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気まぐれ日記
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呑めば海路の日和あり
「す、すみませんっ…!
今もうペン入れを終えて、仕上げに取り組んでおりますぅっ!
ハイ、そりゃもう、ノンストップで、明日一杯には何とか……」

指定を受けた依頼原稿〆切当日の夜、若い編集さんより催促の電話を頂く度に、私はそうお答えします。

“ああ、つい油断してあの日に…あんなバカの誘いに応じてのこのこ呑みに出ちまったから、こんな事態になっちまった…”
と毎度後悔の念著しく自己嫌悪に苛まれつつ、当然ノンストップで仕事に勤しめる筈もなく、充分に睡眠を貪って怠けながら、原稿仕上げ作業に精を出します。


そして “明日一杯” と宣告したその翌日から更にまた翌日、遅れに遅れて何とか漸く入魂の卑猥作品の完成に至り、完成漫画のデータをアップロードして、URLをペーストしたメールを担当者のアドレスに送ります。

その際の連絡のご挨拶文には、既に

『○○社 ○○様
遅くなってしまいました!大変申し訳ございません!』

と、ひと言謝罪文を真っ先に添えたテンプレートも用意周到に作ってありますので、なかなかに私も強かです。


こんな事の繰り返しの面白くない日々でありまして、今さら申し上げるまでもございませんが、なんとも味気ない私の人生です。
結構な多忙から先週末に解放され、途端に土曜日から連日呑み歩いておりました。


から味処.jpg

土曜はライター ヤマちゃんと新宿で一杯。


その翌日 日曜の夕刻は、些か遠路の綾瀬までベースを背負って向かい、スタジオにてジャズギタリスト Y氏とのデュオ遊び。

お恥ずかしくも私の奏でる拙い残念なベースラインに、流暢で華麗なジャズギターを絡めて頂いた後は、駅傍の安居酒屋で軽く談笑のひと時。

綾瀬かぶら屋.jpg

こよなくジャズを愛しギタープレイと愛器ギターに対する熱いこだわりをお持ちなのは言うまでもなく、この方はご趣向や風貌にも深さと味わいを感じる、私には何とも魅力的な友人。
ギターは勿論、アンティークメガネや服飾品に、「勇者ライディーン」を彷彿とさせる このウルトラ級のベルボトムジーンズにも自己主張と一家言をお持ちの、時代の流行など超越した孤高の粋人であります。

ベルボトム.jpg
Y氏ご自慢のラッパズボン

日々ギターテクニックの向上を志し、そしてまたご自身のお好みから一切の妥協を許さぬ完璧な肢体を持った美少女映像作品の探求と、ライフワークに全てを投じ自己の鍛錬に身を捧げる修行僧の如き御仁です。



続けてその翌日 月曜日の午後は、またちょっとした約束から、久しぶりに水道橋へと足を運びます。

お馴染みデザイナー T氏と、かつてお世話になった編集者 Y氏と合流し、喫茶店にて会談。
T氏とY氏は、面と向かうのは数年ぶりとのこと。今回珍しく敢えてお目に掛かる用事ができたと言うので、それならばとついでに私も強引に同席させて頂く手筈になった次第でして、Y氏と私は、思えば実に十数年ぶりにもなる再会でありました。

あまり酒席はお好みではないY氏と、アイスコーヒーをお供に二時間以上にも及ぶ業界世間話。
中身は氷水だけとなったグラスもおねえさんにとっくに下げられ、それでも昔話や現状の悲壮感溢れる出版界不景気ネタでドス黒く盛り上がり会話に花を咲かせます。


T氏と私の思いは一つ。
“早く…ビールが呑みたい!”

東京ドームに向かう人々の群れに恐れをなして、Y氏と別れた我々は早々水道橋を去り新宿へと。

そこでもT氏に付き合い野暮用を済ませたら、三丁目の居酒屋が軒を並べた一画にやっと腰を落ち着けます。

三丁目.jpg



…と、今回は代わり映えのしない居酒屋卓上画像ばかりのご紹介で、面目ございません。
要するに、仕事に趣味に酒席と、相変わらず代わり映えのしない日々でありました。

さすがに、連夜に渡って些か呑み過ぎてしまいました。
溜まった憂さも晴らせましたし、財布も軽くなって先行きに不安を覚えたところで、しばらくはノンアルコールにて、おとなしく慎ましい孤独生活に戻り、執筆活動に専念すると致します。
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鼠獣 タナチュー来襲!の巻
人智を超越した性的快楽を探究し、身の危険をも省みず不衛生な自慰行為に果敢にも挑んだ、官能劇画界の覇者 T先生。

穢れた単独行為の果てにはバイ菌が尿道から左金玉、更に左足にも移り、一時は死の淵にまで追い込まれたものの、抗生物質の投与により、この度見事に生還を果たされた先生の快気祝いの会が、その晩に練馬の繁華街の一角にて催されたのであります。


また常に釣り糸を垂らし、マメに人脈を広げるダークデザイナー T氏の粋な計らいで、その席にはうら若き婦女子一名が花を添えての奇跡の華やかな宴。
いつの間にやら、隣駅のスナックのホステス嬢をもプライベートの酒席に呼び入れてしまうのですから、彼の器用な手腕には毎度ながら頭が下がります。

H子&T氏.jpg
女優を志す夢多きH子嬢とT氏


「先生の復活を祝って、乾杯!」

「いやホンマ、苦しかったねん!
金玉が倍以上にまで膨れ上がってもてな、歩くのも難儀やったねん!」

「さすがは先生。命を張ったオ○ニーに挑戦するとは、ボクごときの若輩者には決して真似はできません」

「グワハハハッ、せやろ!?
ワシのオ○ニーは相当暴れてまうねんで!!」


確実に親娘の年齢差のお嬢さんを同席させながらも、おぞましい猥褻話を悪びれずに始めてしまう我々は、全く悪魔の如き不良高齢者でしょう。


「えっ、カズノコですか?
もちろん知ってますけど…それが何なんですかぁ~?」

あどけない表情で尋ねる二十歳そこそこの娘に、興奮に血走ったマナコが六つ、荒い鼻息と共に食いつきます。

「アソコの奥がね、まるでカズノコみたいにザラザラしてるって女の人が稀にいてね…」

「えぇ~?そんなの初めて聞きましたぁー」

「そうそう、あとはミミズ千匹ってのがね…」

「ミミズが?何ですかそれ?
どうなるんですかぁー?」

「それはね、エヘヘヘッ…」

「えぇ~うるさいっ、お前はほとんど童貞のクセに黙っとれ!
まるでミミズがな……」

「あのさっ、それとかオレの知ってる子のは奥から吸いついてきてね…」


T先生&私.jpg


つくづく、全国でも最低の部類に属する我々オヤジ組です。
彼女H子嬢のご両親の年齢など、とても怖くて聞けません。そこは互いに暗黙の了解。
母親ならまだしも、父親が自分より年下なら、とんだ自己嫌悪に苛まれるに違いありません。


アルコールに酔いつつも、私は極力沈着冷静なる面持ちでその場を穏便に過ごしておりましたが、御大T先生の勢いは最早治まりません。

「…でやな、その奥さんはなぁ、今までセッ○スは挿入からほんの数分かそこらでしか経験したことがなかったんやてな。
せやけどこのワシはなっ、…兄ちゃん、生ビール大ジョッキお代わりや!
ワシはな、軽く30分以上ハメ続け倒したんねん!ほんだらヒ~ヒ~言うて悦びよんねん!!
大宮のホテルでな、朝から夕方まで、そらもぉ~~、腰が抜ける程にやねんで!
グワハハハハハ~ッ!
…で、お嬢ちゃんは平均何分くらいの挿入やねん?ガルルルルルル……」

「えっ?…あの………」


ついこの前まで、変なオ○ニーで金玉を腫らして満足に歩けもしなかった男とは到底思えぬ暴走ぶりです。

H子嬢には甚だご迷惑だったかとご機嫌を案ずる一心なれど、ヘヴィーな性病から完治されたT先生の変わらぬ生命力旺盛な逞しいお姿を拝して、私は安堵の思いを心中熱く感じたのでありました。

“人間…こんなのでも、稼いで生きていけるんだ”
と。




さて、話は前後致しますが、デザイナーT氏が今回練馬の拙宅に来訪した目的は、例によってPC問題もありますが、第一にはコレ。

タナチュー.jpg

そう、ハムスター。
金魚のみならず、彼は遂にこんな小動物まで、侘しい拙宅に連れて来てしまったのです。
頼まれて用意していた専用ケージ以外、餌セットから砂のバスルーム等々嫁入り道具一式持参で、この通り。

T氏&ハム.jpg


若いホステスからペットの類まで幅広く造詣の深いT氏の知識によると、ハムスターのオスは四六時中チョコマカ元気に暴れ回るそうですが、T家から拙宅に嫁いできたメスのハムスターは、ほとんどおとなしく隠れて寝てばっか。

一日中ケージの中にあるミニハウスに閉じ籠もりっぱなし。たまにチョロリと姿を現しては、餌をポリポリ食べてお馴染みの回転遊具で適度な運動をして、水分補給をしてはまた自室に籠もる始末です。


誕生したT家からの命名で、彼女の名は “さなえ” ちゃん。

拙宅近辺にお住まいの、豊満な肉体を持った人間の早苗ちゃんとは知り合ってから何年経てども未だ懇意になれませんが、ハムスターのさなえちゃんとは、早くも私と毎日寝床を並べる親密な関係です。

水飲みハム.jpg


これが我が人生に課せられた等身大の幸福なのかと現実を受け入れ、達観に至りつつある昨今です。
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花よりロボコップ
「先生ッ! T先生!
お気を確かに…、しっかりなさってください!!」

「ワ…ワシゃもう…アカン…。
どうやら、これまでや…」

「な、何を弱気なことを仰いますか先生!
T先生をなくしては、今後の日本のエロ漫画はどうなりますか!?
誰がエロ漫画文化を支えるんですかっ!?
T先生の様な、卓越した画力と男女の性愛の豊富な実体験を兼ね備えた不世出の天才性豪作家は二度と現れません!
まだまだ先生には頑張って頂かないと…!」

「そないゆうてもやなミツマロ君…、腫れた金玉の猛毒が脳にまで回ってもうて…もうワシ死にそやねん。長年の悪行の報いかもしれへん…」

「そんなっ…必ず治りますよ先生!
…で、先生、この遺書にですなっ、先生の全財産は残らずこのボクが相続すると言うことで、法的証拠となる署名捺印をお願いします。
ねっ、先生、早くホラ…!」

「あぁ…最後にワシゃ…この世の別れに…若いオナゴのオ○○を、思いっ切り○○りたいねん!
ピチピチのオ○○を○○り回したいね~ん!!」

「えぇ、えぇ先生。存分に願いは叶えて差し上げますともっ!お安い御用です!
それより先生、ペンを持って、早くここにご署名を…!」

「あうっ、オ○○…ベロベロレロ…チュパチュパ……」

「先生、早くホラ、サインを…!」

「オ○○…オ○○ォ~!あうっ、はううぅ……」

「先生ッ!しっかり!
くたばる前に早くサインを!!
ここにホラッ、ホラッ…!
…おいッ、まだ死ぬなってんだよ!起きろジジィ!!早くっ!
早くぅ~………」



季節の変り目か花粉のせいでしょうか、春先から何とも寝覚めの悪い夢を見てしまったものです。

多忙で現実逃避に怠けてしまうのか、怠けてしまうから仕事が溜まって多忙になるのか…、相変わらず勝手気儘で不埒な生活を送っております。
この春はお花見なんて行事はまったくの無縁のまま、もうとうに桜は散ってしまいましたね。
生憎の雨天の下、傘をさしての花見を敢行している人々を垣間見ましたが、何とも寒々しい光景でありました。


さて、私の人生における、ヒーローのひとりに数えられる、ロボコップ。
そのロボコップが蘇りリメイクされて公開されているとあっては、これは劇場に足を運ばずにはいられません。
原稿は枠線を引いたところで中断し、矢も盾も堪らず、午前中から新宿のミラノ座へと。

ミラノ.jpg


生々しくエゲツない描写が印象的な監督 ポール・バーホーベンの哀しいヒーロー映画「ロボコップ」('87)は確かに見応えのあるヒューマンドラマで名作だと思います。
それから監督も替わり、些かチープなアメコミ風B級SFになった「ロボコップ2」('90)。

そして私のお気に入りは、更に低予算C級SFの匂いをプンプン醸し出した「ロボコップ3」('93)なのであります。
遂にオプション用品背中につけて空飛んじゃうんだから。
まだCG技術がギコチない時代で、安っぽい印象なのですが。
それもメカを開発する一流の科学者ってのが、何故か色っぽいセクシーお姐さんと来ては、その胡散臭い三流色も洋の東西を問わず定番の設定。
日本が生んだハリウッド俳優 故 マコさんが日本の悪の親玉役で出てきて、また有り得ない “インチキ日本” 描写ビンビンだし。

そう言やマコ登場の「刑事コロンボ」もヒドいよね。日本人の正装が文字入りのハッピかよ!?ってあれは「美食の報酬」だっけ。


なんてなことはさておき…。
何と言っても、ロボコップ登場シーンは「2」もいいけど、このロボコップの中身の俳優が、ピーター・ウェラーからロバート・バークに替わった「ロボコップ3」の登場は最高!

同僚達の窮地を救うため、上司の命令を振り切り容疑者追跡中のパトカーを急ブレーキでUターン。それを咎める上司の声が響く車中の無線装置をバコンッと拳でぶっ壊す乱暴ロボット。
バカだねコイツ…、上役の命令守れよ。

で、頭の悪そうな無法者連中に襲われかけている仲間の警官達の元へと車を飛ばすロボコップ野郎。
何か螺旋状の道路を上に上にと進み、やおら左手をマシンガンアームに交換!さて…!?
パトカーを急発進させ、道路のガードを突き破って下方へと落下。

緊張感走る現場の真ん中に、突如ドッカ~ンと落ちて来るパトカー。
一瞬の静寂の後、パトカーの天井をドガガガガガガッとマシンガンアームでくり貫きブチ破って、ロボコップ登場!!

で悪者達を徹底的にビビらせて、容赦なく拳銃ぶっ放してやっつけまくる暴れ放題のロボコップ!

まったく、
「バカタレかーッ!?パトカー1台安くはないんだぞーッ」
と突っ込みたくなるこの登場は、私にとっては正に名シーン!


また、テレビシリーズになったのも全話観た筈。
それはドラマ色の要素が強く、父親との絆が描かれたり、幽霊のお姐さんが味方にいたりしましたっけ。ロボコップにその幽霊が入り込んで、メカの不具合を自在に直しちゃうんだから、そりゃ怖いもんなしだ。



ってな、丸20年前のロボコップに想いを馳せている私の、現代版劇場復活ロボコップの感想は…。

「新生バットマン」に次いで、この「新ロボコップ」でも、重要な役どころで主役を食って出まくってますなぁー、ゲイリー・オールドマン。劇中この人の顔が一番スクリーンに出るんじゃないかね。
昔は悪いことばっかやってたのになー、あいつも…。


そのバットマンのティム・バートン版(旧ロボコップとほぼ同時期の映画だよね)ではブルース・ウェイン=バットマン役だった怪優 マイケル・キートンが、今やすっかり恰幅のいい爺さまになっちゃって、新ロボコップに曲者役で出演しているのも結構。

昔のロボコップは耳のネジを回してヘルメットを取り外していたのが、新ロボコップは自動開閉式になるわ、愛車はオートバイになったりと。
さすがに空は飛ばないか。
それでも昔の3作のオマージュらしきシーンが所々出たりと、退屈なくエキサイティングに楽しめる2時間弱でありました。


しかし私としては、やはりどうも不満の残るのが、昔の作品には「ココよココ!」って “キメ” のシーンが数々あったのが、これはロボコップに限らずですが、現代の矢鱈に猛スピードのシーンばかり連続のアクション映画では、映像が凄いのと裏腹にそれが些か希薄な気がします。

「3」では、殉職した相棒アン・ルイス(だったよね。ナンシー・アレン演ずる婦人警官)の仇を討つために、悪の巣と化した警察署へ向かうロボコップ。

次のシーン。悪玉警官が煙草を口に咥え、同僚に「火はあるか?」と。
するとそこに、
「火ならここだ」と声。
「?」と振り向くと、そこにロボコップ!
直後、左手に装着した火炎放射アームで、ボワワーッ!と辺り一面火の海に。逃げまどう悪玉警官連中!
ついでに火薬箱にまで放射する始末。そりゃ大爆発だわな。

そうコレ!この憎いおバカ加減!
「まぁ~、何ておバカなんざんしょ!?
でもカッコイイ~、このバカタレ!」
と、酔いしれてしまう私であります。

グッと溜めに溜めて、ドッカーンと魅せる切り口を好む私には、復活ロボコップの忙しない活躍シーンには感心するも今ひとつの期待外れ感を持ってしまったのが率直な感想。
でも勿論 死ぬまでにもう何回かはじっくり鑑賞したい映画です。



…と言ったところで、暫しの気分転換から、また私は自身の職務に取り組まねばなりません。

「…あんっな綺麗ぇ~な女を奥さんにしてよォ、孕ませてよォ、子供拵えて、立派なデカい家に住んだらよォォ、そりゃ俺だっていつロボコップに改造されたって文句ねーや畜生ォ~ッ!!」

などと絵空事に対しても無茶苦茶な愚痴を今晩から明日頃までは熱く垂れ垂れ、独房にてヤサグレた猥褻画業に専念する己の醜い姿が、恥ずかしながら今から目に見えます。
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明日に向って呑め!
「えっ?足が痛くて…?歩けない!?
一体どうなさったのですか 先生!?」



その前夜からデザイナーT氏はまたこの練馬にやって来て、呑み明かして拙宅に泊まり、起きてから私のPC問題の診断…と恒例コース。

PC作業.jpg


漸くひと通り作業も済んだので、これから彼の帰り際に軽く盃を交わそうと、いつもの様に先輩作家 T先生にお誘いの電話をお掛けしたら、何やら悲痛な叫びが受話器の向こうから聞こえてきたのです。


「それがな…、ワシこの前不潔な手でオ○ニーしてもたねん。ほしたらな、尿道からバイ菌が入って、左の金玉がエラく腫れてもうてな、左足にまで痛みが走って、今歩くのもツライねん!」

「えぇっ!?本当ですか先生ッ!
それは大変ですねっ!性病科に行ったら、消毒のために細長い管を尿道に入れられて、それはもう死ぬほどの地獄の激痛に耐えねばならないと聞きましたが、どうかお大事になさってください。
…この事はもちろん誰にも口外致しませんので、どうぞしばらくは安静にお過ごしくださいね」

私は必死に笑いを堪え、電話を切りました。

「大変だTさん!T先生に今電話したんだけど、また変なオ○ニーをしたらバイ菌が尿道に入って、左の金玉が腫れ上がって、左足まで痛みが走るそうで、歩けもしなくて一杯呑むどころじゃないみたいだ!!」

「…しょうがないな あのオッサンはまた…」
と侮蔑の吐息と共に苦々しい表情を見せるT氏。


性の快楽を常に考察し、自らの実体験で快感を極限まで日々追求なさっていらっしゃる、エロ漫画界の巨匠 T先生の生命の危険をも臆さぬ身を張った探究心には、実に恐れ入るばかり。
それにしても、今回は単独行為に於いて病気に感染されるとは、先生の飽くなき研究熱心なご意志にはまったく頭が下がる思いです。

またネットで碌でもないウイルスだらけの動画サイトでも検索し再生し、発情に至り、そして酷使の果てに黴でも生えた大人のオモチャに、腐ったローションでも使用して、不浄行為を致した果てに自身もウイルスに侵されたのであろうとは、先生の生態を長年ご承知のT氏の見解。
それとも…我々一般人の想像を絶するかの常軌を逸した不衛生なマスターベーション行為を試みて病気に至ったのか…。

何にせよ、気色の悪い話です。


不謹慎な話題を失礼しました。
気を取り直し、T氏と練馬の繁華街へと。雑多な居酒屋で、昨夜に次いでサシで一杯。

たぬきで.jpg

この日の彼は妙に上機嫌。酎ハイから日本酒とピッチを上げて、気がつけば終電ピンチ時刻!
慌てて店を出て駅まで行くも、彼の自宅の駅にはもう到着不可能。

そうなりゃしかたなく、昨晩も顔を出し居座ったスナック Hに間抜け面で揃って連日突入。T氏に付き合い時間を潰す羽目になってしまいました。

「ママ、ここだけの話だけどね、T先生は凄く不潔なオ○ニーをしてバイ菌が尿道に入って、左の金玉が腫れて膨れ上がって、左足にまで毒が回ったみたいでね、今歩けもしなくて寝込んでるんだってさ!
でも誰にも言わないでやってね」

先生のご病状を気遣う私は、そう報告せざるを得ませんでした。
ママは、T先生の噂話を聞くや眉間に皺を寄せて不快を露わにして、汚らわしそうに話題を変えました。


先刻の居酒屋にて、板さんお薦めの吟醸酒がお気に召した様子から、心持ち好く酔いが回り、昨夜に増してこの夜のT氏はかなりのハイ状態。ママと新人ホステス M嬢を盛り上げ焼酎の盃を重ね、深夜過ぎの閉店まで飛ばしまくる始末。

反して二晩連日の酒席と言うのは、実は私は少々冷め気味。睡魔も訪れ、そろそろ帰って横たわりたい思いで過ごします。

T氏&マキ.jpg
奄美娘 M嬢と 怪人T氏


しかし始発まではまだ数時間。
もうひと辛抱、と毎度の居酒屋へ。

一体昨夜から、彼と何軒の飲食店に行ってどれほど酒を浴びているのでしょう。
豪気と申しましょうか お気楽と申しましょうか、実に贅沢な遊興であります。


やっと始発時間が近づき、西武線の改札口でT氏を見送り、早朝の帰宅。
寝床に倒れてひたすら眠ります。
散らかり放題の自室の整頓は徐々に取り組むとして、すっかり進行が遅れて〆切の迫っている原稿を、これから何とかしなければなりません。


こうしている今も、御大 T先生は自らの不浄行為が元で左の睾丸が腫れて左足にまで膿が回っての病魔と闘っていらっしゃいます。

“人間、幾ら稼ごうとも ああはなりたくないものだ…”
身震いと共に自身の気を引き締め、職務に忠実に堅実に生きようと、私の決意も固まります。


良い子のみんなは、綺麗に手を洗ってから、決して不潔な道具は使わずにオ○ニーをしましょうね。
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昼下がりの興事
昼HOTEL.jpg


熟したご婦人の留まることを知らぬ欲求に応えるのも、楽ではございません。


許されぬ過ちとは知りつつも一度の誘いを受け入れてしまったがために、その日から連日連夜の様に呈示される熟女の妖しく奥深い欲望。
持て余した豊満で貪欲な肉体を満足させる充実感は、確かに男冥利に尽きる思いとは言えども、正直に申しまして私も身体がもちません。

宮仕えの身ではないとは言え、時間に追われ原稿執筆に心血を注ぐ職種でありますから、私はそう暇な毎日でもないのです。
それでも容赦なく、彼女は私の鍛え上げられた身体を連日に渡り弄び…しゃぶり尽くし、またそれをご自身にも求め恥欲の波に溺れます。


その相手とは、練馬のスナック Hの美熟女ママ。

一戦終える毎に放心状態。
“太陽が黄色く見えるまでに…” と表現される体感を、今更この歳にして味わうとは思いもしませんでした。


昼夜を問わず彼女から容赦なく送られる熱いハートを受け入れ、いけないいけないと思いつつも仕事を放棄しその要求につい応えてしまい、背徳の爛れたプレイに身を委ね、時に上になり最後は下になり…、結局私は服従の態勢を余儀なくされる始末です。


ランキング.jpg

この通り、私の奮闘虚しく足下にも及ばずにコテンパンです。

「ハート」1個で1分間のゲームができて、その点数が何故か頼みもしないのに勝手にランクづけされてしまい、否応なしに競ってしまう始末。


同様に別のLINEのゲームで昨年は早苗ちゃんにも敗北を喫した顛末。
たとえ勝ったからと言ってもどんなご褒美が待っている訳でもない無益な行為には辟易した矢先に、またしても油断してこの有様です。


お蔭で最近、目を瞑ると闇の上方よりディズニーのキャラクターだかの顔が金平糖の様にポロポロと落ちてくる幻想に魘されております。

ツム.jpg



今月も既に、編集者より指定された〆切までに原稿の完成は危ない事態。それからまたすぐ次の卑猥なストーリーを考えねばならぬ多忙な事情だと言うのに、貴重な休憩時間及び睡眠時間を削って私は何に興じているのでありましょう。


あのママも、若くして既にお孫さんを持つ優雅で安泰なご身分でありながら、スマホのゲームに毎日興じてばかりとは、一体何をやっていらっしゃるのやら…。

思うにご婦人の方が、本来持っているこの様なゲームへの集中力及び持久力は、我々男性よりも強くできているのでしょう。飽きもせずよく続けられるものです。

スポーツジムでもそうだもんね。
私があちこちの筋トレマシンをちょこちょこ摘んでフラフラと適当に汗を掻く間中、ずっと遮二無二しこしこ同じランニングマシンやらで1時間もそれ以上も延々居座って単純運動を黙々と続けているのは、大抵女性。
とても私には真似のできぬ芸当です。
無骨な男の方が、欲望を吐き出したら一気に冷める本能的行動形態だからでしょうか。



そうそう、それはそうと無知ゆえに暢気に無頓着に構えていた “Windows XP問題”。

当家のPC管理を全て任せている当HP責任者 デザイナーT氏より先日さんざ脅かされ、もう近々に何とかしなければならない緊急事態の様子で…。

仕事がひと段落ついたら早急にパソコンを新たに購入して、彼に全てセッティングを任せて…と、今月は慌しいことになりそうです。


春の匂いを感じてきた頃には、世俗を暫し離れ小さなスケッチブックでも抱えて気ままな温泉一人旅にでも数日間…などと密かに目論んでいた情緒溢れる計画は、こんな調子では当面気も休まらず、どうやらなかなか実行できそうにありません。
T先生&T氏の悪兄弟と共に、練馬の焼鳥屋でホッピーを呷るのが関の山でしょうか。
気分も滅入ります。
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