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気まぐれ日記::今夏の思ひ出
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今夏の思ひ出
何だかよくわからない夏でした。
幸いにも私のようなチンカス絵描きでも有り難くご依頼を頂戴して、それなりに画業で忙しく過ごしておりました。

何しろこんな状勢になってしまったので、暑気払いに宴会だぁ、また今度はこっちの連中と一杯やっかぁ~ッ!…なんて乗りには一切ならないので、ひっそり過ごすばかりです。机作業で執筆に勤しみ、怪しい時刻になったら深夜過ぎの24時間営業スーパーやらコンビニにコソコソ買い物に行き、帰ってもうひと頑張りしてひと段落ついたら本日の業務終了。で朝方に軽く晩酌…と、そんな慎ましく温和な日々を過ごしておりました。


漫画仕事をご依頼くださった編集者G氏の計らいで、打ち合わせと取材を兼ねての一席が、せめてものささやかなバカンスだったでしょうか。
いかがわしい新宿歌舞伎町が見下ろせる、老舗の三平レストランですが、たまたまG氏と入ったここはなかなかの穴場と言えましょう。


三平料理.jpg

これだけをペロリと平らげるのですから、変わらずの健啖ぶりをG氏は見せてくれました。


また先日は、浮世の義理から古巣 練馬の繁華街にて一席の約束。
数年前までならこの地で梯子酒をしてとことん酩酊したって、深夜にフラフラでも歩いて帰還できたのですが、今やそうはいきません。
億劫なのが夜中の帰路。酒でふやけた老体には電車3本乗り継ぎの帰宅はやはりハードですし、危険でもあります。
そこで、いっそのこと…と、前々から目論んでいた、練馬の手前の江古田駅近くにあるホテルにて一泊する計画を、今回遂に実践。これでも私にとっては立派に贅沢な小旅行気分です。

こんなのも前日にネットで予約、その場でカード精算が済み、足を運べばホテルの一室で過ごせるのですから、便利なものです。
で、まだ明るいうちにチェックイン。エアコンの効いた部屋でベッドに寝転がれるとは、言うことありません。
しっかり、原稿用紙と仕事道具も持参です。

江古田ホテル.jpg

思ったより静かだし、これは快適!すぐ隣にコンビニもあるし。

ところが、番狂わせの事態に見舞われてしまいました。
約束した筈の元ホステス嬢との連絡擦れ違いで、その夜の宴席は中止!?
ふざけやがってあのねーちゃん!

…ここで腐ってメゲてもしょうがありません。
それならば、と他に馴染みの婦人が現在ママを務める練馬のスナックに、のこのこ出向きます。
ソーシャルディスタンス態勢万全のビニールシートの下がった店に落ち着き、焼酎のボトルを入れて一杯。

しかしながらソーシャル何とやらは一体何処へやら…。
向こうの席じゃママの目を盗んで、常連らしき客のオッサン、何かヘロヘロになってるホステスと強烈に接吻しとんでオイ!!胸元に手を突っ込んで、オッサン何やっっっとん!?

あらゆる意味で、けしからんッ!!
駄目だ練馬は!


さて、気分好く酔って徒歩でホテルに帰ったものの、思惑外れは更に重なります。
シャワーで汗を流しベッドに横たわるも、そう言えばもう何年も旅離れしてるせいか、枕が変わってどうしても落ち着かずに、眠れない。
幽霊なんか見たことないのに、出たらどうしようと思うと、怖くて灯りを消せない。ま、これは昔から一人旅の時は私は毎度のこってすが…。


江古田ベッド.jpg

だって、一人きりの部屋にザンバラ髪の女とか出て、首でも絞められた日には、間違いなく発狂して気絶して失禁しますよ私ゃ。何を隠そう、そういう幽霊話を聴くのは昔から好きなので、それだけに、こんな状況になると今まで聴いたホテルや旅館の怖い話が次々と脳裏に甦り、もう恐ろしくて堪らなくなる始末。

何とも情けなくも、一睡もできぬままに早朝こっそりと逃げ出すようにチェックアウト。西武池袋線からJR、私鉄と乗り継いで、郊外の自宅に無事生還。やっと存分に熟睡しました。

そんな今年の夏の思い出です。
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