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気まぐれ日記::寝耳にジャズ
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寝耳にジャズ
ハッピー.jpg

意外になかなか出てこないハートハッピーが出てきて、
「ボクってハッピー♪」
なんて、浮かれている場合ではありませんでした。


慎ましく穏やかに生きていても、人生いつどこに落とし穴が現れるか…、わかったものではありません。
どうやら私は調子に乗っておりました。

音楽の才知など微塵もない癖に性懲りもなく、ほんの出来心から近年ベースを爪弾く趣味を復活させ、バンドごっこに興じて、知り合った人達を誘い、また誘われるまま、ささやかな気休めとして音楽スタジオにて演奏の真似事を密かに楽しんでおりましたが、そんな私に、とんだ落とし穴が待ち受けておりました。

実はこれだけは避けて通っておりましたが、不覚にも油断してしまったのです。


先日ピアニストA氏より、寝耳に水のようなメール。

『私が運営に携わっているジャズ・フェスティバルの催しがこの夏にあるのですが、ご一緒に出演してみませんか?』

ってオイオイ、何をそんな戯言を…まさか本気じゃないよな?
と、半信半疑ながらも戦々兢々たる心持ちでおりましたが、先日のスタジオ練習の際、既にA氏とドラマーM氏の二人は、そのジャズ・フェス出演に向けてすっかりその気!?

恐ろしやジャズマニア!
お二方とも普段はご家族思いの良いお父さんでしょうに…、野太い神経と申しましょうか、大した度胸の持ち主です。

反して、何を隠しましょう、小心者の私の楽器趣味は所詮、言うなれば “カラオケ好きの奥さん” 同等でして、何も多数の人様に稚拙な腕前を披露する趣向などは、毛頭ございません。
ただの楽器好きの平民でして、スタジオ内限定バンド活動で充分満足なのです。

そもそも私はギターのコード弾きがワケもわからず、弦の少ないベースに持ち替えた不届き者。
それがアンタねっ…、幾ら敷居の低い催しだとは言えど、ジャズ・フェス出演って…。

ロックでしたら、数年前に当HP担当デザイナーT氏と同業者K氏と共に、伝説のステージで聴衆を魅了しましたが(嘘)、ジャズとなると、正に下手な誤魔化しは通用しません。
いや、あの時だって、今思い起こしても卒倒するほど緊張したもんね!

私にとっては、中学三年生の時に学園祭のクラス劇で演じた、“山本くん”役以来の重責であります。
小学生の時の演劇での、“その他大勢の蟻さん”役とは訳が違いましょう。

私のようなヘタレまくりベーシストを一員に、何の罪もない一般市民の目前でスタンダードジャズに挑もうとは、一体彼等は何を考えているのでありましょうか。
落ち着いた温厚なジャズ好きの紳士方かと思って信頼しておりましたが、とんだ物騒な連中です。


「持病の腰痛が悪化して、最近頓にベースが重くて、胃腸の調子も芳しくなくて…」から
「そんな悪いこと、お母さんに知られたら怒られちゃうよォ!」とか
「老い先短い老体に何を無茶させる気か君達!?」の泣き落としに始まり、
「俺の4ビートはルート音しか弾かないぞ!しかもそれでもトチるよ!」だの、
「朝から酒呷って酔っ払って来て、ステージにゲロ吐いちゃうぞ!」だの、
「ベース・ソロなんぞ回しやがったら、ペロンとお尻出して客に肛門見せるかんな!」の脅し文句等々…、

と、私も分別ある年齢の大人として、沈着冷静に論理的な理屈を用いて、スタジオ後の居酒屋でビールを飲みながら穏便に逃げ口上を並べ立てはしたのですが、一向に聞き入れてはもらえませんでした。

彼等も良識ある社会人として、同じステージに上がったいい歳のオヤジが、客席に向けて肛門を晒しても構わないと言うのでありましょうか!?


JB&尻.jpg

私の肛門は…いや肛門の話ではなく、とにかく彼等は私に有無をも言わさず、その為に、これからトリオジャズの猛特訓スケジュールだそうです。
まぁ最悪、他の連中も仲間に引き入れて、極力私自身の存在感を薄くする姑息な手段を目論んではおりますが…。



それにしても、彼らは認識してはいないでしょうが、これでも私はこの業界では一流の、三流汚れアーティストであります。
私には人類の活性化の為に、日々心血を注いでエロ漫画を制作すると言う重要な職務があり、私の描写するエロ作品を、純白のブリーフを下ろしながら心待ちにしている熱烈なオ◯ニー愛好家諸氏が、全国津々浦々に溢れ返っているのです。

…なんてことはないにせよ、一介の汚れ絵師風情の私に、ジャズ・フェス出演を強いるとは、何たる無謀な…!

私もまさかこの歳にして、あられもない辱めを受けるとは思ってもみませんでした。
何かの突発的事項で計画中止になることを、今は祈るばかりです。

独りで温泉旅行に行って、露天風呂を満喫して、釣りを愉しんだり風景画を嗜んだり…、そんな孤独を愛する趣味にしとけばよかったなー。



かくなる上は、この場をお借りして「影武者」募集を致します。

どなたかジャズのベース演奏に、腕に自信をお持ちの経験豊富な方。
ベースアンプの裏でこっそり流暢に弾いて頂ければ、私は “クチパク演奏・エアーベース作戦” で逃げ切らせて頂きます。
もしくは、メンバー連中には「昨日から顔にジンマシンが出た」と訴え、顔中包帯でグルグル巻きにして当日に臨み、同じく包帯で顔を包んだ影武者と本番直前に摩り替わるという “スケキヨ作戦” も考慮しております。

ギャラ5万~10万円までは弾みます。
是非ご一報下さい。
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