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気まぐれ日記::凡平先生と落語三昧
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凡平先生と落語三昧
末広亭.jpg

落語や寄席,江戸文化等の研究にご熱心で、落語書籍をシリーズで発表されている凡平先生とは、昨年拙作落語漫画のコラム執筆を担当して頂いてから、僭越ながら時折メールで情報交換をさせて頂いております。

もちろんお互いに落語好き…などと申しては、おこがましい。当然ながら凡平先生は、私如きと並べては失礼な程に落語を知り尽くした研究者でありますから、その先生から、新宿末廣亭の寄席鑑賞をお誘い頂くとは、光栄至極でありました。

晴天ながら風の強い昨日昼過ぎ、私は新宿三丁目へと足を運び、昨年末以来の末廣亭へと突入。桟敷席で凡平先生と落ち合い肩を並べ、ゆったりと寄席鑑賞を満喫致しました。

落語著作本をお持ちの先生との寄席鑑賞。密かながら、何とも言えぬ優越感です。
AV女優と同席してストリップを鑑賞する様なものと申したら、判り易いでしょうか。
…全然違いますか。違いますね。


昼の部トリは、私は初めて実物を見た昔昔亭桃太郎。
トボケた味わいの存在感だけでも私は笑いがこみ上げ、新作落語の「金満家族」を堪能しました。
ふてぶてしくご飯を“食べる”芸は、さりげないながら感嘆の見応え。
優雅なひと時でした。


昼夜入替なし…とは言えど、流石に二人共もう“お腹一杯”。夜の部にまで寄席鑑賞に挑もうとの気力も体力もなく、昭和時代にタイムスリップしたかの末廣亭を後にしました。
まだ夕刻も早いながらも初冬の陽の短さで夕暮れ空に包まれれば、「あんみつ食って帰りましょう」になる筈もなく、「ちょいと一杯」の心持ち。

それではせっかく落語に浸ったことだしと、親爺さんの落語好きが高じて毎月店内にて寄席を催す居酒屋「大小原」へと、凡平先生をお連れしました。

生ビールで喉を潤し、熱燗でほろ酔い心地になり、落語の著作本をお持ちの凡平先生を大小原大将に紹介したら、案の定、店が落ち着いてきた頃合いに、絡んで来ました絡んで来ました親爺さん!

客が落語好きだと知るや、大小原大将の独演会開演!
一旦話し始めると、長い長い!
寿司屋の修業時代から青春の思い出話を繰り広げ、十代目桂文治師匠との出会い、そして師匠から学んだ礼儀作法談話と一代記を延々語りに語り、話が途切れないんだ大将!

「搗屋幸兵衛」で、長屋の大家幸兵衛に部屋の賃借を尋ねに来た搗き米屋が、幸兵衛の延々続く昔話に辟易し、その揚げ句にゃ「…それで、どうなりました?」と諦めて本腰入れて聞き入ってしまう、あの心境です。
濃いぞ大小原大将!

凡平in大小原.jpg

凡平先生にお酌をする大小原大将。
酔ってピンボケっちまって面目ない。


たまたま、手前の席に何故かNASAの連中(あのNASAよ!NASA!早く宇宙人の秘密出しゃあがれッ!)が来ていて、…って西洋人が居酒屋で焼き鳥食って、上司の悪口を肴にビール呑んでんでしょうか?…私も酔ったついでに何故か紹介して貰い、凡平先生と共に頂いた戦利品が、コレ!

NASAバッジ.jpg

「凄いですね凡平先生!これ非売品だそうですよ!貴重ですよっ!我々が日本の文化を研究する作家だからこそ、こんな友好の証を頂けたんですよォ!」

…なんて感涙に咽んでいたら、向こうの席から、
「すごォ~い、NASAのバッジなんてぇ~!!」
との若いご婦人たちの声。

何だッ、ただの配り物かよっ!?幾つ持って来てんだメリケン人!


で、酔いから醒めてよくよく見れば、袋にゃ“MADE IN CHINA”の文字。

彼等西洋人衆の正体が、実はNASAのロビー脇にあるお土産物売り場の店員たちだったかどうかの疑惑は、UFOの存在同様に謎に包まれたままであります。
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