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気まぐれ日記::おジャズの花道
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おジャズの花道
ヤサグレ絵師風情の私が何故か参加させて頂き毎月練習を重ねているジャズ・トリオの、ピアニストA氏が、熱心にも他のメンバーで新たにユニットを組み、その初の演奏発表会が、大塚のライヴ・バーにて行われたのであります。

そこでは土日祝日はアマチュア音楽家の貸し切り。様々なジャンルのバンドが1時間交代で次々に登場し、約45分間の持ち時間で、日頃の猛特訓の成果を発揮し腕前を披露するのです。

それにしても、我々の音楽活動関連行事となると、毎度雨天に襲われてしまいます。
A氏のライヴ当日、昨日も見事に豪雨と言ってもいいかの空模様。
生憎の悪天候ながらも浮世の義理で、私は大塚まで足を運び、そのライヴ・バーへと。

以前に当駄文でもご報告申しました通り、この夏に錦糸町のライヴ・バーで無理難題なジャズ演奏という生き地獄を味わい辱めを受けた私。やはり他人の演奏を冷やかしに行くのは気楽であります。

知らないアマチュア・バンドの演奏を、バンド仲間のドラマーM氏と共に、真ん中のテーブル席でビールを啜りつつ拝聴します。
オリジナル曲中心で、カシオペアやTスクエアのコピーも演る5人組フュージョン・バンドは、定番ながらもそれは大した水準。可愛らしい娘さんが、なかなかパワフルな太鼓を叩くものです。ベースのお兄さんも、スタインバーガー・シナプス5弦ベースで自信たっぷりにバチバチドベドベズンズンと、上手いもんだわ!と感心しきり。

お次に出てきた何だか個性溢れるアダルト組バンドは、さて何をやらかしてくれるのか?と思ってたら、始まったのは…、出ました。出てしまいました…、“ビートルズ命” の熱血オジサマの熱唱ユニット!
そのバンド目当てで急に続々と客席に集まったのは、親類縁者にご近所友達?だか何だかの熟年組に子連れ家族の、ライヴ小屋には些か場違いな集団。

ビートルズから音楽にのめり込み、ギター鳴らして歌い続けてウン十年…なんてな雰囲気のお父さん、さすがMCも堂に入っています。
1曲目のポール・マッカートニー&ウイングス「シリー・ラヴ・ソング」は、私の思春期洋楽入門時、深夜放送で頻繁に流れていた懐かしのヒット曲ではありましたが、
「今回のステージでは “愛” をテーマに選曲しました!皆さん、愛を信じて…深い愛を感じましょう!!」
だなんて…急激に胃が重くなるかの大仰な催しが始まってしまいました。

熱唱バンド.jpg

余りの衝撃だったもので、思わず記念撮影をさせて頂きました。
途中からゲスト参加とやらの優しそうなお兄さん、涙ぐんで愛の歌だかを熱唱するや…、
「さぁ~皆さんもご一緒に!」
って…盛り上がっちゃってるぞ、親類縁者だか何だか知人の老若男女!!
こいつぁ~えらい所に来ちゃったもんだ…とステージ前方に席を陣取ってしまったM氏と共に頭を抱え込んだ次第です。
ただの通りすがりの見物客の私が、とんだ騒ぎに巻き込まれたものです。

一時はどうなる事かと思いましたが、世には色々なご趣向の方がいらっしゃるものだ…と無事に落ち着きを取り戻し、お次に漸く、待ってましたの、A氏率いるジャズ・クァルテット!

相澤カルテット.jpg

A氏のピアノに、ドラム,ベース,サックス。
絵になる男前の若者三人と共に、スタンダード・ジャズを楽しげに奏でるA氏。私も楽しく聴かせて頂きました。
のほほんとして、兄ちゃん上手いぞウッドベース!大したもんだ畜生ッ!


…いや、参りました。

素人バンドの演奏を過去から幾度も拝聴しておりますが、未だかつて自分より下手なベーシストに、私は出会ったことがありません。
この日とてそれは例外ではありません。
こうなりゃ、辛い現実に背中を向けてヤケ酒呷って酔っ払うのみです。

何しろ私は、ドリンク飲み放題チケットを購入しての入店なのです。
損しちゃなるまいと、生ビールからフォア・ローゼズのバーボンソーダをここぞとばかりに貧乏根性丸出しでガボガボ呑みまくり、私こそ場違いなただの酔っ払いオヤジと化しています。

ライヴ終了後、
「ご一緒にどうですか?」
と、ちょっと社交辞令で声を掛けられりゃ、酩酊完了の私は断わる術もなく、A氏のバンドの打ち上げ宴会にヒョコヒョコついて行く野暮天です。

どうやら、出演メンバーの他の方々はA氏を中心にネットを介在して知り合い、情報交換して、この夜始めて顔を合わせた音楽同好の士がほとんどだそうで、十名程の皆さん居酒屋の席に落ち着いてもギコチない空気。
そこで、ここは酒席に慣れた人生経験豊富な私が率先して場を盛り上げねば…と意気込んだものの、音楽愛好家達の純粋な交流会では、私の小気味好いダイナマイト・ピンク・ジョークも虚しく空振りの連続で、途端に浮いた中年男となってしまった有様です。

皆さん生真面目な音楽青年たち。それでも一人、綺麗どころの美形ピアニスト女性がいるものですから、男連中の高揚感も確実に違います。

酔い心地進み皆次第に打ち解けてきても、平気で音符の読めるような小癪な連中相手に、私如きが偉そうに年の功でジャズの何を語ろうが、当然ながら太刀打ちできる筈もありません。
最後にゃ二十代の若いジャズ・ベーシスト君に、
「あのォ~…ベースソロって、どうやって弾いてるんですか?」
なんて、敬語になっちゃったじゃないかっ!

やんなっちゃったな、もう…。


ジャズ仲間.jpg

趣味なれどもジャズに音楽に情熱を傾けた、素敵な若人たちでした。


しかしながら、汚れた裏街道者の私には少しばかり物足りず、このままでは悪酔いしそうです。これは練馬に帰還して、適度な雑菌を植え付けねばなりません。
かなり酔って既にヘベレケ状態ながらも、T先生行きつけのスナック Hへと。

「ジジーのボトルを出せッ!」
とママ公認でT先生のボトルを失敬させて頂き、新人ホステス相手に焼酎で口直しをしたのでありました。
(先生ご容赦ください。後日埋め合わせ致します)

先刻のジャズ同好宴会での世田谷のお嬢様ピアニストとは、何を話したって終始全く噛み合わずに脅えられる一方でしたが、それに比べて…いいなぁ~、さすが練馬の三十路ホステスときた日にゃ!
たしかピアニスト女性と奇しくも同じ32歳のご婦人でしたけど、オッサンのオ○ニー話に引くことなく、間髪入れず食い付いて突っ込んできてくれるもんねっ!

「キミが生まれた頃、オッチャンは毎日2回オ○ニーしてたんだじょ~、デヘヘヘッ…」
「あら?たったの2回!?少な~い!」
「……(赤面しつつ)いやぁ~ん、もうっ!」

こうでなくっちゃあ。
いいコ入れたね、ママ。
覚えておくぜ、福島県出身 ミッちゃん!


さて、暢気にふやけて呑んだくれるのも昨夜を最後に、これから嵐の年末進行突入で、幾ら私でも暫しは必死に原稿に取り組まねばなりません。

…と、室内に籠って孤独に作業をするのが私の自然な行動形態。
スタジオ練習までなら大いに結構ながら、何処ぞで人前での演奏披露大会だな、私にとって頭の痛いのは…。
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