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気まぐれ日記::再会の祝宴
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再会の祝宴
新生バンド.jpg

今年も懲りもせず、時折お道楽で暴れたり。


チェーン装着.jpg

それからほらね、昨年末に購入した得体の知れぬ懐中時計には、充分吟味して何だかアンティークな専用チェーンを購入して装着してみました。
なかなかお似合いでしょ?か細い鎖一本でなかなかのお値段だったもん。女体キーホルダーは関係ないよ。


そんなことはいいか。
先輩エロ漫画家T先生からのお誘いを受けて、待ち合わせ場所の練馬繁華街へとその宵私は愛車ブリジストンを駆って向かったのです。

「先生、お待たせしてすみま…うッ…
なっ、なんかこの辺、凄く嫌な匂いがしませんかぁ!?」
飲食店の軒先一帯にヘドロの様な臭気を感じ、私は咄嗟に鼻を押さえ顔をしかめました。
すると先生は眉ひとつ動かさずに平然と答えます。
「ほぅか?今ワシが屁ぇこいただけやがな」

成程、事態が掴めました。
正常な一個人の体内から放出される匂いとは到底思えぬ、50メートル四方ものドブの海に落とされたかの地獄の悪臭の原因は、コイツでした。
早々不快極まりない思いをさせられるも、そこは従順で上下関係を重んじる私。“呑み代なんざ一銭たりとも払うものかっ!このスカンクジジー!” と心に決め悪感情を胸に留め、毎度の串焼き屋に先生と落ち着きます。

生ビールをガボガボ呷り、摩り下ろしニンニクが大量に投入されたモツ煮込みを美味しそうに平らげたその後、「ラーメン太郎」ではまた洗面器大もの特盛オムライス及び餃子をもお一人で全て召し上がる大食漢の先生には、感服の一語を否めません。
そして、店を出るや往来でまたしてもお決まりの特大級の放屁連発を豪快にされる先生から、私は這々の体で繁華街を後にして逃げ帰ったのでありました。

太郎オム&炒飯.jpg


モツ煮込みにニンニクなどは入れず、オムライスもヘヴィーだったので今回は軽く炒飯のみでお付き合いした私はと言えば、それでも翌朝まで胃凭れ。T先生の底なしの食欲及び性欲のパワーには、毎度ながら畏敬の念を惜しみません。無論見習いたくもありません。


今更、私のこの役立たずの駄文とは言えども悪徳エロ漫画家 T先生の生態を記しても面白くもないでしょう。忘れてください。

その翌日には、意外なご連絡から、実に丸十年ぶりの再会があったのです。

玄斎書籍.jpg

回氣堂玄斎先生。
もう十年以上も前になります。“性の伝道師” として名高い玄斎先生を偶々知った私は取材をさせて頂き、先生をキャラに漫画を描いたのです。
仲介人は、現在も交友あり当ブログにも度々ご登場頂く編集者 S氏でありました。


その玄斎先生とも取材から漫画の完成以降は私も転居したりで疎遠になってしまっていたのですが、幸いにして役立ったのが当HP。
S氏の監修の下に私が昔描いたその先生の漫画を、新たに制作する先生のホームページに掲載したいとのご意向を頂いたのです。
作品上のセリフに微細な修正のご要望等もあり、そこで先生と現在懇意にしていらっしゃるとの作家のご婦人がこのHPを見付けるに至り私に連絡をくださった経緯。
よりによって肌寒さ沁みる霙寸前の雨天の昨夕、この度めでたく玄斎先生と再会の一席が実現したのです。


えのき水野玄斎.jpg
左より、撮影帰りとのAV監督E氏,女流作家M野女史,性快楽の伝道師 回氣堂玄斎先生

…と、怪しさプンプンの強烈な連中が揃ってしまったのですから、これはもう三流エロ漫画家風情の私が俄かに太刀打ちできる席上ではありません。
女性の下腹部の解剖図を広げるや、侃々諤々とここの性感帯が何だの、柿とネズミだか栗とリスだか何か知りませんが、未熟者の私にはとても介入できない難解な研究発表が展開される始末で、もう止まりません。

ガメラとかソフビとかジャンボマシンダーの話題で懸命に皆さんのご機嫌を伺い場を盛り上げようと試みた私でしたが、それではディープな男女(のみならず男男,女女?)の性愛行為を日々追求する彼等の熱いハートを掴むに至らぬのも至極ご尤もと、お察し頂けましょう。


御苑で拙著.jpg
拙著を手にしてくださるM野先生

クドいようだけどさ…
そろそろ買ってけれ旦那ぁ~!!

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屁こき先輩作家との一席に翌晩は玄斎先生と、ニ晩連夜のタダ酒を頂いてしまった悪行の報いでしょうか、どうやら屁と急激な極寒で体調を崩した私は、節々の痛みから咳,鼻詰まりに悪寒に頭痛と、今朝から完全に風邪の諸症状に襲われてしまいました。

自らの健康と長寿を祈りつつ、ゆっくり静養すると致します。
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