ママ宅宴で呑み納め
2011-12-24 04:31:10 (12 years ago)
出来心で衝動購入をしてしまった安価品のエレクトリック・アップライトベースは、先日風呂上がりに迂闊にも体当たりをしてしまい見事に転倒させてペグがポキンと折れてしまいまして、購入した楽器店に運び修理に預けておりますが、お蔭さまで元気に暮らしております。
年内納入の原稿は何とか遂行致しまして、それからは腑抜けてアルコール漬けの、平穏無事な年の瀬であります。
とは申しましても、私にとってこのお正月は、生憎…などと申しては罰が当たりましょう…幸いにも、正月休み明け〆切の仕事を頂戴致しまして、例年のように連日新宿のスポーツジムに通い筋力を鍛え、のんびりと酒浸りの悠々自適な年末年始を送るわけにもいかず、おとなしく室内に籠もり真面目に官能作品の創作に身を投じねばなりません。
そんなせわしない予定を控えた私の年の瀬ではありますが、昨日は、またしても練馬のスナックの元ママ宅にお邪魔しまして、毎度の面々数人と共にささやかながらアットホームな忘年会を催した次第であります。
お寿司と吟醸酒一升瓶を手土産に、元ママ宅三度目の訪問。
続々と集った顔ぶれは、親分Kちゃん,恋多きI君,練馬の姐御カヨ姐さんに早苗ちゃんの伝説の名ホステスお二方,そしてママにパパ,近所のおじさん、そして私。
益々濃厚に色香増す二人の姐さん加われば、宴も華やかに話も弾みお酒も進みます。
最近特に私は、酩酊のレベルが意識朦朧状態に達してしまうまでが殊更早く、楽しい酒席にて、飲食時に適さぬ下劣な話題を無遠慮に持ち出してしまう粗相が頻発し、酔いが醒めると自己嫌悪に陥ることが多々あります。
昨夜もやらかしてしまいました。
本年度のハイライト事項として、練馬繁華街の豪傑、先輩作家T先生の “本当にあったおぞましい話/池袋待ち合わせ妖怪婦人とホテルで交尾最中ウ○コ漏らされ糞闘編” 一部始終を、練馬の上品な大物お姐さま方に、それも和やかな宴の席で克明に語って聞かせてしまった失態を、今となっては後悔するばかりです。
「あのエロジジーなら何でもありだろうよ、ケッ!」
との、苦虫を噛み潰したような表情で仰った江戸っ子カヨ姐さんの手厳しい感想のお言葉が、私の立場では決して公言はできませんが、万人の共鳴する適切なるご意見でありましょう。
T先生、来年は “性交最中ウ○コ事件” を上回る、エロ作家の勲章とも言えるべく歴史的な冒険談を期待致しております。
汚らわしい先輩エロ作家の話題はやめておきましょう。失礼しました。
楽しい宴も佳境を過ぎ、その日も朝から仕事に精を出していた、働き盛りのKちゃん,I君,OLの早苗嬢は次々と床に倒れ安らかな寝息を立て始めました。
熟睡に至ったI君の脹よかな肢体をソファーにして、ママとカヨ姐さん。
なぜか元気一杯のカヨ姐さん相手に、不埒に夕刻まで睡眠を摂っていて体力有り余る私は、食欲も衰えず深夜に改めて刺身にご飯で腹ごしらえして更にアルコール摂取するわの、まったりした大人の時間。
何とも優雅なホームパーティーでありました。
他人様のお住まいでの雑魚寝では落ち着いて眠りに就けぬ上流階級育ちの私(嘘)は上品に帰宅し、自分の寝床に横たわるや、しっかりと半日睡眠。
さて、気を抜いて過ごすのもどうやらここまで…です。
少しは日本人らしい正月休みを味わうためにも、怠けた体に鞭打って原稿に勤しまねばなりません。
夕げのお惣菜の足しにもならず何の役にも立たぬ私の下世話な駄文を、本年もご愛読くださった全国総勢推定約15人もの親愛なる皆さま、ご愛顧誠にありがとうございました。
来年度も、低俗漫画家としての活躍ができていたのならば、私の退廃的な日常生活を偽りなく赤裸々に綴らせて頂きたく存じます。
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