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気まぐれ日記::iPhone 購入記
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iPhone 購入記
江戸っ子たるもの、女房を質に置いても、今時 iPhone の1つも持たねば先端のアーティストとは言えないでしょう。

すみません。考えてみるまでもなく、私は江戸っ子でもなければ女房も居らず、先端のアーティストでもありませんでした。出過ぎたことを申してしまい、謹んでお詫び致します。

ですが、iPhone を購入したのは紛れもなく真実であります。
って今更、物珍しくも何ともないでしょうが。

iPhone&バック.jpg

私とて、巷の人様と同じ品物を所有したことに対しては然程の高揚感も得られぬのではありますが、やはり確かに便利なツールだとは感じます。


以前に当ブログでもご報告申した、ヤフオク落札で入手に至った古物のエレキベース。ヘッドレスの赤いやつです。
あれのネックの状態が、届いた時から芳しくなく、先日大塚にあるギター専門のリペア屋に調整を依頼し預けていたのです。

大塚と言えば、大塚の裏通り事情にお詳しいT先生、お元気でいらっしゃいますか。
相変わらず、ご健勝に生殖運動にお盛んでいらっしゃることかと存じております。


ギターのリペア等々…その手の趣向には付きものかもしれませんが、実用本位だけの品ならず侘び寂びの趣を重んじる物品を専門修理店に出せば、ただの調整作業で済む筈もなく、思わぬパーツ交換を余儀なくされ、結構な出費。

「この機種では稀にあるのだけど、“0フレット”が何故か他のフレットと同じ高さの物なので、ネックの反りを解消すると開放で音がビビってしまう為、少し高いフレットに打ち替える必要あり」
なのですと。
そう言われりゃ、「やだやだっ!」とは言えません。

泣く泣くフレット交換手術を承諾し、修理が完了したとの連絡を受けて、私は受け取りに再び大塚まで足を運んだのでした。

リペア屋の若い店員には、裕福なおじさんを装って涼しい顔で調整代込み修理合計額の万札を、惜しげもない素振りで支払いましたが、「フレット1本交換代で、焼き鳥何本食えるんだッ!?」と私は心中穏やかでなく、修理完了したベースを背負って池袋の街を当てもなく彷徨したのでありました。

「たかがフレット1本代で…焼き鳥にビール、カツ丼に冷奴、五目チャーハンに酢豚!全部食える額が…」等と、至って尻の穴の小さい私は思わぬ人生の落とし穴に半ば意識朦朧状態。

こんな時には、いっそのことデカい買い物をしちまえぃ!…と言うのが、私の人生哲学であります。

蜂に刺されたら、いっそ毒蛇に咬まれて蜂の痛みを消してやろうという、あれです。
ってそんなあれも嫌ですね。
安いソープランドでしくじったら、すぐさま高級ソープで毒消しを敢行するとの、泡まみれ編集者G氏の潔い生き様と通じるでしょうか。
それも敢えて例えになりませんね。

とにかくそこで私は、下手な散財の痛手を揉み消す為に、ランボルギーニの1台でも買って颯爽と運転して練馬に帰ってやろうか!?とも考えましたが(もちろん、自転車のランボルギーニよ、自転車の!)、何となくフラリと立ち寄った家電量販店で、購入を決めてしまったのが件の iPhone。
一旦購入を決めるや長々と店員兄ちゃんの説明を受けて手続きを済ませ、使えるようになるまで夕暮れの池袋で時間を潰して、ようやく私の新たな電話機となって池袋を後にしたのは、もうすっかり宵闇。

…と、言うような顛末です。
まぁ携帯の機種変更ですから、分割払いで財布の中身は飛ばなかったのですが。

最近は寄り道するスナックも私にはありませんし、まっすぐ帰宅するや、早速“新しいオモチャ”を取り出しては、揉んだり舐めたり鼻を押し付けたり甘噛みしてみたりと(嘘よ)。
それからネットで iPhone 専用の本革ケース、なんてのをあれこれ物色するまでが、私に可能な行動範囲。

「ジャズ,ブルースの定番曲のコード進行が山ほどあって、ホラ、こんな風に伴奏してくれるアプリが、千円もしないで買えるんですよ」
なんて音楽愛好仲間からちょっと見せてもらったのが、実は iPhone 購入の動機。

だったのですが…大変なのは、これから!
案の定何やら設定のやり方がわからず、メールが不能だったり、目的でもあった、そのアプリとやらの活用も、暗証番号だIDだのパスワードだのカード登録だの…何のこったか判らず迷宮に入り込み、アナログ人種恒例の壁…また壁!
昔の携帯電話は、ずっとわかり易く親切だと思ったのですがねぇ。

この手の機械の類を意気揚々と購入に至って、いざ触ってみるや扱い方に困って、他には何も手につかず、仕事もストップ、…なんて事は今までに何度経験したことでしょうか。


不貞寝に及び翌日、つまり昨日のお昼過ぎ、サポートセンターに電話。
不可解や不明な症状から各種の登録作業を、ひとつひとつソフトバンクのお兄さんに懇切丁寧に説明してもらったのでありました。
アドレスの変更作業やら、アップル用のIDに、こっちはソフトバンク用のIDだの何だの、パスワードが大文字だの小文字でどうするの…こりゃ確かに、専門の人に電話ででも付きっきりで伝授してもらわねば、スカートめくり活動の度が過ぎて問題になり母親が学校に呼ばれて先生からこってり絞られたような肉体行動派の私には、到底理解不可能でした。

根気よく延々と仔細に指示して付き合ってくれたソフトバンク兄さんとの電話を終えたのは、何と午後4時を回っておりました。
たかだか手のひらサイズの小函を巡って、もうヘトヘト。
お兄さんもさぞや疲れたことでしょう。家が近ければ近所の居酒屋でビールの一杯に刺し身でも振る舞って労ってやりたいところでした。


さて、無事に私の携帯電話も実に4年ぶりに一新して、メールも通話も問題なくなった…筈ではありますが、そもそもめっきり友人も少なくなった私には、未だ誰からも電話はもちろんメールも来ません。

早苗ちゃんもあすみちゃんも、さきちゃんもみきちゃんもちあきちゃんもねねちゃんも、やはりさすがに感覚鋭い夜のご婦人衆は、幸薄く皮厚い私の正体を見抜いているのでありましょう。
嘆かわしい実情です。


0フレット.jpg

これが問題の、焼き鳥屋で豪遊できる額のフレット1本。
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