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気まぐれ日記::花よりロボコップ
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花よりロボコップ
「先生ッ! T先生!
お気を確かに…、しっかりなさってください!!」

「ワ…ワシゃもう…アカン…。
どうやら、これまでや…」

「な、何を弱気なことを仰いますか先生!
T先生をなくしては、今後の日本のエロ漫画はどうなりますか!?
誰がエロ漫画文化を支えるんですかっ!?
T先生の様な、卓越した画力と男女の性愛の豊富な実体験を兼ね備えた不世出の天才性豪作家は二度と現れません!
まだまだ先生には頑張って頂かないと…!」

「そないゆうてもやなミツマロ君…、腫れた金玉の猛毒が脳にまで回ってもうて…もうワシ死にそやねん。長年の悪行の報いかもしれへん…」

「そんなっ…必ず治りますよ先生!
…で、先生、この遺書にですなっ、先生の全財産は残らずこのボクが相続すると言うことで、法的証拠となる署名捺印をお願いします。
ねっ、先生、早くホラ…!」

「あぁ…最後にワシゃ…この世の別れに…若いオナゴのオ○○を、思いっ切り○○りたいねん!
ピチピチのオ○○を○○り回したいね~ん!!」

「えぇ、えぇ先生。存分に願いは叶えて差し上げますともっ!お安い御用です!
それより先生、ペンを持って、早くここにご署名を…!」

「あうっ、オ○○…ベロベロレロ…チュパチュパ……」

「先生、早くホラ、サインを…!」

「オ○○…オ○○ォ~!あうっ、はううぅ……」

「先生ッ!しっかり!
くたばる前に早くサインを!!
ここにホラッ、ホラッ…!
…おいッ、まだ死ぬなってんだよ!起きろジジィ!!早くっ!
早くぅ~………」



季節の変り目か花粉のせいでしょうか、春先から何とも寝覚めの悪い夢を見てしまったものです。

多忙で現実逃避に怠けてしまうのか、怠けてしまうから仕事が溜まって多忙になるのか…、相変わらず勝手気儘で不埒な生活を送っております。
この春はお花見なんて行事はまったくの無縁のまま、もうとうに桜は散ってしまいましたね。
生憎の雨天の下、傘をさしての花見を敢行している人々を垣間見ましたが、何とも寒々しい光景でありました。


さて、私の人生における、ヒーローのひとりに数えられる、ロボコップ。
そのロボコップが蘇りリメイクされて公開されているとあっては、これは劇場に足を運ばずにはいられません。
原稿は枠線を引いたところで中断し、矢も盾も堪らず、午前中から新宿のミラノ座へと。

ミラノ.jpg


生々しくエゲツない描写が印象的な監督 ポール・バーホーベンの哀しいヒーロー映画「ロボコップ」('87)は確かに見応えのあるヒューマンドラマで名作だと思います。
それから監督も替わり、些かチープなアメコミ風B級SFになった「ロボコップ2」('90)。

そして私のお気に入りは、更に低予算C級SFの匂いをプンプン醸し出した「ロボコップ3」('93)なのであります。
遂にオプション用品背中につけて空飛んじゃうんだから。
まだCG技術がギコチない時代で、安っぽい印象なのですが。
それもメカを開発する一流の科学者ってのが、何故か色っぽいセクシーお姐さんと来ては、その胡散臭い三流色も洋の東西を問わず定番の設定。
日本が生んだハリウッド俳優 故 マコさんが日本の悪の親玉役で出てきて、また有り得ない “インチキ日本” 描写ビンビンだし。

そう言やマコ登場の「刑事コロンボ」もヒドいよね。日本人の正装が文字入りのハッピかよ!?ってあれは「美食の報酬」だっけ。


なんてなことはさておき…。
何と言っても、ロボコップ登場シーンは「2」もいいけど、このロボコップの中身の俳優が、ピーター・ウェラーからロバート・バークに替わった「ロボコップ3」の登場は最高!

同僚達の窮地を救うため、上司の命令を振り切り容疑者追跡中のパトカーを急ブレーキでUターン。それを咎める上司の声が響く車中の無線装置をバコンッと拳でぶっ壊す乱暴ロボット。
バカだねコイツ…、上役の命令守れよ。

で、頭の悪そうな無法者連中に襲われかけている仲間の警官達の元へと車を飛ばすロボコップ野郎。
何か螺旋状の道路を上に上にと進み、やおら左手をマシンガンアームに交換!さて…!?
パトカーを急発進させ、道路のガードを突き破って下方へと落下。

緊張感走る現場の真ん中に、突如ドッカ~ンと落ちて来るパトカー。
一瞬の静寂の後、パトカーの天井をドガガガガガガッとマシンガンアームでくり貫きブチ破って、ロボコップ登場!!

で悪者達を徹底的にビビらせて、容赦なく拳銃ぶっ放してやっつけまくる暴れ放題のロボコップ!

まったく、
「バカタレかーッ!?パトカー1台安くはないんだぞーッ」
と突っ込みたくなるこの登場は、私にとっては正に名シーン!


また、テレビシリーズになったのも全話観た筈。
それはドラマ色の要素が強く、父親との絆が描かれたり、幽霊のお姐さんが味方にいたりしましたっけ。ロボコップにその幽霊が入り込んで、メカの不具合を自在に直しちゃうんだから、そりゃ怖いもんなしだ。



ってな、丸20年前のロボコップに想いを馳せている私の、現代版劇場復活ロボコップの感想は…。

「新生バットマン」に次いで、この「新ロボコップ」でも、重要な役どころで主役を食って出まくってますなぁー、ゲイリー・オールドマン。劇中この人の顔が一番スクリーンに出るんじゃないかね。
昔は悪いことばっかやってたのになー、あいつも…。


そのバットマンのティム・バートン版(旧ロボコップとほぼ同時期の映画だよね)ではブルース・ウェイン=バットマン役だった怪優 マイケル・キートンが、今やすっかり恰幅のいい爺さまになっちゃって、新ロボコップに曲者役で出演しているのも結構。

昔のロボコップは耳のネジを回してヘルメットを取り外していたのが、新ロボコップは自動開閉式になるわ、愛車はオートバイになったりと。
さすがに空は飛ばないか。
それでも昔の3作のオマージュらしきシーンが所々出たりと、退屈なくエキサイティングに楽しめる2時間弱でありました。


しかし私としては、やはりどうも不満の残るのが、昔の作品には「ココよココ!」って “キメ” のシーンが数々あったのが、これはロボコップに限らずですが、現代の矢鱈に猛スピードのシーンばかり連続のアクション映画では、映像が凄いのと裏腹にそれが些か希薄な気がします。

「3」では、殉職した相棒アン・ルイス(だったよね。ナンシー・アレン演ずる婦人警官)の仇を討つために、悪の巣と化した警察署へ向かうロボコップ。

次のシーン。悪玉警官が煙草を口に咥え、同僚に「火はあるか?」と。
するとそこに、
「火ならここだ」と声。
「?」と振り向くと、そこにロボコップ!
直後、左手に装着した火炎放射アームで、ボワワーッ!と辺り一面火の海に。逃げまどう悪玉警官連中!
ついでに火薬箱にまで放射する始末。そりゃ大爆発だわな。

そうコレ!この憎いおバカ加減!
「まぁ~、何ておバカなんざんしょ!?
でもカッコイイ~、このバカタレ!」
と、酔いしれてしまう私であります。

グッと溜めに溜めて、ドッカーンと魅せる切り口を好む私には、復活ロボコップの忙しない活躍シーンには感心するも今ひとつの期待外れ感を持ってしまったのが率直な感想。
でも勿論 死ぬまでにもう何回かはじっくり鑑賞したい映画です。



…と言ったところで、暫しの気分転換から、また私は自身の職務に取り組まねばなりません。

「…あんっな綺麗ぇ~な女を奥さんにしてよォ、孕ませてよォ、子供拵えて、立派なデカい家に住んだらよォォ、そりゃ俺だっていつロボコップに改造されたって文句ねーや畜生ォ~ッ!!」

などと絵空事に対しても無茶苦茶な愚痴を今晩から明日頃までは熱く垂れ垂れ、独房にてヤサグレた猥褻画業に専念する己の醜い姿が、恥ずかしながら今から目に見えます。
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