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気まぐれ日記::はてなのジョッキ
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はてなのジョッキ
あれからというもの、生憎あすみちゃんが押し掛け女房にやって来るでもなく、幸いT先生から男妾の話を持ち掛けられるでもなく、平穏無事に原稿に追われ、慎ましく怠惰な生活を送っております。
ここしばらくは原稿に焦り、数日に一度、錆びた愛車で近所のいなげやに買い物に行く以外は外出も散策もできずの、面白くも何ともない不潔な生活でありました。

禁酒生活に耐え、肩凝りと闘いつつ、漸くひと仕事上げた暁には、編集さんをどこぞの居酒屋へと連行し、入稿を切札に一杯せしめようと目論む私は、我ながらタチの悪い汚れ作家と認めざるを得ません。

昨夜は羽振りのよいミスター・ソープ、G氏への入稿で、練馬の繁華街に彼を連れ出し、串揚げ屋へと。

生ビールからホッピーにハイボールと、懐の温かい編集者G氏の温情に甘え、性懲りもなく調子に乗って呑み散らかしてしまった私であります。


はてなのジョッキ.jpg

「はてな?」
ハイボールのジョッキをしげしげと眺め、首を傾げるG氏。

G氏と言えばエロ出版業界では名の知れた大物編集者。その彼が注目したジョッキですから、これはきっと相当価値のある至極の名品に違いありません。私が一攫千金を狙うのも無理からぬ事でありましょう。

「あーちょいと店主、私は一介のしがないエロ漫画家。こんな商売をしていると、出先でビールの一杯も頂く時に、手がインクとザー○ンだらけで人様のジョッキを汚してしまって気が引けますでな、自分用のジョッキのひとつも持ち歩いていないと誠に不便。そこでこのジョッキを、私に譲ってもらえんだろうかな?」

なけなしの手持ち銭を叩いて、店主から強引に譲り受けたそのジョッキを、後日わざわざ誂えた桐の箱に収め、G氏の経営するエロ編集プロダクションへと私は出向きました。

「旦那、このジョッキ、五千万円の値で買い取って頂けませんかな?」

思い切って私がそう切り出すとG氏、「どらどら…拝見しまひょ。…これですかな?フム…これは番頭が笑うのも道理。どこにでもある数物の安ジョッキですがな」

「よく見てくんなさいGの旦那!この前あんたこのジョッキを手に取って弄くり回しては、『はてな?』言ってたがな!!」

「あ~このジョッキ!覚えがあるとは思うたが…どこにも傷が見当たらないのに、何故かハイボールが漏りますでな、それで『はてな?』言うたんですわ」

「そ、そんな殺生な…!」

「あんさん、串揚げ屋にいた…たしかエロ漫画家さんでしたかいな?そない金儲けは、楽なもんやおまへんで」


…と、ハイボールが漏れるとのジョッキひとつで、我々落語好きには堪えられないけど、落語を知らなければ全く意味不明な馬鹿話で盛り上がったりと。
う~ん、高尚!


って何だかわかんないでしょ?今の話。
「はてなの茶碗」をお聴きあれ。
くれぐれも、名人の噺をね!
全盛期の桂米朝の名演は天下一品。志ん朝のCDだったら「茶金」の演目です。


G氏相手に又しても私一人で泥酔し、昨夜もお疲れのところクダを巻いてしまい、毎度ながら反省しきりです。


さて、ひと呑みしてストレス発散したら、また次なる仕事に取り掛からねばなりません。

もう何年も前に担当編集者として毎月お世話になっていたM氏は、勤めていた出版社から離れ、現在はフリーの編集者。
その彼から数年ぶりに連絡を頂き、今月ご依頼を頂戴したのは、漫画ではなくカラーのイラストであります。

どんなイラストかと申しますと、私への依頼ですから、心安らぐ季節の風景画でも可愛らしい動物の絵でもなく、女性のエロティックな構図の絵を、数枚。


精力止まるところ知らず、練馬の三十路ホステスを話術でイカせる(自称)とのエロ親分T先生とはまるで違って、お色気方面めっきり枯れ気味な昨今の私に、果たして原稿料を頂くに値するかの色香漂う作品が描写できるかどうか、白紙の原稿用紙を前に、不安な思いに駆られる次第であります。

そういえば…自慢ではありませんが、ご婦人のオッパイひとつ、拙宅の地デジ非対応の古物テレビ画面でしか、最近は拝見致しておりません。
これはいくら何でも、一人の男として由々しき問題です。
早急に何とかしなければ…。

早急に…ハイビジョンテレビで、オッパイを見なければ!



……じゃないっっってばさッ!!
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