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アップライトで初稽古
皆さんはこの私のことを、日々酒に溺れてあちこちで醜態を繰り広げているばかりの人生失脚者だと認識なさっていらっしゃるかもしれませんが、これでも普段は、怪しくもおとなしい小市民の小動物です。
多忙時には一滴たりともアルコールは摂取せずに、ご飯を炊いて野菜炒めだって焼うどんだって自分でこしらえて質素に慎ましく暮らし、あれからというもの性根を入れ替えて、依頼を頂戴した原稿に真面目に取り組んでおります。

今度こそ、余計なネット通販にも一切手を出してはいません。


…なワケないでしょうが!
独りで部屋に閉じ籠って原稿制作に四苦八苦してるのです。
犬や猫や金魚も亀も飼う習慣もなく、裸エプロンになってくれる通い妻がいるわけでもない浮かばれぬ中年男が、ネットで衝動買いの一つでもせなんだら、生きていて何の楽しみがあると言うのでしょうか。
え!?皆さん!
自分で稼いだお金で、法に触れない限り何に遣おうが何を買おうが、許されることでありませんか!?
違いますか皆さん!?裸エプロンで…いや裸エプロンの話ではなく、自分のお金で欲しいものを買って、何が悪いのでしょうか!?

で、ジャ~ン!!
今回の粗相はこれ。
遂にこんなの買っちまった始末!

アップライト.jpg

エレクトリック・アップライト・ベースね。
ドデカいコントラバスこそ買いやしませんが、とりあえずこんなとこで、ジャズの練習用に…と。

チープなロック用ベースでジャズを…なんてのが私なりの信条でもあったのですが、やはり少しは進化せねばなりません。
と言っても、実はコレだって楽器としては相当にチープな一品なのですが…。

ギターの仲間のエレキベースと、コントラバス・サイズのベースでは全くの別物。指が水膨れになりながらも、必死に稽古してみました。
もちろん、ちゃんと原稿進めながら、息抜きに…ですよ、お世話になっている編集者の皆様。

ソープ編集者G氏とて、最近は吉原から鶯谷まで活動の拠点を広げ、ホテルデリヘル遊戯に定期的に挑んでいらっしゃるのです。
探究心衰えぬそのチャレンジ精神を、私も見習わねばなりません。


で、ひと仕事遂行させて、昨日は初めてのアップライト・ベース持参で、市ヶ谷まで足を運びスタジオへと。

ピアニストA氏は生憎風邪でダウンとの旨で、お稽古休み。
先日まで血気盛んな若人衆を率いて演奏活動に明け暮れていましたから、溜まった疲れが出たのでしょう、彼。

今回は、ピアニスト不在ながらも遂にサクソフォン奏者参加!
それも若い女性!
何と新妻!
幸せオーラ出てるぞっ、このッ!

ドラマーM氏の先導で、私の拙すぎるアップライトベースとのトリオ練習会でありました。

うら若いご婦人が、愛用の高級アルト・サックス(憧れの “セルマー” !ウン十万円ですってよ旦那!)を抱えるや、チャーリー・パーカーから何からバップでもバラードでも気持ちよさそうに奏でるのですから、おじさんもホラ、微笑ましくなってしまいます。

サックス&ベース.jpg

…なんて、幾度もライヴ・スポット等でセッションに参加し腕を磨いているジャズ浸りのお二人相手に、こちらは未だコード進行も飛んでリズム崩してしまう、下手の横好きにしたって下手過ぎるベースの腕前で、申し訳なくなるばかりでありました。

奥床しい性質の私をご承知の皆さんは、こうして私が謙遜して申しているかとお思いかもしれませんが、こればかりは譲れません。自信を持って申します。
本当に私はジャズ・バンドなどに参加してはならない程、メタメタに使えない技量です。
だってジャズってば、コード進行複雑すぎるんだもんっ!
こんな私に、毎度苦笑いしつつも根気よくお付き合いくださるドラマーM氏とピアニストA氏の寛大さには、感謝の言葉もありません。

ドラム&ベース.jpg


さて、3時間ものスタジオ稽古で冷や汗を掻いた後は、軽く赤ちょうちんで一杯…なんてオヤジ呑んだくれコースにはなりません。お二人とも真摯なジャズ愛好家なのです。
お互い楽器で発散したら、清く解散。
遠路遥々足を運んでくださった新婚ホヤホヤの若妻に、これ以上私のイカ臭い荒んだ腐敗臭を押し付けるのも忍びないことであります。

それにしても、つい先週届いて、初めて持って外出したアップライト・ベースは、私の風貌では平和な生活を営む世間様の目からは何に見えるでしょうか?
ドラムとサックス・ケースを持った方々と共に駅まで歩いているうちは、何やら楽器のケースだと思って頂けるでしょうが、一人になるや、異様な大きさの細長い黒いソフトケースを背中にデ~ンと背負った自身の姿は、我ながら怪しさ満載です。
決してバズーカ砲やら薙刀なんぞを搭載している訳ではございません。
いっそ、クーラーボックスを一緒に抱えた方が怪しまれないかな…なんて考えつつ、幸い警官に因縁をつけられ職務質問を受けることもなく、無事に帰還致しました。

日曜日では顔の出せるスナックは休業ですし、まっすぐ帰宅。
いやいや、ひと仕事上げたところ…ではあれど、どの道私も年末進行の最中でのんびり休む間もなく、次の原稿に取り掛からねばなりません。


しかし体力の弱っている身には、ベースにしては軽いとは言えどやはり充分に重い荷物を背にかなりの距離を歩き続けてしまい、腰への負担が気に懸かるところ。
案の定、帰宅後ひと寝入りして起きたら、肩凝りと腰痛が酷く、些か危ない事態です。
音楽の才に乏しい老体には、ジャズの道は険しく厳しいものであります。



この度は低俗な私としたことが甚だつまらない高尚な話題のみで、誠にお恥ずかしゅうございます。
尊敬していた先輩作家T先生の、ウ○コ漏らされ事件以来の面白い噂話も得られず、残念でなりません。

年も押し迫ってきてしまいましたが、年内〆切の原稿を遂行したら、また適度に酒を浴びてほどほどに暴れる予定です。
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