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気まぐれ日記::金魚さん いらっしゃい
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金魚さん いらっしゃい
自身ではめっきり縁遠くなった男女の戯れ事だの秘め事を原稿用紙に描写する因果な生業で、自室に籠もり世間と隔離された生活から解放されるや、相変わらず連日連夜アルコールに溺れてしまっておりました。


当HP制作者 デザイナーT氏が、拙宅PC診断のついでに、金魚とその飼育セット一式持参で先日来訪。
ご自宅で飼われている金魚が産んだ幼魚4匹に、その他メダカやら下に敷く石等を持って来てくださったのです。

この日のために、彼に言われ水槽だけはネット通販で購入し用意しておりました。
まずは狭い手提げ鞄の中での長旅で、遠路遥々この練馬の地に上陸した金魚様御一行を、新たな住処となった我が家の新築一戸建て水槽に移して足を伸ばしてもらいました。


私は元来動物を飼う慣わしを持っておりません。
犬や猫を飼ったことは子供の頃から経験がまったくなく、どちらかと言うと苦手であります。
犬に対しては、幼児の頃に追いかけられた経験から、以来恐怖心を抱くほどです。今でも犬を胸に抱くことはできないでしょう。

しかし思い起こせば確かに子供の頃には、金魚,セキセイインコにカブト虫等の小動物や昆虫を飼って楽しんでいた記憶はあります。

ですから実に数十年ぶりとなる金魚との同居生活に些かの不安を抱きつつも、「ほとんど放っておいても大丈夫ですよ」とのT氏の励ましもあり、この度こうして金魚を養う決断に踏み切ったのでありました。

金魚.jpg

縁あって当家にやって来た4匹の金魚は、諸事情で、大きく太々しい方から「スケタナ」,「スケカズ」,「スケミツ」、そして一番小さいのは「ユミコ」と命名致しました。
どう成長に至るか、楽しみです。


お金魚様引っ越し記念式典から、T氏にはPCメンテナンス作業を任せ、その作業は中途で続きはまた明日に…と、毎度の定例で彼には拙宅にお泊まり頂く予定で、その宵の口から居酒屋に繰り出し一杯。
練馬の親分 Kちゃんも加わり、それから若いママにホステスの色香を求め、隣駅のスナックへ。

ひとしきり盛り上がったら、左手首にロレックスを輝かせた粋人 Kちゃんはスマートに去るものの、不粋で下劣な我々は野暮ったく閉店まで居残る有様です。

ラストエルマナ.jpg

ここが、婦女子に飢えている薄幸親爺の哀しさ,浅ましさと申しましょう。

T氏とクールダウンに、朝まで営業している近辺の居酒屋へ。
するとT氏の携帯に、先刻の若いホステスから着信!
奇跡的に、ホステス娘お二方がこんな加齢臭及び淫猥臭漂わせた不粋不良中年の席に加わり、我々は色めき立ちます。

“苦労を耐え忍んで、歯を喰いしばって…生きてきて良かった!”
そう思える至福のひと時であります。

T氏暴走.jpg
あいちゃんから給餌を受けるデザイナー T氏

きっと幸せな未来が待っているであろう若い娘たちを清く見送り、哀愁の親爺二人、感涙に咽び興奮冷め遣らず拙宅に帰還。
グッスリ寝て午後起きて、酒も抜けるやT氏には容赦なくPCの不良箇所改善作業を任せます。


そしてその宵からは、今度は御大 T先生をお誘いしての一席。

たぬきにて.jpg

この通り、とても私如きの未成熟者には介入できぬ、ヘヴィーでダークな極悪トークが、怪しいお二人で始まる始末。見るからに怪しいでしょう?
つくづく生命力旺盛な連中です。


さすがに、こんなアルコール漬けの生活を連日続けていたら私も身が持ちません。
そろそろ次の仕事のためにふやけた身を引き締めねばなりません。

…と言うのに、翌々日はスポーツジムの帰りから今度は練馬の女豹 ちあき姐さんより妖しげなメール。
頻繁に返信をくれるので、嫌な予感は致しました。
それに打ち克つことが生憎気弱な私にはできず、のこのこ夜半にスナック Hへと。
ちあき姐さんと、既に酔ってデロデロの老練ママ相手に、禁断の夜を過ごします。

私と彼女等との会話で話題が行き着くところは、どうしてもやはり例の先輩作家先生。
先生ご自身が同席の折には、とても気恥ずかしく口に出来ない、先生への賛辞が酩酊が進むにつれて思わず漏れてしまいます。

「本当にT先生は素晴らしい人格者でね…」
と日頃から尊敬の念を惜しまぬ先輩作家を褒め称えつつ呑む芋焼酎の味は誠に格別であります。


…見え透いた嘘はさておき、ちあき姐さんに新人ホステス H嬢、ここぞとばかりに私の大事なボトルの中身をドボドボ注ぐや碌に薄めず、親の敵に出くわしたかの形相で目を血走らせてガボガボ呑みまくることないじゃないのさ。
確かまだ充分に残っていた筈の黒霧島を知らぬ間に空にするや見事ニューボトルを私に入れさせて、ママからのお達しを団結して忠実に守り、無事に職務遂行ってか?何とも逞しい夜の蝶です。

またしてもとんだカモネギを演じてしまったものです、私は。


さて、いくら怠け者の私とて、そうはもう遊び呆けていられません。
養わねばならぬ家族も増えたことですし、彼等の成長を見守り、また暫し身を粉にして机に向かうと致します。
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