扇治 in 大小原寄席
2016-04-28 15:33:19 (7 years ago)
前回お伝え申し上げた新宿の老舗居酒屋「大小原」(読み方に戸惑うでしょうか。「だいこはら」ね。珍しいけど大将のご本名の苗字なのです)にての恒例寄席が行われました。
拙著落語漫画書籍に際しては、腐れ縁の悪玉菌デザイナーT氏の手腕を借りて昨夏発刊に至ったのですが、彼の力を借りたのはデザインだけではない。彼の奥方と、落語家の入船亭扇治師匠の奥方とは今もお若くて素敵でいらっしゃいますがもっと若い頃よりのご友人関係。
私の下劣な漫画内容だけではただの “チョンマゲ時代のエロ漫画” としか一般的には思われないところを、そんな人脈からご紹介を頂き、膨大な量の落語に纏わる解説文執筆を扇治師匠が快く引き受けてくださったのでありました。
お陰様で、拙著をお読みくださった方々からは次々に「落語や江戸時代の解説文が素晴らしいですね!漫画はなくてもよかったけど…」との有り難くも癪に障る賛辞を賜る次第。
また巻末には、先代の十代目桂文治師匠と長年に渡り親交の深かった件の大小原の大将が半生を語ったエッセー文掲載。
…と、いつぞやも記したような気もする前回の補足説明を今更ながらクドクドと暇に任せて申し上げてしまいましたが、こうした経緯にて、この度入船亭扇治師匠初出演の大小原寄席が開催されたのであります。
柳家小蝠さん
笑福亭里光さん
そしてトリは扇治師匠
さすがに店内は満席の盛況で、落語に酒と肴の、粋で鯔背で優雅なひと時でありました。
これを機に、おそらくは大小原寄席での扇治師匠のご出演はまたも期待できるかと思います。
そりゃT氏も当然顔を出さない訳にはいかないよね
笑福亭鶴光さんの愛弟子 笑福亭里光さんと記念撮影
そして今度は、こうした人脈から新たに催しを派生させようと、こちらの里光さんを主役に落語イベントを企んでおります。
主謀者面々は、落語には一家言お持ちのお馴染み編集者G氏とS氏。
これもちょこっと当ブログで既に洩らしたよね。歌舞伎町のプロレス酒場「地下闘技場」のリング舞台を利用させて頂こうと。
その現地相談会も、里光さんご本人を迎えての日取りまで決定しております。
少し面白い趣向を交えての落語イベント、うまく計画がまとまると宜しいのですが。
そんなとこです。
なんか大して珍しいネタもないね最近。
昨晩は阿佐ヶ谷のライヴバーでまたこんな…。
ブルースの伝道師 Mr.テキサスも日々益々精力旺盛にギターを掻き鳴らし吼えて暴れて躍進されてる模様です。
彼のご友人の落語好きの御仁からは、拙著をお気に召して頂き、隅々までお読みくださったとのことで、「この本には落語への敬愛を感じる」との涙ぐむほどに光栄この上ない評価を頂きました。
編集者G氏の元愛人ソープ嬢に次いでやっとお二人目の、拙作に賜った本当に嬉しいお言葉です。
生憎、落語愛好家で志ん生がお好きでいらっしゃるとの彼のご尊父、テキサス・ファザーには私の不浄な漫画はとても見せられないとのこと。それは至極ご尤も。私も老いた親にはひた隠しにしております。
それにしても、こんな調子で相変わらずだなー。
あ、あとはこの前、早い夜にオフ日のお水のお姐さんから「軽く一杯、来なよ」とお誘いを受けるや首の上に間抜けヅラ乗せてヒョイヒョイ出掛けて行ったら、そこは安居酒屋ならずとんだ高級小料理屋。やはりお水の女王を甘く見てはいけません。料理は確かに極上ならお代金も極上。その後横のスナックにしょっ引かれて深夜まで騒いだ挙句の勘定は手持ち金足りず、コンビニのATMまで走らされ身包み剥がされたっけ。
ほんのメールひとつの誤ちから、ちょっとの油断で大散財の顛末!
ケツの毛まで抜かれた、ってやっちゃ。
わっはっはっ…!
って笑えねぇよッ!!
皆さんもお気をつけあれ。
美脚の婦人が莫大な持参金抱えて押しかけ女房に来たけど、持て余した肉体の欲望に毎晩応えられない!だとか、昔親切にした天涯孤独の大富豪が他界して数十億円もの遺産が転がり込んできたけど、お金の使い途に困っている!…とか、そんな悩める話題にはならないもんでしょうかね。
…ならないよね。
やっぱ相変わらずだなぁ……。