悪癖告白いたします
2010-03-28 22:26:50 (14 years ago)
仕事が立て込んで、晩酌も許されず近所への食材買物以外は外出禁止の、俗世間から隔離されたかの状況ともなると、せめてもの楽しみと言えば、せんずりとネット通販のみとなるのは、人間として至極当然の事と申せましょう。
今でも「一日二回」と豪語する先輩作家T先生の強烈な繁殖力には私など到底及びませんが…いや、せんずりの話ではなく、世にインターネットが蔓延る以前には、その頃も通販のカタログ本を物色するのが私は好きでして、そう言えば見渡せば長年愛用のあらゆる通販グッズが室内を飾っています。
そしてもう一つ、どうやら私には最早ビョーキとも言える悪癖がありまして、それはと申しますと…「鞄」。
いつの頃からか…かれこれ十年くらい前でしょうか、鞄依存症を発症しまして、それも「革中毒」を併発しております。革製の小物や鞄に愛着を感じるのですが、それと私の下腹部のカワカブリとは、何の因果もないと思います。
原稿の合間の息抜きとなると、密かにネットでレザーのバッグを検索し、めぼしい品をチェック。一旦は頭を冷やすものの、一晩から数日の間、その品に魘されるようでしたら、矢も楯も堪らず注文に至ってしまうという悪行を繰り返し、その結果、今や結構な数の大小の鞄や革製品が室内に重なり並べられている有り様です。
それとて、世のご婦人方の愛好する、ウン十万円だかもするブランド品に比べれば、かわいい趣味と申せましょうが…。
旅行も滅多にせぬのに“哀愁の男のひとり旅”に相応しいオールレザーの旅行用鞄から、「スポーツジム用」に「打ち合わせ時用」鞄…くらいはよいとして、「ちょっと散歩に行く時用」とか「ちょっと散歩に行った帰りに銭湯に行く時用」とか、果ては「呑みに出掛けて酔っても忘れなさそう」だとか、都合よく自分だけの大義名分を作り、様々な…それでも私好みのこだわりの方向性の鞄が増殖しております。
数年前、どうしても欲しい革製の鞄を、ネットで検索の揚げ句、何と遥か異国のカナダの店で発見!もちろんそこのHPは当たり前ですが全て英語!
それでも日本国内には恐らく存在しないであろうその鞄がどうしても欲しく、必死になって注文に挑みました。自分の住所を、番地から逆に、ローマ字で打ってね。
何とかかんとか注文を確定し、後は到着を待ちひと安心…と思いきや、よく確認してみたら、何と私…『店まで直接受け取りに行く』にチェックしてしまってました!
これには仰天!
いくら数寄者の私とて、鞄ひとつ買いにわざわざパスポート作って親族に別れを告げて飛行機に乗ってカナダくんだりまで命懸けで旅をする度量はありません。それが為に縁者知人各位にカナダ土産まで買ったら、とんだ散財となるでしょう。
そこで役立ったのが「翻訳サイト」。必死に訂正の文章を英語で作成し、この日本から遥かカナダの地に向けてメール送信。
幸い、航空便で送ってもらえるように金髪のカナダ美人(多分)に意向が伝わり、了解の返信が来ました。
あれは正に手に汗握る、国境を股に架けたサスペンスな通販でした。
海の向こうから、間違いなく注文の一品が無事到着した時は、嬉しかったなぁー!
それはもちろん今でも愛用の鞄で、使い込んで良い味が出ています。
ホステスの早苗ちゃんにも、「可愛いバッグ!」って誉められちゃったんだからね。えへへっ。
鞄は気に入られたけど、肝心の私自身は早苗ちゃんには、エロ話が過ぎて引かれてフラレちゃったけどね…。
やっぱり、変なオモチャを使ってのオ○ニー談話が敗因だったかなー。
「すっっっごいキモチイイ!!」…なんて涙ぐんでオッサンが語りゃあ、そりゃドン引きだわな。
私は酔って全然覚えてないんだけど…。
まぁいいや。話題は鞄鞄!
オーダーメイドと言うのも、こだわりの御仁には憧れの到達点でしょう。
原稿専用の書類鞄の完全オーダーメイドやら古物カメラケースの補修と改造やら、他にも決して人様には言えない大枚を、専門店に叩いたりしました。
近しい知人には、私のこの鞄購入癖と言う愚かな病は露見しておりまして、蔑まれているのは私も薄々感付いていますので、新たな品を購入してしまった折りには、極力隠蔽しております。
それでも外出時に密かに意気揚々と新しい鞄を肩に提げてて、友人から「あれ?それ、また買ったんですか?」なんて半ば呆れ顔で訊かれると、「いや…安かったんだ!今日はちょうど荷物が少なくて、こんなのがピッタリだからね…」などと、何も悪くないのに後ろめたい心持ちで、意味不明な言い訳を口走ってしまう私です。
「俺みたいに女房子供がいたら、そんな好き勝手な買い物はできませんよォ!」なんて善良な人生を歩む友人からは度々見下して言われますが、いい歳こいて配偶者にも子孫にも恵まれぬ我が人生、孤独死を迎えるまではせめて、細々稼いだお銭で慰めの品を買うくらい、黙認頂きたい次第です。
…と、前置きが長くなりましたが、今朝方寝る前にネットで発見した赤いレザーのミニショルダーバッグ、やはり夜になっても魘されてるので、これから注文しようと目論む所存です!
その理由は、『春のサイクリングとお散歩時にちょうどいいから』。
文句あっか!?
今でも「一日二回」と豪語する先輩作家T先生の強烈な繁殖力には私など到底及びませんが…いや、せんずりの話ではなく、世にインターネットが蔓延る以前には、その頃も通販のカタログ本を物色するのが私は好きでして、そう言えば見渡せば長年愛用のあらゆる通販グッズが室内を飾っています。
そしてもう一つ、どうやら私には最早ビョーキとも言える悪癖がありまして、それはと申しますと…「鞄」。
いつの頃からか…かれこれ十年くらい前でしょうか、鞄依存症を発症しまして、それも「革中毒」を併発しております。革製の小物や鞄に愛着を感じるのですが、それと私の下腹部のカワカブリとは、何の因果もないと思います。
原稿の合間の息抜きとなると、密かにネットでレザーのバッグを検索し、めぼしい品をチェック。一旦は頭を冷やすものの、一晩から数日の間、その品に魘されるようでしたら、矢も楯も堪らず注文に至ってしまうという悪行を繰り返し、その結果、今や結構な数の大小の鞄や革製品が室内に重なり並べられている有り様です。
それとて、世のご婦人方の愛好する、ウン十万円だかもするブランド品に比べれば、かわいい趣味と申せましょうが…。
旅行も滅多にせぬのに“哀愁の男のひとり旅”に相応しいオールレザーの旅行用鞄から、「スポーツジム用」に「打ち合わせ時用」鞄…くらいはよいとして、「ちょっと散歩に行く時用」とか「ちょっと散歩に行った帰りに銭湯に行く時用」とか、果ては「呑みに出掛けて酔っても忘れなさそう」だとか、都合よく自分だけの大義名分を作り、様々な…それでも私好みのこだわりの方向性の鞄が増殖しております。
数年前、どうしても欲しい革製の鞄を、ネットで検索の揚げ句、何と遥か異国のカナダの店で発見!もちろんそこのHPは当たり前ですが全て英語!
それでも日本国内には恐らく存在しないであろうその鞄がどうしても欲しく、必死になって注文に挑みました。自分の住所を、番地から逆に、ローマ字で打ってね。
何とかかんとか注文を確定し、後は到着を待ちひと安心…と思いきや、よく確認してみたら、何と私…『店まで直接受け取りに行く』にチェックしてしまってました!
これには仰天!
いくら数寄者の私とて、鞄ひとつ買いにわざわざパスポート作って親族に別れを告げて飛行機に乗ってカナダくんだりまで命懸けで旅をする度量はありません。それが為に縁者知人各位にカナダ土産まで買ったら、とんだ散財となるでしょう。
そこで役立ったのが「翻訳サイト」。必死に訂正の文章を英語で作成し、この日本から遥かカナダの地に向けてメール送信。
幸い、航空便で送ってもらえるように金髪のカナダ美人(多分)に意向が伝わり、了解の返信が来ました。
あれは正に手に汗握る、国境を股に架けたサスペンスな通販でした。
海の向こうから、間違いなく注文の一品が無事到着した時は、嬉しかったなぁー!
それはもちろん今でも愛用の鞄で、使い込んで良い味が出ています。
ホステスの早苗ちゃんにも、「可愛いバッグ!」って誉められちゃったんだからね。えへへっ。
鞄は気に入られたけど、肝心の私自身は早苗ちゃんには、エロ話が過ぎて引かれてフラレちゃったけどね…。
やっぱり、変なオモチャを使ってのオ○ニー談話が敗因だったかなー。
「すっっっごいキモチイイ!!」…なんて涙ぐんでオッサンが語りゃあ、そりゃドン引きだわな。
私は酔って全然覚えてないんだけど…。
まぁいいや。話題は鞄鞄!
オーダーメイドと言うのも、こだわりの御仁には憧れの到達点でしょう。
原稿専用の書類鞄の完全オーダーメイドやら古物カメラケースの補修と改造やら、他にも決して人様には言えない大枚を、専門店に叩いたりしました。
近しい知人には、私のこの鞄購入癖と言う愚かな病は露見しておりまして、蔑まれているのは私も薄々感付いていますので、新たな品を購入してしまった折りには、極力隠蔽しております。
それでも外出時に密かに意気揚々と新しい鞄を肩に提げてて、友人から「あれ?それ、また買ったんですか?」なんて半ば呆れ顔で訊かれると、「いや…安かったんだ!今日はちょうど荷物が少なくて、こんなのがピッタリだからね…」などと、何も悪くないのに後ろめたい心持ちで、意味不明な言い訳を口走ってしまう私です。
「俺みたいに女房子供がいたら、そんな好き勝手な買い物はできませんよォ!」なんて善良な人生を歩む友人からは度々見下して言われますが、いい歳こいて配偶者にも子孫にも恵まれぬ我が人生、孤独死を迎えるまではせめて、細々稼いだお銭で慰めの品を買うくらい、黙認頂きたい次第です。
…と、前置きが長くなりましたが、今朝方寝る前にネットで発見した赤いレザーのミニショルダーバッグ、やはり夜になっても魘されてるので、これから注文しようと目論む所存です!
その理由は、『春のサイクリングとお散歩時にちょうどいいから』。
文句あっか!?