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オヤジの繁華街にも花は咲く
『飯くった?』

メール不器用なT先生より私のスマホに来た愛嬌もヘッタクレもない数文字のメール連絡に、人恋しげな先生のお姿を察したのでした。人情に厚い私は律儀に応えてしまい、その日は夕刻から練馬の居酒屋へと足を運んだのです。

極力避けたかったのですが、今回の話題は不本意ながらまたしても悪魔のエロ代官 T先生との一夜です。

一軒目.jpg


こうしてT先生とサシで酒と料理を囲むと、かつては私とて様々な魅惑のご婦人との会食の機会に恵まれた幸福な日々を、殊更に今や狂おしい程に懐かしく感じてしまいます。

「大塚やねん、大塚!チャイエスがワシを呼んどんねん」
(チャイエス=チャイナエステだそうです)

「それは良かったですね先生。どうか楽しんでください」

「グワハハハハッ、一万円でプレイルーム代込みで本番やねん!その日のためにワシゃ今からオ○ニー我慢しとんねん!
一日二回のオ○ニーをな、一回に抑えとんねん!どやねん!?」


私も今まで人並み以上の苦労を積んできたかと自負しておりますが、その果てに待ち受けていたのがこの醜い好色老人の酒呑み相手とは…、何ともやりきれません。我が人生は一体何であったのかと問いたくなります。
そんな儚い感傷に耽りつつ、またもや先生の破廉恥極まりない下劣なお話に耐え忍び、後輩作家の哀しいサガで私は糞のようなしょうもない話題に精一杯の愛想笑いを見せたのでありました。


しかし、たまには幸運な偶然もあるものです。
先生と梯子酒の途中に繁華街の裏通りで出くわしたのは、練馬の女親分、カヨ姐さん。
練馬の親分がKちゃんならば、練馬の女帝がこの姐御。
偶然にもちょうど彼女の女友達と共に食事の待ち合わせをしたところだそうで、そうなりゃお互い渡りに舟。手早く話はまとまり、熟年男女四人で、すぐ傍の高級居酒屋へ突入します。

先刻まで、男女の性愛行為の研究発表に飽きもせず熱弁を揮っていらしたT先生ですから、この夢のようなシチュエーションには興奮の境地でありましょう。
懲りもせず、先生は生身のご婦人相手に自らの性癖の風呂敷を広げます。

「フランス人の男はな、オナゴの体臭が好きやねんな。
ワシもな、オナゴの一週間以上風呂に入らん身体を心ゆくまで隅々味わうのが好っきゃねんで!
せやからワシはフランス人の血が流れとんねん!その証拠に毎日フレンチドレッシングがよぅ出よるねん!グワハハハハハハハ~ッ!!」

ハシャぐ先生.jpg

しょーっもねぇ下品な話で口角泡を飛ばし、先生は絶好調です。
幸いご婦人お二方とも、ただのか弱い仔羊ちゃんでもなし、酸いも甘いも噛み分けたご経験豊富な熟し加減。先生がいつもの変態性欲を振り回しても、そこは流石にソツなく巧みに対処します。

餌付け.jpg
ケダモノに恐る恐る餌付けをするA嬢

況してやカヨ姐さんは練馬近辺のスナックを長年渡り歩いてきた生き字引の如きベテラン色物ホステス。横チンやお稲荷さんハミ出したエロ糞親爺の五匹や六匹軽くあしらうくらい朝飯前でしょう。
セクハラ大王のT先生のフォローに私が回るまでもなく、下ネタ何でも来い!との力強いお二人は先生の猛毒を上手く浄化して、和やかな飲食のひと時を過ごした次第です。


キツい二人.jpg
どうやら小洒落た店内でなかなかにキッツい異臭を放っていた我々オヤジ組


先生も血気旺盛衰え知らずのケダモノとは言えど、向こう見ずな若輩者でもない我々は、和気藹々と過ごしたら、無論男衆の清算で店を出て女性陣と清く別れます。

「いやぁ~、ブゥ~~こないなこともあるもんなんやなぁミツマロくん!ブゥ~~……
ほなブゥ~~~またなっ」
嬉しそうに先生は放屁連発と共に感激を露わにして帰路につきました。


今週も浮世の義理でこれから幾日かは酒席予定。
まだまだ、呑んだくれ人生はやめられそうにありません。
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