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気まぐれ日記::データ入稿万才!
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データ入稿万才!
ここしばらくはほとんど室内に籠り久々のエロ原稿に取り組み、取り立てて面白くもない、描いてる漫画の内容やキャラとはまるで正反対の禁欲生活でしたので、日記更新ネタもありませんでした。

美脚のあすみちゃんも、侘びしい中年男の心を弄んだだけで、腿ひとつ舐めさせてくれず終いで去っちゃったじゃないかっ!
老後が益々怖くなる一方です。行く末、腐乱死体かな、やっぱ…。


そんなことはさておき、私は元来生粋の機械オンチの上、テレビの地デジ化も未だ進めてはいない不器用なアナログ人種でありますが、漫画の仕事は数年前から完全にデータ化して、デジタル移行を果たしております。

それはひとえに、当HPの制作者でもあるデザイナーT氏のお陰と申せましょう。

漫画家という職業を選んだ者にとって、言うまでもなく原稿とは命。その心血を注いだ魂の集大成を、預けた編集者に紛失されるという、本来あってはならないような悲しい目に、特に私のような深海魚の如き底辺作家は、幾度も遭っています。
また、一旦預かった原稿は“貰ったもの”、もしくは“原稿料を払って買った品物”との、非道な認識を持った編集プロダクション,編集者が存在するのも事実。
現に私の過去に描いた漫画原稿は、推定2千枚近くが返却されぬままです。

また親しい編集者からでも「すみませ〜ん!いくら捜しても失くしちゃって出てこないんすよォ〜、あの原稿!」なんて言われたら、憤慨しようが落胆しようが号泣しようが、失くされたものは返ってこない。今更どうにも責めようもありません。
(ちょっと前にはありましたよね、大手メジャー漫画誌の作家さんが、編集部に紛失された漫画原稿を巡って訴訟を起こしたとかの一件が)


そんな、漫画家にとっては痛ましいとしか言えぬような事態から、昨今は確実に回避させてくれる、正に救いの神こそが、『データ入稿』!

私の漫画は、下描きからペン入れ、ベタ、ホワイトまでは長年描き慣れた135kgの上質紙(だっけ?)の役割ですが、数年前から、アナログ作業はそこまで。その原稿をスキャンして、パソコン作業で中間色処理等を施し、今のところはそうして出来上がった完成画像データをCD-Rに書き込み、編集部に入稿しています。

もちろん、手描きの原稿用紙は自室に保管し、パソコン内の完成作品は自己管理。
渡したCD-Rは、使用後編集長の鼻クソなすり付け器にされようが若手くんのマグカップのコースター代わりにされようが、最早知ったこっちゃござんせん。

もし何らかのトラブルでもあったら、拙宅でまたCD-Rにコピーすれば良いのですから。
…と、こんな事ができるなんて、考えてみれば、唯一無二の原稿作品を渡していた私の新人時代からほんの数年前までからすると、夢のような現象であります。


それもこれも、私のようなオツムの回転が平均値よりも些か鈍い者にも、一から懇切丁寧に手取り足取り伝授してくれた、一見暗黒街のポン引き、実体はパンクなオヤジT氏のお世話あっての賜。

ほんの数年前には、初めて買ったノートパソコンに映し出されたネットの観音様丸出し画像に涙ぐんで合掌していた私が、今や「データ」だの「USB」だの、「画像を圧縮」だの「解凍」だの専門用語を日常的なキーワードとして使ってるのですから、画期的,驚異的な進歩と言えましょう。

今やUSBメモリなる、100円ライターより小さいかの代物に、漫画の原稿データが何枚入るんだ!?


敢えて今回こんな話題を感慨深く記したのは、そのパソコン師匠T氏から先日新たな伝授を受け、今回仕上げた作品ではフキダシの中身、ネーム文字作成に挑んでみたからなのです。
編集者不信…てな事はあまり公には申せませんが、やはり喫驚せざるを得ぬようなミスをヤラカシてくれますからね、掲載された拙作で時々。

ひとつのセリフ間違いで、漫画がブチ壊しにもなりかねません。
一体どーゆーミスなのさ??…と疑わざるを得ぬような、いや…これに携わった御仁は、よっぽどこの私に恨みを抱いているとしか思えぬ!とも取れるかの出鱈目な仕事をされた事も、つい最近ありますし、そうなるとネーム文字とその位置やバランスまでも全て自身で拘って手掛けられるというのは、創作満足度も強まります。

何年か前、某誌に掲載された拙作ですが、『後ろ姿の素敵な女性』と記した筈の文章が、何故…どんな手違いで、『後ろ婆の素敵な〜』になるのでしょう!?
『後ろ姿』ってのが、『後ろ婆』。
何だ『後ろ婆』って?妖怪かよ!?

…まぁ、こんくらいなら気が付かないか、気付いたら笑っちまったくらいだから、いーですけどね。

いやいやっ、よかないってばさ!!
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