夏の錦糸町散策記
2019-08-20 06:30:13 (4 years ago)
すみだジャズフェスティバル。
今年で第10回目だったそうですが、その筋の面々には、出演したら“バンドに箔がつく”までの敷居のお高いイベントになっているそうですね。
私のヘコタレ道楽経験では、第2回目の時に偶々出演バンドの一員になってしまい、思い切り骨の髄まで恥を晒した忌まわしい過去があります。
あれから、ジャズは嫌いです。
そして、ジャズフェスは出るもんでなく、知人バンドの演奏を偉そうに眺めつつビールを搔っ食らうものだと気付いた次第です。
向こうに凄い塔が見えますが、私は行ったことがありません。
さて、ここ数年来の盟友、バンド仲間ギタリストF田氏の、お勤め先での同僚女性が組むデュオがこの日出演されるとのことで、睡眠不足に耐えて汽車を乗り継ぎ鑑賞に足を運んでみました。
昭和歌謡をベースに、ジャズから何からジャンルを越えて卓越したギタープレイを聴かせるキンちゃん氏(右)
このお二人のユニット、「ルート4」はあちこちのライブハウスや飲食店で、毎週のように歌と演奏を披露し続ける猛者組。まぁ、ジャズフェスに出るような連中はほとんどそんな方々ばっかですが。
今回のフェスには参戦しませんでしたが、やはりライブ三昧のミュージシャンライフを送る癖に呑むと碌でもない下ネタばかりおっ始める、私には生殖意欲もベースの腕もとても追いつかないベースマンT野氏も我々と合流。彼もこの日出演のご友人バンドの応援です。
高級ベースを何本も所有しているT野氏
出演しないオッサン三人組、暢気に錦糸町の街を呑み歩きます。
自分が出演となったらもう当日朝から生きた心地もせずガチガチになり、緊張した神経を誤魔化す為にウイスキーか何かをチビチビ呷って、顔面蒼白でクソ重い楽器を嫌々背負って会場に向かう立場でもなく、何の責任もなしに重い楽器も持たずに其処此処で繰り広げられるバンド演奏を冷やかし歩くのは、やはり私の性分に合っているようです。
男三人でこの日何軒居酒屋を廻ったことでしょうか。さすがに帰りはフラフラ。
王道ライブ派のT野氏は、これから来月もどこそこでライブ3回だってさ。図太い神経なんだろうねー。ベースソロとなりゃ舞台前方に迫り出してくるもんね彼。私ゃベースソロなんて無理無理。やむを得ない場合には目立たないようにドラムの脇に隠れるもん。で必ず頭真っ白んなってトチる。トチったのがバレて益々隠れる。そんなザマ。
ドスケベーシストT野氏(右)
普段は裕福な一家の大黒柱。社会人としても敵わない…!
フサフサだし。
実は他に参加してるバンドの方で応募した「横浜ジャズプロムナード」には、今年落っこったって。リーダーM井氏が率先して応募したのですが、やたらクジ運悪いからね彼。落ち込んでた様子だけど、私としては正直申して余計な課題ができずに安堵の胸を撫で下ろしたところ。
私同様、どっちかと言うと人前演奏苦手なF田氏とは、月末に控えたスタジオでのインストトリオ稽古に一応燃えてます。