CALENDAR
<< June 2018 >>
SunMonTueWedThuFriSat
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
ARCHIVES
OTHERS
ADMIN
Search this site.
normal | list
遥かなる馬鹿の呼び声
幾ら何でも、いけません。

食に対してさほど貪欲でもない私は、普段は自家製の糠漬けをお供にお茶漬けで空腹を膨らまして適当に飢えを凌ぎ、安酒で程よく酩酊し粗食で慎ましく穏やかに暮らし、画業に専念する質素な日常であります。

それがどうでしょう。
ひと度呑み友達と繁華街に繰り出してアルコールを呷るや、大抵二軒目の店を出る頃には記憶も定かではなく、夜通し酒に溺れて…、ホステス嬢をハベらせ調子に乗って油っこい料理を食い散らかした果てには、財布内に確かに数枚控えていた天下の万札は見事に消滅しているのですから…。

それも高貴で上品な交遊でしたら、清く意義ある金銭の使いみちとも言えましょう。
しかしながら私の周りの同業畑連中と来たら、飲食の席上で相も変わらずウ○コだチンチンだのパイパイだの…いい歳をして碌でもない不浄な話題ばかり並べ立てたがる悪党揃いなのですから、実に嘆かわしい限りです。


そんな血気盛んな荒くれ者衆との社交行事も偶にならばまだ結構なものを、連夜に渡り遊興街で身の程を顧みずにとんだ散財をしでかしてしまい、あれから私は猛省の念を否めません。

これは当分の間、尚一層の清貧生活を続けて自粛の日々を……
なんて思ってもみましたが、いえいえ…こんな時こそ、秘策の荒療治です。

そう、“馬鹿な散財で悔やんでしまったら、もっと凄い大散財をしちまえ!” の、命懸け,捨て身の自己流治療法です。
無論、子孫繁栄に背を向けた独り身にのみぞ許されし、不惜身命たる禁断の荒技であります。


自らの無謀な金遣いを、またしてもこの場で暴露してしまうのも甚だお恥ずかしいのですが、こんな物を……

バレむい.jpg



あ、ちゃうちゃう!間違い間違い。
そんなんじゃなしにね……

G&L全体.jpg

ジャ~~ン!!
久方ぶりに、新たな趣味の品が我が手元に到着!

「G&L L-2000」ってモデルのエレキベースざんす奥様!
どうだ!?二晩呑み回って叩いた額を大幅に越える価格の高級楽器じゃい!!


楽器愛好者の言わずもがなの鉄則としては、
“楽器は現物を試奏してから購入すべし”。
それは、私如き端くれ者とて百も承知。

ネット社会の現代では、ウン十万円だかの高額な品物を、クリックひとつでポチッと注文…なんて、裕福で豪快な御仁が全国には点在するのでしょうが、幾らネット通販中毒症の私でもそこまで無茶は致しません。
あくまでも玩具レベルのつもりで、高くてもせいぜい “前半” 万円でネット通販やオークションで楽器を入手したことはございます。

で、安価なベースギターは最早私の手元になく、何故かお水方面のご婦人に呆気なく進呈してしまったりと。
まぁそれもまた人生の一興。

しかし今回のこれは、マトモな市民の良識ある感覚では、とても尋常なお値段の代物ではありません。
一般市場に流通していたスペックの品ではなく、ショップ発注の特注品だそうで、その中古楽器。
つまり、一歩世間に出せば蔑まれ買い叩かれる個人オーダーの改造物楽器(私のFenderが典型的)とは別格の、私のツボの “限定品”。

G&Lボディー.jpg

それも、赤いし。ただのレッドじゃなく、シースルーレッドってぇとこがまた憎い。アッシュの木目が綺麗でしょ。スイッチが一杯ついてて、何だかわかんないとこがまた凄い。


ネットで偶々発見し、どぉ~してもその楽器に惚れて所有欲に魘されれば、その店舗まで試奏に足を運ぶ…なんてのは音楽同好仲間からも時折耳にする珍しくはない話。

ところが、確かもう数ヶ月も前からPCモニターで私の目を惹いていたそのベースを販売しているのは、遥かも遥か、北海道の楽器店!
この東京都練馬区から、そんな所に趣味の品を触りに行く程私は酔狂でも風流人でもございません。

ですのでさすがにそんな品はネットでひと目惚れしたところで端から諦め、「早く誰か買えよ!目障りじゃ!買っちまえよ、お金のあり余ってる何処ぞのマニア野郎!」と捻くれて念じておりました。軽く試しに買える程の値段じゃないし。


それなのに、今年に入ってもまだその品は売れません。売れ残ってます。
ネット通販の定番の落とし穴で、『残りあと1個です』なんて表示に踊らされ、鼻息荒く注文確定してみれば、少ししてまた同品のページに『残りあと2個です』の表示!何やそりゃ!?幾つもあったんかい!!

…なんて姑息な目に遭うことも、通販道を極めていらっしゃる紳士淑女には少なからずご経験がおありかと察します。

ですがその北海道の楽器屋さんでは以前にも小物を注文した際に、HPの謳い文句通りに誠実な姿勢を店主から感じておりましたので、決して下世話な悪質店舗ではないでしょう。

…にしてもこの値段!中古で安いっ、つっても、高い!
高いんだから慎重に試奏をしに…、つっても、遠い!
じゃ諦めっから、早く誰か買いやがれ!
…まだ売れない。
まさか此奴この俺をっ…、遥か北海道の地から、東京は練馬の俺を呼んでんのか!?
…にしても、高いっつの!

の堂々巡り。
なんて入魂のエロ漫画を執筆しつつも、こんな悠長なことばっかり考えて生活しておりました。



『ねぇ…まだワタシを買ってくれないの?買ってちょうだいな』

「そーか、そんなにこの俺に所有してもらいてぇか!?よっしゃ、負けたぜ!」

遂に、夜の繁華街で間抜けな散財をしてしまった釈然としない心情から、思い切って禁断の高額品注文に至ったのであります。我が通販史上最高値のお買物!


やはり期待を裏切らぬ優良な店舗で、ほんの数日後には送料無料にて遥々北海道からこの練馬区の拙宅に、ハードケース入りの高級エレキベース様ご到着!

ハードケース…。
そんな立派なギター&ベースを持ったのは、そう言えば私にとっては中学生以来のことであります。
親にねだって買ってもらった初めてのエレキギターのハードケースは、鍵もついていて、エロ本の隠し場所には最適でした。
当時エロ本のことを、同級生の悪友たちと示し合わせて使っていた隠語は「参考書」でありました。

「新しい参考書入ったぜ」
「おっ、じゃ放課後オレの参考書と交換だ!」
「あぁ~、早く帰って勉強してぇ~…」
なんてね。
あの頃…、エロ本は宝石のように輝いてたっけなぁー…。

“親の居ぬ間にセン○リ”
しみじみ名格言です。


そんな話題ではありません。
“さて、アタリか?ハズレか!?”
もし思惑が外れ好みの品でなければ、数万円の損失覚悟ですぐに新宿辺りの楽器店に売却する心づもり。さて!?

幸いにも、数ヶ月も私を悩ませていたその レオ・フェンダーの遺産 G&Lベースの質感は、一切の不安を跳ね飛ばす期待以上の逸品!
飛行機に乗って北海道まで現物試奏に行ったとしても、買って帰ったことでしょう。


G&Lヘッド.jpg
マッチングヘッドでっせ!USA製でっせ旦那!


などと一人前に息巻いている場合でもありません。
確かに身分不相応なまでの、とんだ散財に次ぐ大散財…!
第一ろくすっぽ弾けもしない腕前なのに、性懲りもなくこんな醜態です。


しかし…お蔭で先日の連夜大遊興の傷も癒えました。
今月はおとなしくひっそりと、仕事に精進致します。多分。
| permalink | comments(0) | trackbacks(0) | この記事を編集する |
傷だらけの年始
原稿に追われ年末年始はひっそりと孤独に過ごし、つい先日は趣味活動のバンドでライヴハウスにて演奏披露騒動。
実はその日にはギリギリまだ原稿は上げられず、完成まであとひと息の仕上げ作業を残しての、ブルースライヴ発表会でありました。

ブルース舞台.jpg

そりゃこちとら素人のささやかな嗜みですから、曲はところどころ怪しい音を出してしまいました。

バンド演奏の完成度はさておき、真面目で潔白な一般の方々との交流で、私もエロ本業界で染み付いた裏街道の垢を少しは落とすことができているのではないでしょうか。


しかし所詮エロ畑に魂を捧げた我が身。不埒な浮き草稼業たる身分の私にも、縦の繋がりはあります。
私にとって縦方向の作家先生と申しますと、近所にお住まいのエロ漫画界の先輩 T先生がいらっしゃいます。
お正月気分はとうに去ったとは言えども、1月は1月。新たなる年明けともなれば、御大 T先生との一席を律儀な私は避けて通ることはできません。エロ本畑の重鎮たる “T先生を尊敬する従順な後輩” とのポジションを、私は形だけでも守らねばならないのです。


その前夜には当HP デザイナーでもある T氏の来訪で、清く一杯。

生牡蠣.jpg

彼には当家にお泊まり頂いたその日、男二人でのそのそ起きた午後にパソコンのメンテナンス作業を任せます。幸いにもそれは早々に完了。
宵の口、T氏と共に練馬駅の繁華街へと向かいます。
お約束の通り、明らかに周囲の人々のシルエットとは一線を画した異様な存在感を醸し出しつつ、ノッシノッシと先生は待ち合わせ場所に登場致しました。

「先生、明けましておめでとうございます」
「おうっ、今年も えぇ漫画を描こやないか、ミツマロ君」

シラフのうちはT先生、こう見えても衣類に性器を隠して一見おとなしい紳士なのです。

T氏と三人で毎度お馴染みの居酒屋へと。
こんな酒席も浮世の義理と覚悟の上、ヘヴィーで不穏な夜のゴングが鳴ってしまいました。

酒を浴びるにつれて、次第に話題は急下降と、毎度ながらの流れです。
「キミらはな、洗うとらんオナゴの体にはバイ菌がどうやら何やら味気ない分析をしたがるがな、そうやないねん!
ワシは惚れられた愛人には十日間風呂に入らせずにやな、よ~く発酵したアソコをな、心ゆくまで舐めたんねん!!
えぇ~味がすんねん!ガウッ、ガルルッ!
そら汚いやら何やらゆう問題やあれへんねん!精力剤やねん精力剤!!
グワハハハハッ!!」

先生は相変わらずの健啖ぶりで、饒舌に男女の秘め事をディープに語り、衰え知らずの旺盛な活力に私は畏縮してしまうばかりです。

オヤジ衆の飽くなき欲望と溢れる臭気に汚染された席に、また誰かが密告をしたのか、加わったのが ちあき姐さん。

先生と姐御.jpg

軽く呑んで自宅に帰る予定であったT氏も、ご婦人が同席してアルコールにふやけてしまえば、既に潔く「朝まで一直線コース」を覚悟。
定番メニューで、ちあき姐さんご勤務のスナック Hへと、案の定 足を運びます。

今年初めての来店であったT先生とは初対面の新人ホステス嬢、紹介される先生のお姿に意外そうな面持ち。

「どうしたの?思ったより普通のオジサンに見える?」

「ハイ…だって、ウ○チついてないんですね…」


T先生がホテルの一室で生殖運動の最中に、女性から糞便を洩らされた例の一件は歴史上の事実ですが、だからと言って、先生は常日頃頭にウ○コを乗せて呑み歩いていらっしゃるとでも思っているのでしょうか!?

一体どこの誰が、夜の盛り場でそのような突拍子もない不名誉なT先生のイメージを、純真なホステスにまで植え付けたのでありましょう。
人の噂とは恐ろしいものです。

「ワシは女の○○○なら、○○っても○○るねんで!!
ワハハハハハーッ!」

糞を得た蝿の如きに先生は、満面の笑みを湛えながら、耳を塞ぎたくなるかの信じられないような卑猥なお話に興じて口角泡を飛ばします。


終電を諦めた腹癒せからか、更にT氏も重ねて風呂敷を広げます。

「オレならア○○で○○たいなんて女の子がいたら、○○で○○しますよ」

圧倒されて顔を強張らせる新人ホステス嬢には
「ねっ、ウチのお客さまは建築屋さんとか証券会社の人とか、お堅い方ばかりじゃないのよ。
コチラはエッチな漫画の先生。それにAV業界にいらしたカメラマンさん」
と、老練のママは連中を紹介し、怯える新人嬢を気丈に支え慰めます。

こんな輩どもと同列の種族に扱われる私は心外他ならぬ胸の内ながらも、耐え忍んで場の空気を楽しく保とうと精一杯です。


始発まで時間を潰さねばならないT氏に付き合い、金曜の夜で賑わうスナックから、朝までやっている居酒屋へと河岸を変えます。

「やっぱりキミらと一緒に呑むのは最高やな!
ウンコチンチン言うて騒ぐのが一番や!グワハハハハッ」

…そんな先生に見込まれた私は、光栄至極だと苦渋の念で申しておきましょう。

和民にて.jpg


お勤めを終えたちあき姐さんも、またしても怪しいオヤジ衆の席に加わります。
彼女もよっぽど寂しいのか物好きなのか、何とお付き合いの宜しい姐さんでありましょう。


居酒屋から路地に出るやまだ仄暗い明け方の空の下、そこに屯する夜通し呑み明かした見知らぬ男女数名の存在を意識してか意識せずか、先生は声高らかに
「さぁ~、ワシゃ帰ってオ○ニーすんねん、オ○ニー!!」
と放屁と共に叫ぶや、タクシーに乗り込みます。

「先生、大変楽しい夜でした。またご一緒しましょう。お気をつけて」

と…“先生、大変おぞましい夜でした。もうご勘弁願います。お気をつけないで” なんて本意は隠し、嘘で固めた挨拶を先生の背に声掛け別れ、改札口までT氏を見送りました。


夜通しアルコール漬けのヘロヘロで今朝方生還。
PCには、イラストの依頼を受けたネット運営会社より、催促のメール!
『お願いしておりますイラストの進捗状況はどうなっておりますでしょうか?』

『ゴメンちゃ~い、連日酒呑んでて忘れちゃって…』
なんて真実を抜かした日には、二度と仕事も頂けません。

『遅くなってすみません。
PCの不良箇所修理及びメンテナンスで、担当デザイナーに見てもらったりで難航しまして、進行が遅れております。週明けにはラフ画を…』
と慌てて糞真面目に返信。


世を穏便に生き永らえるに為には、時として偽って乗り切る強かさも必要でありましょう。
| permalink | comments(0) | trackbacks(0) | この記事を編集する |
本年もお世話になりました
早苗母娘.jpg


ご報告申し上げねばなりません。
この通り、早苗ちゃんのご両親を迎え仲介人の親分 Kちゃんにも見守られ、この度めでたく早苗ちゃんと私の婚約記念の祝宴を滞りなく麗らかに催した次第であります。




……なんてな。
嘘や嘘や。
また妄想癖が出てしまっただけやがな。失敬失敬。
人一倍妄想の趣向でもないと、エロ漫画家なんざ勤まるもんでもないのさ。堪忍しとくれやす。

しかし、早苗ちゃんのご両親は偽りなく本物。
久しぶりに、元スナックママのお宅にお邪魔して、忘年会を楽しんだ つい先日の夜も…今となっては夢のようなひと時でありました。
練馬繁華街のケーキ屋さんで、高いクリスマスケーキ買ってってさ。苦労したんだぜ、自転車でケーキ持ってくのは。


ママとママ.jpg
左より早苗ちゃんのご母堂,ママ,女性に甘く同性には素っ気ないI君,早苗ちゃん,Kちゃん

まぁこんな風に、遠慮のないKちゃんからは
「今日は敬老会かぁ?ボケコラ!」
と連発で罵られた光景がこちら。

養老会.jpg
左よりKちゃん,私,ママ宅のお隣のおじさん,拙宅マンション修理担当の電気屋のおじさん(及び早苗ちゃんのお父上)…更に隣には手しか写ってないけどママのご主人もいたしね。


深夜には早苗ちゃんと二人っきりで、追加のワインやら近くの店まで睦まじくお買い物にも行きましたっけ。
…しかし相変わらず私と来たら、早苗ちゃんにはホステス時代同様にフェロモン撒き散らされた挙句に洟も引っ掛けられず仕舞いではありました。
それでも連中と夜通し楽しく親交を温めた次第です。

早苗ちゃんのお母上には、腹這いになった私の背中に跨って頂き、常時凝っている私の背中と腰に指圧の腕前を揮って頂くとの至極の贅沢を賜りました。

“お母さま、返礼にお嬢さんの体の凝りは今後この私めが…!”
私の密かな熱い思いは、果たしてご母堂に届いたことでありましょうか。


さて、その日を最後に、我が年末年始宴会行事は一切終了。
あとはまた時間に焦り、無論ノンアルコール厳守で、世間様のお正月休み明け〆切の原稿執筆に精一杯の有様であります。


若い時分には、世の正月恒例行事もどこ吹く風で不貞腐れて過ごし、斜に構え前髪を掻き分けつつ世捨て人を気取っておりましたが、いい加減いい年齢にもなると、やはり正月くらいは日本人らしく年頭を祝い、お屠蘇にお雑煮,おせち料理に囲まれ三が日を満喫したいもの。

…と、改心して幾ら私自身がそう望んでも、儘ならないのが我が悲しい現実。因果な職種です。
大晦日だ新年カウントダウンだ…等全く関係なしに、独り室内に籠もり相も変わらず原稿用紙に不謹慎な痴態の描写をしております。

足掛二年稿.jpg

何が「元社長夫人のオ○○コ…オ×××臭ぇぜ」だかねぇ…。知らんがな。


そして足掛け二年跨ぎの原稿を仕上げたら、またすぐ次の原稿…。
いやこりゃ、ヤバイな。あーヤバぁ~。どうしよう。
ってのに、新年早々趣味活動も盛んでありまして、大塚のライブハウスでブルースバンドでの演奏披露、次いでその一週間後には、足立区某所のライブカフェなる店にて、女性ヴォーカリストを従えて、また別のユニットでのステージデビュー!?

不覚にも とんだハードスケジュールです。
この怠け者かつ小心者の私に、考えてみればとてもこなせる仕事量ではございません。

年賀状制作も、とっくに放棄致しました。
私に賀状をお送りくださった律儀な皆様、不義理で申し訳ございません。


こんな調子で、慌ただしく寂しく過ごす大晦日であります。
もうすぐ来たる2014年も、何卒宜しく変わらぬご愛顧の程をお願い申し上げます。
| permalink | comments(0) | trackbacks(0) | この記事を編集する |
悪魔が来りて肉を喰う
真実一路に慎ましい人生を歩む私ではありますが、それもシラフの時は…の話であります。

お馴染み当HP制作者でもあるデザイナー 悪の商人T氏が、拙宅のPC及び金魚のメンテナンスに来訪したのは一昨日の午後。
コンピューター関連を始め音楽に料理やら、どんだけマニアやねん!?
って程に幅広い分野に造詣の深い彼。

アンタどっかのペットショップの店長かいな!?…と言いたくなる位の豊富な知識を持つ彼に任せ、金魚の水槽を掃除して、持ってきてくださった石を加え濾過装置を設置したりと。
先日お伝え申した通り、当家の金魚はT家の金魚のご子息達です。

新装水槽.jpg

なるほど、濾過装置の導入で水は澄んで綺麗になるものです。


次の課題はPCの不良箇所改善作業。意外や難航するも、無事に完治。
予定より時間を食い 既に夜になってしまったものの、練馬の街に繰り出す時がやってきました。

風呂好きの我々、露天風呂のある銭湯でお湯を堪能してから、焼肉屋へ。

七輪とT氏.jpg

怪しい風体のオヤジ二人が向かい合って生ビールを呷り焼肉を頬張っても、今ひとつ味気ない思いは否めません。

こっそりマメなメール連絡を取っていたT氏の業績が功を奏し、タイミングよくその場に加わったのが、ちあき姐さん。
本来ならばそこには先輩作家の御大 T先生が同席するのが定番なのですが、先生は幸い年末進行のご多忙最中で、運良くお呼びできない現状。
目の上のタンコブもなく、私は晴れやかな気分でご婦人のフェロモンと焼肉を満喫した次第であります。

アイスあ~ん.jpg

この至福の時を過ごす今現在、時間に焦り破廉恥な原稿執筆に独り苦しんでいらっしゃるT先生を思うと、ビールの味も格別です。

それにしても…、食うわ食うわこの肉食男女。
次から次と肉また肉!カルビにハラミにロース,上ミノ,リップだのナントカだのホルモン系から何から、どこまで腹に入るのさ!?
我々より後から入った客人が満腹の様相で店を去れども、まだ追加注文してるんですから…。


夜のお姐さんと過ごせば、その後は彼女ご勤務のお店に連れ込まれるのが風流人の掟。
スナック Hへと、葱を背負ってオヤジ鴨二匹がふやけたツラを並べて雪崩れ込みます。

私の苦い過去を握られているママからは またしても酔ってイジられまくり、それで普段スーパーで買い物をする何倍もの額を飛ばしてしまうのですから、思えば馬鹿げたものです。

アフターのお付き合いで、ちあき姐さんと既に朝方近いのに今度はカラオケボックスへと。
呑めや歌えやの乱痴気騒ぎ三昧でありました。


拙宅に泊まったT氏と、翌日はシメで練馬の焼きとん屋へ。
彼お気に入りの親爺さんの職人技で焼かれた肉を賞味。

やきとん卓.jpg

ってまた肉食うんかい!?
まったくこんな肉食獣に付き合っていたら、胃袋が三,四個は必要です。

トマトベーコン&T氏.jpg


「じゃTさん、お気をつけて。奥様にもよろしく…」
と、練馬駅の改札で彼を見送るつもりが、何故かそのままフラリと私も改札口を彼と共に潜り抜け、西武線で池袋へと。

T氏が頻繁に通う怪しさ満載の、そこは知る人ぞ知る性の解放区、スナックだか何だか…って店へ。
シャイな私はここはすっかりご無沙汰で、実に数年ぶりの入店。

リアルな造形の男性器の玩具他エロティックなオブジェがあっちにもこっちにも…なんてこんな店、そうと知らなければとても入れない不気味な飲食店でありましょう。

ペニス鼻.jpg


やって来るやほとんど女性の象徴を露出させる寒そうな衣装となった、建前上は店員との豊満な肉体の若い娘。
カップルで来ていた初対面のご婦人に目をつけるや彼女、
「はじめまして。オ○○コ舐めてもいいですか?」
との、ここでしか許されぬ突拍子もないご挨拶。

あのね…「はじめまして」と「オ○○コ舐めてもいいですか?」の間には、最低でも半年位の交友期間がないか?一般的な社会通念では…。
しかしながらこの秘めた地階の一角では、片意地張った常識も良識も無関係です。
娘さんからのご要望に頬を赤らめ、嬉しそうにそれを受け入れる妙齢のご婦人。

…始まってしまいました。
カウンター席の私のすぐ隣で、しゃがみ込んで女性の股座に顔を埋め始める若い娘。
ご婦人は次第に恍惚の表情を見せ、本気の喘ぎ声を発します。
その光景を、無遠慮に覗き込む周りの客人衆。

私は、無論エチケットを弁えた育ちの良い紳士です。はしたない真似など決して致しません。
覆い隠した手の隙間からチラチラ拝見させて頂いただけであります。

女性同士で乳房をまさぐり合い、「あ~キモチい~!」と揉まれながらも娘さん、鍋料理に舌鼓。
あ~こりゃこりゃ♪ 何やっっっとんだ此奴等!?

「終電だよそろそろ!帰ろう帰ろうTさん!」
と、水を得た魚の如きハシャぎ回るT氏を促し、そそくさと我々は退散。
毎度ながらT氏が居座れば散らかり放題となった自宅へと帰還した次第であります。

充分眠って酒も抜け ふと回想に及べば、また考えたくもない、考えても無駄な…我が財布から消えて行った血と汗と涙の結晶、貴重な万札の数…。


PCと金魚のメンテナンス代金は お安くありません。
| permalink | comments(0) | trackbacks(0) | この記事を編集する |
禁じられても遊び
熟れた肉体を持て余した何処ぞの奥さんと、性欲万全の殿方が出会って互いに発情して本能の赴くままに欲望を求め合い……
だなんて不埒で羨ましいお伽話を机上で描写しつつも、私自身はそのような肉欲の快楽とは程遠い生活を相変わらず邁進致しております。


ラブ1号.jpg

古物のエロ本広げてデッサンに勤しんだり…なんてこんな腐敗した毎日では、当HPの戯れ言日記とて何ひとつ華やかな話題も提供できやしません。
「忙しくて風呂に何日入ってません」だなんて情報を、何処の誰が喜びましょう。戯れ言にも程があります。


編集者からご提示頂いた〆切指定日を毎度数日過ぎて漸く原稿完成に至り、のんびりする間もなく次に引き受けた原稿に焦り…と、あくせく過ごしているうちに、驚くことに今年も幸に恵まれぬままとんだ季節になってしまったものです。

自身の脳内時計では、そろそろ花見酒でも…と感じる頃合いが、いつの間にやら暑くなって寒くなって、本年度を振り返る時期になってしまっているのですから、何とも虚しいものであります。

私が室内に閉じ籠り原稿用紙に取り組み、時間に焦って孤独に平坦な生活を送っているその間には、巷の紳士淑女は浮き立つロマンスとバカンスを繰り広げ、幸福の頂点を体感して人として成長していらっしゃるのでありましょうか。

こちらは明けても暮れても、肥えても老いてもかれこれウン十年もの間…B4サイズの上質紙相手に四苦八苦するばかりで、何処に移り住もうと春夏秋冬の繰り返しを窓の外に感じるだけであります。


…と、今更この場で自らの味気ない人生観で思い切り不貞腐れたところで、致し方がありません。
せめてもの拠りどころは、私の場合、麻雀でもパチンコでも競馬競輪でもスポーツでもなく、拙くも楽器趣味。

今回も引き受けた原稿の〆切前日に、音楽仲間とのスタジオ遊戯の約束を控えてしまっておりました。
「すんません、仕事が多忙な事態でして、次のスタジオは不参加で…」
だなんて情のないメールをメンバー各自に送れる程に不義理な真似は、私にはできません。

その〆切前日、先日の日曜日はギリギリで何とか朝までかけてバックのペン入れを遂行させて、総重量7.5kgものベースケース一式を背負い、昨晩からの不眠状態で昼からいそいそ新宿のスタジオへと。

私とて、こう見えてもプロです。
遊びの約束は約束としても、何が何でも原稿第一であることは言うに及びません。
バンド趣味の義理を果たしたら、清く帰って、消しゴムからベタ~ホワイト~スキャンにトーン処理と、嵐の如き仕上げ作業が待っています。
〆切前日に常軌を逸して遊び呆ける程に私も馬鹿ではございません。
一に原稿、二に原稿、三にも四にも私の選んだ人生は原稿あるのみです。


今回些かタイミングは悪くとも、ほんの気分転換。3時間の猛特訓。
ギタリストO氏,ドラマーF氏に私とで、ヴォーカリストI嬢の歌声を盛り上げた次第であります。

スタジオを出たら
「じゃ、ボクは帰って仕事があるから、今日はこれで失敬」

と言いたいところながら、私も場の空気を読む粋人です。
幾ら何でも演奏練習を終えてすんなり自宅に帰れる程に不人情な真似は、何より気遣いを重んじる私にはできません。

楽器抱えたバンド仲間衆と歌舞伎町へと練り歩き、居酒屋へと。
「まだ仕事があるからね、ボクは烏龍茶を…」

と言いたいところながら、この場で興を削ぐような野暮な真似は、私にはできません。

皆さんのご機嫌を損なわない程度にゆっくり生ビールをちびりちびりと頂く密かな計画も、いつの間にやら盃を重ねて、毎度ながらの酔っ払いコース一直線!
一旦酔ってしまえば、憂さ晴らし第一、二に交友、三,四がなくて、五に原稿です。

何となく、こっちで知り合いあっちで出会った音楽趣味人と組んだユニットの面々ですが、ベテランギタリストO氏と歌姫I嬢、何処か小さなバーやらで演奏披露をしたいとの物騒な野望の持ち主。
あんた方が何処で何をやろうと勝手ですが、この奥床しく対人恐怖症気味の私まで巻き込まないで頂きたいものです。

悲しいかな、それだからと言って
「ボクは人前に出るのキライだから…」
なんて素直に尻込みをするタイミングを逸してしまい、こうしてズルズルと ただれたバンド関係を続けてしまっている有様です。

まぁ、いざとなったら “影武者ベーシスト” を押し付けてやりゃいいや、と逃げ道も用意しつつ、それでも仲間外れにされては辛いので、何とか彼等の役に立とうと、今ひとつ釈然としないままバンドの発表舞台を手配しようと目論んでいる次第です。

そこで、新宿裏街道事情に精通している、萬ライター ヤマちゃん。

こちとら出版業界破廉恥部門の有象無象とは一線を画した堅気のお勤めのバンド仲間と、友人萬ライター ヤマちゃんとの禁断のブッキングを、酔った話の盛り上がりから、その夜居酒屋の次に入ったパブで果たしたのであります。
〆切前日だと言うのに、調子に乗って私は何をやってるのでありましょうか…。

因みに我々バンドのテーマは “昭和時代の和洋ヒット曲”。

我々オヤジ衆の思春期時代の青い思い出と、その頃生まれたか まだこの世に生まれてないかのI嬢のコアな好みで、未だスナックのカラオケ定番?「異邦人」やら「北ウイング」だのがレパートリー。もっと古く「ジョニイへの伝言」だとか洋楽で「やさしく歌って」(昔々のネスカフェのCMソング)だとかね。
私のリクエストでKISS「ハード・ラック・ウーマン」なんて曲もね。
しっかり熱唱してくれるのよ、I嬢が。


別れた奥さんとの間に18歳の激カワイイ愛娘を持ち、酒席での談話から察するに相当遊び慣れた様子のドラマーF氏と、最近梅○娘との親交も深いヤマちゃんは初対面ながら体形共にキャラがかぶって妙に意気投合したりと、座は益々ヒートアップ。
バンド連中引き連れ、江戸っ子ヤサグレ裏街道ライター ヤマちゃんの案内で、ゴールデン街へと突入。
彼の知ってるロッケンローな装いの小さな店で、今度演奏披露をさせてくれないかと売り込もう、って思惑ですが…。

酒卓.jpg


居酒屋にパブ、更に中華屋でも酎ハイ呑んで皿うどんにちゃんぽん食べるわでギトギトのヘトヘトで、この頃にはもうボロボロ。

バーにて.jpg


結局、何が何やら…の酔っ払ったまま記憶も定かではなく夜半に帰宅。


〆切?
そんなものは数日遅らすくらい、私の担当編集者ならば弁えている筈です。

呑んだ翌日は〆切だか何だか知りませんが、結局ほとんどダウン。
原稿に消しゴムを掛けるまでがやっとでした。

で、昨夜、二日遅れにて入魂の作品を完成させ、無事にデータ入稿。

なんてなことをしながらも、同時にまた新たなオヤジバンドユニットでのメンバー連絡にスタジオ手配やらと勤しんでいるのですから、何とも不埒な趣味に不埒な商売です。
他に参加のブルースバンドも、新春ライブだ!とかで張り切って練習してますが、どうしたものでしょう。
またこの私を舞台に立たせるつもりでしょうか。
彼等だって、私の小心ぶりは既に承知の筈なのに…。


こうして、人様並みの幸せはとうに諦め、怠惰で気儘な日々を過ごしております。
〆切前日に常軌を逸して遊び呆ける程の馬鹿だと言う自らの実態を明かしてしまったこの懺悔の報告を、縁ある編集者諸氏の目に触れられぬことを切に願うばかりです。
| permalink | comments(0) | trackbacks(0) | この記事を編集する |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33