそんなに良かったか?」
「そんなんじゃないんです、そんなんじゃないんです…」
「だったらCブルースで見せた、1拍目にルートを外して3度とセブンスを多用した洒落た音使いに感動したんだな?」
「そんなんじゃないんです、そんなんじゃないんです…」
「それじゃあお前は何をそんなに泣いているんだ!?」
「あそこなんでございます旦那さま!」
「何?あそこは私がベースを弾いていた、ベースアンプの脇じゃないか!」
「はい…あそこはアタシの寝床なんでございます…」

…と、小僧さんの寝床で下手なベースを掻き鳴らし散らして、スタジオを出たら、昨夜は曇りの予報が小雨の夜。
4人中、私含め3人はデカい荷物を背負ってるので、雑多で窮屈なヤキトリ屋や立呑屋に寄って軽く一杯、ってな訳にはいかず、…ならばスンナリ清く帰るかってぇと、一杯呑らにゃ気が済まないんだなこれが!
皆が一様にアルコールを求め、肝心の演奏では息が合わず収拾がつかなかった癖にようやく心を一つにした我々は居酒屋へと歩を進め、ギター3本と共に入店しても邪魔にならぬ、個室完備の居酒屋で贅沢に落ち着いたのであります。

そうなりゃ私は例によって、生ビールに始まりサワーから冷酒と進み、憂さ晴らしに呑みまくって酩酊に及び、音楽談義と下ネタが絶妙に交差する高等な話術を披露し、揚げ句またしても次第に意識が混濁し、帰路は殊更ベースが重くてならないのでありました。
バンドごっこ活動だけなら、音楽スタジオ代くらい人数分で割れば実に安価に片付く道楽に違いありませんが、結局スタジオ代より何倍も高くつく、アフタースタジオの呑み代!
う~ん、これぞ大人の嗜み!

いや実際、この歳での渋い道楽は結構ではありますが、盃交わしゃ何かにつけて話題は、親の介護がどうしただの老眼だの四十九日だの五十肩だのEDだの、孤独死だの腐乱死体だの無縁仏だの…辛気臭いことこの上ない切実なキーワードが酒席に飛び交い、気が滅入る方面に向かってしまいがちです。
正に大人のエレガントな嗜みと、申せ…ないよなやっぱり…。


それにしても…昨今の私は特に、行動範疇が狭くて似たり寄ったりの話題ばかりで、いい加減退屈でござんしょう?全国津々浦々練馬区と板橋区を中心とした推定8人前後の当HP愛読者の皆様。

ひと仕事上げて編集さんに媚びて酒呑んで、落語聴きに行って一杯呑って、悪い先生にとっつかまって酒呑んで、オヤジバンド活動でまた酒呑んで…、って数パターンで酔っ払ったってばっかの話題じゃねーの!?


たまには、『ウチに帰ったら何かの間違いでAV女優の○塚○さんが裸エプロン姿でお茶漬けを用意して待っていまして、私は思わず我を忘れて……』なんてファンタスティックな出来事でも、ご報告できるものならそうしたいのですが、そんな奇跡は当然ながらこの荒廃した現代社会では起こり得ません。

こんなにも苦汁を舐めさせられ続けてばかりの幸と縁遠い私の人生なのですから、たまにはそんな奇特なご褒美があってもいいかと思うのですが、如何なものでありましょう。


『本日のティータイムには、美脚婦人の大腿部から足指間にかけてコンデンスミルクを塗って、優雅に舐めながらお紅茶とクッキーを頂きましたのよ』…なんて上流階級に相応しい話題で、今にきっと当HP日記を画像付きで飾ってやろうとの壮大な夢を、私は決して捨てません。
あすみちゃんが着替え一式とコンデンスミルク持参で拙宅に来訪しないとは、誰にも言い切れないでありましょう!



マジメに仕事進めれって?
はい。
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はてなのジョッキ
あれからというもの、生憎あすみちゃんが押し掛け女房にやって来るでもなく、幸いT先生から男妾の話を持ち掛けられるでもなく、平穏無事に原稿に追われ、慎ましく怠惰な生活を送っております。
ここしばらくは原稿に焦り、数日に一度、錆びた愛車で近所のいなげやに買い物に行く以外は外出も散策もできずの、面白くも何ともない不潔な生活でありました。

禁酒生活に耐え、肩凝りと闘いつつ、漸くひと仕事上げた暁には、編集さんをどこぞの居酒屋へと連行し、入稿を切札に一杯せしめようと目論む私は、我ながらタチの悪い汚れ作家と認めざるを得ません。

昨夜は羽振りのよいミスター・ソープ、G氏への入稿で、練馬の繁華街に彼を連れ出し、串揚げ屋へと。

生ビールからホッピーにハイボールと、懐の温かい編集者G氏の温情に甘え、性懲りもなく調子に乗って呑み散らかしてしまった私であります。


はてなのジョッキ.jpg

「はてな?」
ハイボールのジョッキをしげしげと眺め、首を傾げるG氏。

G氏と言えばエロ出版業界では名の知れた大物編集者。その彼が注目したジョッキですから、これはきっと相当価値のある至極の名品に違いありません。私が一攫千金を狙うのも無理からぬ事でありましょう。

「あーちょいと店主、私は一介のしがないエロ漫画家。こんな商売をしていると、出先でビールの一杯も頂く時に、手がインクとザー○ンだらけで人様のジョッキを汚してしまって気が引けますでな、自分用のジョッキのひとつも持ち歩いていないと誠に不便。そこでこのジョッキを、私に譲ってもらえんだろうかな?」

なけなしの手持ち銭を叩いて、店主から強引に譲り受けたそのジョッキを、後日わざわざ誂えた桐の箱に収め、G氏の経営するエロ編集プロダクションへと私は出向きました。

「旦那、このジョッキ、五千万円の値で買い取って頂けませんかな?」

思い切って私がそう切り出すとG氏、「どらどら…拝見しまひょ。…これですかな?フム…これは番頭が笑うのも道理。どこにでもある数物の安ジョッキですがな」

「よく見てくんなさいGの旦那!この前あんたこのジョッキを手に取って弄くり回しては、『はてな?』言ってたがな!!」

「あ~このジョッキ!覚えがあるとは思うたが…どこにも傷が見当たらないのに、何故かハイボールが漏りますでな、それで『はてな?』言うたんですわ」

「そ、そんな殺生な…!」

「あんさん、串揚げ屋にいた…たしかエロ漫画家さんでしたかいな?そない金儲けは、楽なもんやおまへんで」


…と、ハイボールが漏れるとのジョッキひとつで、我々落語好きには堪えられないけど、落語を知らなければ全く意味不明な馬鹿話で盛り上がったりと。
う~ん、高尚!


って何だかわかんないでしょ?今の話。
「はてなの茶碗」をお聴きあれ。
くれぐれも、名人の噺をね!
全盛期の桂米朝の名演は天下一品。志ん朝のCDだったら「茶金」の演目です。


G氏相手に又しても私一人で泥酔し、昨夜もお疲れのところクダを巻いてしまい、毎度ながら反省しきりです。


さて、ひと呑みしてストレス発散したら、また次なる仕事に取り掛からねばなりません。

もう何年も前に担当編集者として毎月お世話になっていたM氏は、勤めていた出版社から離れ、現在はフリーの編集者。
その彼から数年ぶりに連絡を頂き、今月ご依頼を頂戴したのは、漫画ではなくカラーのイラストであります。

どんなイラストかと申しますと、私への依頼ですから、心安らぐ季節の風景画でも可愛らしい動物の絵でもなく、女性のエロティックな構図の絵を、数枚。


精力止まるところ知らず、練馬の三十路ホステスを話術でイカせる(自称)とのエロ親分T先生とはまるで違って、お色気方面めっきり枯れ気味な昨今の私に、果たして原稿料を頂くに値するかの色香漂う作品が描写できるかどうか、白紙の原稿用紙を前に、不安な思いに駆られる次第であります。

そういえば…自慢ではありませんが、ご婦人のオッパイひとつ、拙宅の地デジ非対応の古物テレビ画面でしか、最近は拝見致しておりません。
これはいくら何でも、一人の男として由々しき問題です。
早急に何とかしなければ…。

早急に…ハイビジョンテレビで、オッパイを見なければ!



……じゃないっっってばさッ!!
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