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気まぐれ日記::赤が俺を呼んでるぜっ
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赤が俺を呼んでるぜっ
まるで梅雨のような今年の春ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

私は働く時はついつい怠けてしまいますが、暇な時は思い切り怠けた生活を過ごしております。要するに純然たる怠け者です。

ここしばらくは英気を養い歌舞伎町の奥にあるスポーツジムに連日通い、正三角形の醜い体を鍛え汗を掻き、サウナとお風呂でサッパリしてからは、新宿の街をのたくり回り、あれやこれや役立つんだか役立たないんだかの品々を物色し買い漁って来たりしていました。

何故か、現在私が日頃近しく交際している男性諸氏は、“物にこだわらない派”の面々でして、“物に頼る派”の私とは、何かと思考が対立してしまいます。
「物マニア」の私は、物欲こそが生きる証とばかりに道具や品物に愛着を求め、それを追求し愛撫し楽しむタイプだと思いますが、こういった趣向の持ち主は果たして少数派なのでしょうか?

なにも大袈裟なことでもなく、たとえば、買い物の途中に何気なく覗いた陶器市で、形も色合いも好みの器を見つけ、その器でうどんを食べたらさぞかし優雅な気分になれるだろうなー、なんてふと思う。で、その器を購入したら、今宵の夕げの献立にと、スーパーでうどんとだしとかき揚げでも買って帰り、早速その気に入った器にかき揚げうどんを盛り、またお気に入りのぐい呑みで一献傾けたりしながら美味しく頂く…なんて事が、ちょっと嬉しく感じるか、それとも馬鹿らしく思うか、そんな瑣末な事だと思いますが、数少ない当HP愛読者の皆様はどちらのタイプでしょう。


“物が呼んでる”なんてのも、感じるかどうかですよね。
たとえば「雑貨屋で見掛けたあの洒落た置物、俺に“買ってくれ”と訴えてきた声が聞こえたから、ナケナシの財布の中身叩いちまった」なんて逸話は、物にこだわらない派の人達には、到底理解できない愚行と思われるでしょう。

また、物マニアは物マニア同士、同好の士に尻押ししてもらいたいと言う心理もよくあると思います。
思い切って買おうかどうしようか躊躇しているところを「そりゃーその○○をもし買わずにいたら、お前は一年経っても三年経っても後悔するよ!生涯巡り会えないかもしれないその○○、絶対無理してでも買うべきだよ!」なんて、身近な知人に言ってもらいたいんですよね、きっと。

また逆に、店先で心惹かれた一品を前に購入に踏み切ろうかどうしようか迷っている友人に、「こりゃーなかなか見つからない代物だよ!ここで買ったら男が上がるぜ!買わなきゃ男じゃないッ!わぁ~見事だよなぁ~この重厚な造り!お前によく似合うじゃないの!?お前が買わなきゃ俺が買う!そしてお前は今日から犬コロだ!」等と、傍らの店員よりも饒舌に強引なセールストークを無責任に繰り広げて、「よォーし、よく決めた!さすが俺が見込んだ男だぜ!兄貴と呼ばせてもらうぜ!」なんて煽てまくって半ば無理矢理買わせた帰り道、思わぬ衝動買いに表情を緩ませている友人の馬鹿面を尻目に、“ホントに買いやがったこの間抜け野郎…”と、密かにほくそ笑むのも、また一興。

そんな、おそらく端から見れば滑稽な事を、楽しみたいんですよ、我々「物マニア派」は。

そういえば奇しくも、このHPに掲載されている私の漫画の、キャラのモデルにした「大滝さん」が正に物マニアの権化のような人でして、彼からは、ギター&ベース,デジカメからクラシックカメラ,鞄等々、こだわり派の影響を私は多大に受けてしまいました。
過去、彼からは様々な品を騙されて購入し散財に至りましたっけ。
ですがその中には、今でも私の生活に溶け込んでいる愛用品も幾つかあります。


それがどうです、同業者きむくんにしてもデザイナーT氏にしても、全く物に固執しない、堅実と言うか堅牢と言うか、不粋と言うか現実的と言うか…その点では実に味気ない連中で、私がこういった物にこだわる話を熱く語れども、毎度冷めた態度で私を小馬鹿にしてくれるばかりなのです。

だから、ネットで気に入った革の小振りなポーチを買ったんだ~!なんて話は、もうしません、判って頂けない奴等には。「いくつ同じような物買ったら気が済むんすか?」とか「いーすね、独身は。オレなんかカミさんに云々…」等また説教を始められたり、何処吹く風で全く興味ナシの態度か、蔑むような反応しか見せないんだもん、あの連中。


そんな訳で、一昨日ジムの帰りに覗いた中古カメラ屋さんで目にこびりつき、ひと晩経っても忘れられなくて、昨日もジム帰りに寄ったらまだショーケースにあったのは、きっと“俺を待っていた”からに違いないと、確信して購入して来たデジタルビデオカメラは、彼奴等には一切語らない事に決めたのであります。


赤ビデオ.jpg


可愛いでしょ?
赤いヒゲ剃りじゃないよ。ちゃんと動画と音声が撮れるんですよ!もちろん普通の静止画も撮れるんでござぁますのよ奥さま!
中古品かと思ったら、付属品も取説も新品そのものの、新古品みたいです。

コレで気になるお値段は…ホステスの尻ひとつ撫でられぬスナックで過ごし、酔って調子に乗って皆の衆に焼き鳥振る舞った一晩の呑み代より、よっぽど安いくらいの額であります!
容量の多いSDカードはたまたま持ってたし、お買得…ですよねっ!?
ほぼ同価格もした、全然効果もありゃしない仮性包茎矯正グッズなんか、買うんじゃなかった!と、今は後悔の念で一杯であります。
そうか…してみると、無意味な包茎グッズ代で一晩楽しい酒が呑めたのか…。
まぁ今更それは考えまい考えまい…。


ところで私はどうも、「赤い品」に惹かれる性質のようで、後方に写ってる機器も赤色でしょ。後方上のはもう十年位前に買ったベース用エフェクター,下のは最近買った録音機。

この前の革ポーチも赤に惹かれたし、その前は赤い革靴も買ったし赤いパンツも買ったし赤いミニギターも買ったし…やたら赤い色の物品に突進する習性は、どうやら私は、生まれたての赤ん坊か闘牛と同等の知能レベルだと、認めざるを得ません。


さて、新たな赤色グッズのビデオカメラ。買ったはいいのですが、一体これで何を撮るの!?

以前なら、仕事の一環と称しAV撮影現場の社会科見学やら怪しいパーティー等にて、取材の特権でビデオカメラ活用の機会も多々あったでしょうが、今やソッチ方面の活動は、私ゃすっかり枯れておりますし…。


そんな暢気で怠惰な生活を続け、昨夜「新しいオモチャ」を買って帰った矢先、パソコンにメールで、来月〆切のご依頼の漫画のプロットが来てました。
その前に次の仕事も取り掛からなくてはならないし、もう気儘な風来坊生活もしばらくは諦め、またしばらくは閉じこもり生活に突入です。

出掛けられなくなるや晴れ渡った青空の本日ですが、せっかく購入したビデオカメラの活躍の機会は、当分訪れそうにありません。
しかたないので我が足の裏でも動かしながら撮影して再生し、悦に入ると致します。
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