毎度ながら独り元日
2011-01-01 08:28:10 (13 years ago)
全国推定約10名前後もの当HP愛読者の皆様、新年明けましておめでとうございます。
昨年当初の統計よりも実に倍近くもの読者が増えたとの噂、有り難き光栄であります。本当は別に見てくれなくてもいいんですがね、こんなつまらない恥ずかしい生活報告。
皆様のご多幸をお祈り申し上げると共に、今年こそ私を幸せに導いて頂きたいと切に願うばかりです。
私にとっては散々に始まりバカンスもロマンスも一攫千金の機会も訪れやせず、益々散々のまま幕を閉じた忌まわしい旧年ではありましたが、今年も何とか米の飯を美味しく頂けるようにと、切なる願いを胸に2011年を迎えた次第であります。
年末押し迫った夕刻には、同年輩のギタリストF氏と二人で練馬の音楽スタジオに入って、ちょっくらお道楽の稽古をば。
生ドラムにドカドカバッシャン叩かれりゃ、こちらも負けじとヴォリューム上げての大音量合戦になってしまい、ストレス発散には格別の趣向ですが、シーケンサーに打ち込んだコード進行の骨組みを相手に、“サオもの”二人だけでのまったりR&B演奏会もまた結構。
彼と居酒屋で軽く一杯呑って、年内の酒席もそれで御積り。
ついこの前に、やれ猛暑だ残暑だ言ってたのが、あれよあれよと底冷えして来たと思ったら、もうお正月ですもんねぇ。
この調子で行くと、多分もうすぐお花見の季節になり、そうかと思うと間違いなくすぐに夏が来てしまうでしょう。
孤独死もせずに、健康で生き延びていられれば幸いなのですが…。
スナックのフェロモン濃密ねーちゃんには翻弄されるばかりで何がどうなる訳もなく、私の年明けと言えば誠に遺憾ながら例年通り、誰と睦まじく年越しを過ごしながら姫始めに縺れ込むでなく、一人ひっそり自室にて大晦日の小掃除から疲れて眠ったまま新年を迎え、元日はこれから、スーパーで買ってきたおせちセットをささやかに摘んで、熱燗でも啜ろうかといったところであります。
若い頃には、巷がお正月だろうが何だろうが何処吹く風で、元日から捻くれて、いつも通りにレトルトのカレーやら納豆定食やら即席ラーメンを食したりしつつ、世捨て人のつもりで構わず商売優先を気取っていたのですが、やはり人生の後半にも突入すると、お正月くらいは日本人らしい行事を…と、せめて気分だけでも真似てみたくなりました。
とは言えど、何もウン万円もの重箱詰めのおせち料理を何処ぞで予約購入して、餅を焼いてお雑煮まで拵えて…なんて程の食い道楽でも風流人でもありませんので、近所のピーコックで買ってきた¥1,980のおせちセットと紙パック入りの日本酒で、私には充分な贅沢でありますが。
すぐ食べちゃうけどね、こんなの。
明日二日には銭湯の朝湯に入って、それから老いた親のいる千葉県の奥地へと向かう予定です。
一年前の当日記の内容と、何らまったく変わりございません。
と、のんびり過ごし養生した分、仕事が溜まり、休みボケとの闘いに苦しむのも恒例行事。
酒浸りと睡眠過多の日々の報いで、デッサン力も衰えてしまい、原稿の〆切に脅えて泣きそうになってみれば、慌しくも何か心躍る年の瀬から正月三が日位までの優雅な日々が、しみじみ懐かしく恋しく感じるのも、毎年恒例であります。
…って来年の元日も、同じような文面での日記更新でしょうか。
でもまだそれなら幸せで、人生踏み外しちまってたり、パンツ下ろしてちんちん握ったままの姿勢で腐乱死体になってなけりゃいいのですが…。「あそこの部屋から異臭が…」なんて通報されての末路じゃ、哀し過ぎるもんね。
私も結構な長生きを致しておりますし、そろそろ人並みの幸福が訪れてもよさそうなものかと存じますが、如何なものでしょうか。
こんな役立たずの私ではありますが、本年も何卒ご愛顧の程、宜しくお願い申し上げます。
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