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気まぐれ日記::なぜか石神井セッション!?
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なぜか石神井セッション!?
小学生の頃より早くも劣等生の称号を欲しいままにしていた私は、勉学に励むことを真っ向から避けておりました。

とりわけ、音楽。
音楽の余りの成績の悪さに母親が憂い、私は同級生の秀才児 栗原君の母上が自宅で経営するピアノ教室に通う羽目になったのです。

…と言っても、ピアノを習い始めたのではありません。
遥か遥か昔の小学4年生の頃だと思いますが、その時のことは鮮明に記憶しております。
私の母親が「ウチの馬鹿息子に何とか…」と、父兄会か何かの機会に栗原君の母上に頼み込んだのでしょう。音楽の基礎の基礎を学びに、週に一度だか隔週だったか…、近所の栗原君の家に渋々行かされ、学校での授業について行けるようにと、特別講義を受け始めたのです。

広い洋室の一角に据えられたピアノを中心に、生徒として通いに来ている同学年前後の見知った男女が順々にピアノの腕前を披露し練習に勤しんでいる最中、私は隅の食卓のテーブルに席を与えられ、栗原君の母上から彼等のピアノ授業の片手間に、音譜の基礎を学んでいたのです。

典型的なお坊ちゃん然としていた栗原君自身は、たしかバイオリンなんぞを嗜んでいたでしょうか。
まさに絵に描いたかの小憎たらしいブルジョア家庭でした。
またそんなところに、頭にでかいリボンなんぞ結んでピアノを習いに来てる奴等も奴等です。

斯様な上流階級の彼等とは裏腹に、今思い起こしても、私は只ならぬ知能未発達少年だったと、自らを認めざるを得ません。
私は、場違いな “招かれざる生徒” だったのです。


好きでもない音楽の勉強を強制的にさせられ、親の期待も願いもどこ吹く風で、真面目に音楽を学ぶ意志など毛頭ありません。栗原君の母上の目を盗んでは私は鼻クソをほじって丸めて、帳面の端にそれを練りつけて悦に入ってたりしておりました。
自身の所有物に何をしようと関知されることではなかったのですが、その上余りの退屈さに私は、栗原君宅の高級そうな木製テーブルの、目の前にある装飾部分の縁を鉛筆の先か何かでガリガリ剥がして、手持ち無沙汰を紛らわし悪びれもなく遊んでいたのです。
我ながら、とてつもないアホ餓鬼です。一見賢そうな美少年ながら、その実しょうもない白痴小僧に他なりませんでした。


後日、栗原君の父上によってテーブルの悪戯が認められ、すぐにそれは私の仕業と露見したのでしょう。栗原家から相当の怒りを買いクレームの連絡を受けた私の母親は、平謝りに謝り、恐らくそれなりの弁償金と菓子折りのひとつも持って謝罪に行ったことでしょうか。

無論、そんな調子ですから私は何ひとつ音楽の知識も得られぬまま、母親を更に嘆かせるだけで栗原君宅での特別授業も終了。
それから私は、益々音楽が嫌いになりました。

栗原君…、私のような劣等人生を歩む裏街道者とは正反対に、今はどこかで立派な威厳あるお父さんになっているのでしょうね…。



さて、そんな私が、中学時代から急に洋楽ロックにのめり込み、憧れのヒーロー像はウルトラセブンや仮面ライダーにマジンガーZから、海外のロックミュージシャンへと移り変わります。

ロック少年のご多分に漏れず、親にせがんでエレキギターを買ってもらったのが中学3年生の時。音楽嫌いの文字通り音痴の私が、何を勘違いしてトチ狂ったか、ギターに傾倒してしまったのです。
しかしながら、箸にも棒にも掛からぬ下手さ加減に、バンドをやっている友人からは全く相手にされなかったことは、隠しようもない事実です。
その後ギターからベースに趣向を転じ、以来数十年間にも渡り、細々とながらも拙い趣味としております。


鏡撮影.jpg
スタジオ稽古で皆さんロビーで一服中に、こっそりお茶目に鏡撮り


楽器を慰め物としながら、私は音譜は理解不能の、“タブ譜プレーヤー” です。
これまでも長年再三に渡り、例えば「誰でもわかる音楽理論」だの「猿でも読める音譜読解法」やら「そうだったのか!楽譜講座」…なんてな類の、タイトルにいかにも簡単を謳った音楽書籍を買い漁ってはみたものの、所詮は音楽の理屈なんぞは私の浅い知能では到底理解できない山であります。


教則本.jpg

去年だか一昨年だったか…、性懲りもなくこんな書籍を買い揃えておりました。
「最後まで読み通せる」なるシリーズの、かなり懇切丁寧に初級者向けに解説された音楽理論書籍ですが、やはり私には、最後まで…理解できませんでした。



知能の弱い我が少年時代の昔話から前置きが長くなってしまいましたが、そんな恥ずかしい音楽遍歴の私に、最近ふとした経緯から奇妙な出来事が起こったのです。

稚拙でささやかな趣味ながらも、ふと知り合った同好の士であるギタリスト氏と、一緒に音を出しましょう、ぜひ合奏しましょうと、話が盛り上がりました。
オヤジ世代同士ではあるものの、職種も居住地もかけ離れた人とです。
では、具体的にいつ、どこで演りましょうかとメールで計画を進めると、偶然にもそのギタリストの御仁は、私の夜間酩酊マーキング済地帯 練馬は石神井公園、そこのギター教室に通ってらっしゃるとの話。

それも、何とそのギター教室の先生とは、私も所持している、上の画像で提示した「最後まで読み通せる~理論の本」シリーズ3冊の著者その人!宮脇俊郎さんだそうなのです。

全く存じませんでしたが、その宮脇先生の運営するギター教室の場所が、私の住所からそれ程遠くもない西武池袋線石神井公園駅近辺だったとは…。それもGoogleマップで詳しい所在地を調べてみると、昨年より幾度か顔を出したスナックの、ほんの目と鼻の先なのでありました。

ついこの前、「ゆうゆう散歩」で、加山雄三が石神井公園に向かって通った商店街沿いに、その宮脇先生のギター教室があったのです。
加山雄三だって、エレキの若大将なんですから、傍のお菓子屋に立ち寄っておみくじ煎餅だか何だか食べといて、エレキギター教室を素通りとは、水くさい。


で、何の因果か身の不運か、その石神井公園に通っていらっしゃるとのギタリストA氏の計らいで、何とそのギター教室のスタジオをお借りして、来週ギター&ベースのDUOセッション!?
もちろんオッサン同士が顔を付き合わせるだけのただの楽器練習会ですが、それでも恐れ多いことこの上ありません。

『講義前なので宮脇先生が顔を覗かせるかもしれません。』
って、オイオイ…大丈夫か、このおっちゃん!勘弁してくれよっ!

そんな高尚な聖地に、少年期に栗原君宅のテーブルに悪戯をして、ご本人の著作を「最後まで読み通せ」…なかったこの私が、無謀にも楽器持参で足を踏み入れて許されるものなのでしょうか?

『先生は気さくな方ですから…』とのことですが、さてどうだか…。
何せこちらはギター教室に一銭もお金を払ってない部外者なのです。

「ホレホレ、ベースのおじちゃん、ミクソリディアン弾いてみろよ!コンディミやってみろや!オルタードスケール知ってんのかよォ?D♭マイナーがキーだとツーファイブは何だよ?えーと…なんつって考えてんじゃねーよッ!!
…なに泣いてんだよォ~!?バーカバーカ!!」

なんて、棒でつつかれたりして、虐められないでしょうか。
今から胃が締めつけられる程に心配です。



さてその顛末や如何に!?

お話が長くなりましたので、今回はこの辺で…。


次回は、我が人生の黄金期 中学2年生の時、同級生の加藤君の家に遊びに行って、彼のノートに得意げに女の裸の絵を描いたら、その後それを見た加藤君のお母さんが「もうあんな下品な子と遊んじゃいけません!!」と激昂して、以来加藤君から絶交されたお話を………聞きたくもない?
あ、そう。じゃあいいや。
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