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気まぐれ日記::人妻の夏 酩酊の夏
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人妻の夏 酩酊の夏
セブンカレー.jpg

お野菜ゴロゴロのカレーをこしらえたりして、猛暑と闘っておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょう。


は?
最近ブログの更新をだいぶ怠けてると仰いますか?

そりゃね旦那、ご報告するに値する目新しいことでも次々と起これば宜しいのですが、生憎何もございません。
甘いロマンスなんぞはこの私に限って申すまでもなく、サマージャンボでウン千万だかウン百万円でも当たっただの等々、幸運な出来事も何ひとつありやしません。

この夏も私は、海にもプールにも温泉旅行やキャンプにも縁がなく、月々の家賃を支払い日々の米と味噌を買う為にと、人妻エロスの描写に精魂を傾け〆切に追われている次第です。

考えてみれば実に侘しい人生です。
熟れた肉体をもて余す奥さんと密会を重ね快楽の奥義を繰り広げる経験もないまま、不埒な内容の漫画をひとり侘しく妄想し原稿用紙に繰り広げているだけの涙ぐましい生活なのですから。
考えれば考えるほど侘しくなるので、極力考えないように一心不乱にオッパイやお尻の絵を描いております。

…って何のことはない、中学生の頃と私は何ら進歩していません。
やっぱり哀しいなー…。


そんな昨夜のこと、私にお電話をくださったのは、目の上のタンコブ 例の先輩漫画家T先生でありました。

「ワシゃ今日は大塚帰りでなっ、練馬のやきとり屋でホッピー呑んどんねん。今から10分で来んかいっ!
何?今忙しい?あん?あ~聞こえへん聞こえへん!暇なんやな!?
何やと?20分もかかる!?しゃあない、待っててやるわいっ!グワハハハッ」
と、平穏無事な生活からとんだ災難に巻き込まれてしまいました。


既に心地好くお酔いの様子のT先生、支離滅裂なお言葉ながら、本日仕事明けで押し寄せる肉欲を抑えきれずに山手線大塚駅まで足を運び、ホテルからご婦人の出前を取り、想像するもおぞましい貪欲な欲望を吐き出し、恒例行事を済まされ練馬にご帰還に至ったのかと推察されます。


金ちゃん.jpg

「今日のコは三十ちょっとの良ぇ~女でな、思いっきりピストン運動したったねん!
キモチよかったねんキモチよかったねん!!グハッ、グハッ、グワハハハ~ッ」

練馬の老舗串焼き屋 Kの混み合ったカウンター席に落ち着くや、先生は私に串焼きの注文をする隙をも与えずに、待ってましたとばかりに私を話相手にします。
賑わう店内でも人目を憚ることを知らぬクソエロ親爺…もとい先生は、数時間前に実践した大塚のホテルでの顛末を口角泡を飛ばし時に涙ぐんでは、自らの汚らわしい行為を語る始末です。
いくら酔客ばかりとは言えど、公衆の面前で下劣な話を聞かされるこちらの身にもなって頂きたいものです。

“店内で楽しくご飲食中の紳士淑女の皆さん、ならびにお勤めの異国フィリピンのご婦人方、僕はこんなエロジジーの仲間では、断じてありません!こんな奴はアカの他人です!!”
T先生の性豪談話を耳に私は眩暈を覚えながらも、心の中で繰り返しそう叫ぶしか術がありません。

そんな私の不快感をよそに、興に乗った先生は財布の内部を私に呈示し、常備薬バイ○グラとご愛用の極薄コンドームを見せつけてくれましたが、私は最早愛想笑いを浮かべるのも苦痛で、せっかくの飲食の最中に吐き気を抑えるのに必死でありました。
私のような妄想派清純エロ漫画家とは対極に位置する、実践派ケダモノ作家T先生の講義は、毎度ながら心に染み入ります。
まったく、こんなことばかり考えて生きているのでしょうか、この男は…。

もっとも、こんなことばっかり考えているからこそ、私如きには足元にも及ばぬ生々しく繊細な描写でエロスを表現し、エロ漫画界の重鎮として莫大な原稿料を稼ぎ出していらっしゃるのでありましょう。

見習いたくないものです。


私ひとりでは、これ以上この苦境に耐えられそうにありません。
呑み友達のKちゃんにふと連絡をしてみると、彼はたまたますぐ近くの安居酒屋で呑んでいるとのこと。
そこでKちゃん,J兄貴,I君のお馴染み三人組と合流。
幾度と申し上げても相変わらず…、“軽く一杯” では納まらない野暮な私です。

よってけ.jpg
練馬繁華街を暴れ回る、関西出身三人衆揃い踏み!
向かって右から、淫獣T先生,J兄貴,Kちゃん
左端は、新潟県出身、現在キャバクラ嬢にご熱心な恋多きI君


揚げ句、それから次はT先生とスナック Hに顔を出すや、ホステス相手に更に酩酊。
こちらは、ひと仕事遂行しご婦人との生殖行為運動で下半身もスッキリ軽やかな好色爺とは状況が違うというのに、ひとたび酒が入るや原稿の創作意欲も責任感すらも飛んでしまうのですから、つくづく我ながら駄目な男です。


更に先生と、ママとC姐さんを誘い、練馬の隠れ名店「ラーメンT」へと。
ここは本当に、何を食べても美味い!
ビールを啜り、激辛麻婆豆腐,かた焼きそばやらをヤケクソに食い散らかし、ヘロヘロで帰還したのは、午前3時半…だったでしょうか。


まぁ、この夏も原稿に追われ世間の裕福な人様並みのバカンスも味わえない私には、せめてもの暑気払いの一夜だったと諦め、また今日から孤独に人妻官能漫画に心血を注ぐと致します。

…と、こんな毎回毎回同じような内容の生活報告しかできない有様で、誠にお恥ずかしゅうございます。
物凄く色っぽい人妻とでも、物凄くディープな一夜を過ごしたりでもしたら、真っ先にここでご報告しちゃうからね、みんな!

フェロモン溢れる美女を自室に引き込んでも、蛇に睨まれた蛙さながら畏縮し指一本触れられずに逃がしてしまった軟弱者のこの私ですから、今更信用性もないかとは存じますが、この悔しさをバネに、きっと大きくなってみせます。
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